★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

Davide Yoshi TANABE
vous presente

              ≪週刊フランスのWEB≫
                    第40号
Tokio, le 4 septembre 2000

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

Indice(目次)
1.チョコレート
2.サン・レミー村
3.寿司
    4.性格判断
5.街で拾ったフランス語
6.あとがき

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
              
1.Bienvenue chez le chocolatier
  http://chocolat.avena.net/coulisse/francais/index.htm

 僕にとってチョコレートといえばスイスなのですが、ヨーロッパ各国に、我こそはチョコレートの老舗というところがあります。最近では、ベルギーと英国だとおもいましたが、チョコレートの純度を争って、確かベルギーが純度の低い英国を槍玉にあげたのでした。大方の日本のチョコレートはインチキくさいですね。質のいいものは滅多矢鱈と高い。日本橋三越で期間限定でしか販売しないスイスのあるチョコレートとか、商品価値は別として馬鹿にしている。このサイトでご紹介するジョエル・デュランJoel Durandさんは、冬にとりあげた有名なスキーリゾート地ムジェーヴMugeveのホテルおよびスコットランドでデザートの修行をしたご仁。プロヴァンスはサン・レミー村に店を開いて、手製のチョコレートをつくっています。チョコレートのアトリエもみせてくれます。彼の工夫で、ちょっと他にはないチョコレートも発表。チョコレートが何パーセント含まれているかも書いている。写真説明も豊富で、まさに垂涎。甘いものも好きです。今は夏ですから、送ってもらえば、途中で溶けてしまうでしょうが、秋冬なら注文してみるのも面白いとおもいます。決して高価に過ぎるものではありません。200フランで72個入りの一番大きな箱がかえます。3200円くらいです。本MLの読者の方で秋口に思い出されて、オーダーがフランス語で面倒と言う場合には、愚生がお手伝い致します。勿論、手数料などはいただきません。但し、商用でないことが条件です。

====================================
2.alpilles,saint-remy de provence
  http://www.alpilles.com/

 前段で話題としたショコラティエ(チョコレート屋)のある村の紹介です。プロヴァンスは画家ゴッホ(フランス人は例の如くフランス風にヴァン・ゴーグと発音)のいたところです。あの「ひまわり」や自画像から景色をご想像ください。アルルも近い。日本の女性の留学生に人気の高いエックスなんかも。しかし、サン・レミーは本当に小さな小さな村です。こんなところで、冷えたロゼ・ワインを、土地のチーズかなにかをつまみながら、テラスで飲むなんていいですねぇ。チョコレートとだっていいかもしれませんよ。
 ロゼのお話が出たので、ロゼの郷にも行ってみましょう。ロゼは赤白ほど各地で作られているわけではありませんし、高価なワインでもない。赤を冷やして飲むことは、南仏でもしますが、やはり邪道。夏は冷えたロゼがいいですね。ポルトガルのロゼもいいけれども、ロゼといえばタヴェルTavel。その名もタヴェル村のワインです。サン・レミーからもそう遠くはありませんが、アヴィニョンからなら車で10分。
http://www.tavel.tm.fr/Tourisme.htm
このサイトも、いかにも「おらが村さ」の意気。たのしいサイトにしたてています。

====================================
3.Sushi-club, pour faire vous-meme vos sushi
  http://www.kaiseki.com/SushiClub/index.html

 Elisabeth Paul Takeuchiさんという人が作っているこのスシ・クラブは面白い。多分日本の方と結婚されたか二世の方なのでしょうが、写真を駆使して難しい日本料理の解説をしていらっしゃる。「魚を三枚におろす」とか、寿司米の作り方なんて、たいしたものです。大根の写真が人参に見えるのは愛敬。大根はDaikonではなく、Navet(ナヴェ)と訳していいとおもいました。ヨーロッパの普通のスーパーで売っている野菜の一つに今やなっています。卸し大根こそフランス人はやりませんが、卸し金(おろしがね)にはチーズを削る板を代用することができます。僕は東京で逆に卸し金でパルメザンやマンチェーゴ(これはスペインの誇るチーズ)を削って(Raper)います。寿司のネタにヨーロッパで不自由することはありません。魚は日本より遥かに安く、新鮮です。マグロのトロはどうしてあんなに高いのでしょう。需給とはいえ、異常です。このサイトに魚の名前の表が仏日英でのっています。魚の名前は日本でも地方によりまた魚の成長、季節によっても違ってしまうので、大変難しい。辞書ではわからないことが多いので、日仏の市場(いちば)でよく魚を観察してみなければなりません。

====================================
4.Test
  http://www.bruneau.org/test/index.html

 フランス語でテストというとまず、メンタル・テストのことを指すようです。学校の試験はexamenエグザマンですから、英語のテストと言う言葉がフランスにはいったのが、メンタル・テストからということでしょう。このページは、場面に合わせて性格判断をかなりの数の質問に答えながら、「遊ぼう」というものです。かなりタッチーというかプライヴェイトですが、僕も、一項目に付いて試して見ました。結果は何とPerversと出て、苦笑してしまいました。飽くまで「遊び」であって、正式の精神分析ではありませんから、あまり気になさってはいけません。質問数が20以上あって、面倒になりましたけれども、質問にどうしても回答者は構えたり、衒ったりするものですから、致し方ないと思います。回答に添えて、分析および警告までありました。僕の選んだ項目は因みに「sexuel」のところで、相当にあからさまな質問もありましたこと付け加えましょう。

====================================
5.街で拾ったフランス語

 下北沢をちょっと散歩しました。31ice creamというお店がありました。米系のチェーンとおもいますが、そこでマーラガを注文したところ、通じませんでした。フランスやイタリアでマーラガMalagaというとレザンRaisinの入ったアイス・クリームのことです。理由はしりません。でも、イメージがいいですね。そこで、マーラガの説明をしたら、「あゝ、ラム・レーズンね、ありますよ」とのこと。つまらない名前ですね、是非「マーラガ」に名称を変更したらと提案してきました。ペッシュ・メルバPeche Melbaはペッシュ・メルバというんでしょう、いくらなんでも。このデザートのアイス・クリームの起源は英国のホテルですが、名前はフランス語で世界共通だと思います。さて、喫茶店Cafeの名前で、かわっていたのがVoleur de fleur花泥棒。なかなか洒落ています。voleur comme une pieカササギみたいな泥棒といって、カササギPie(ピー)には迷惑な言いまわしがあります。ロッシーニのオペラの題名にもなっています。カササギは巣にきらきら光るものをなんでも持ちこんでしまうからなのだそうですが、そういえば、カササギみたいにおしゃべりななんていいますから、カササギはそれこそうるさく抗議したいかもしれません。なおPieはイタリア語のピオのフランス語名で、ピオというのはイタリアにいくらもいる男性の名前と同音。ローマ法王になったひとの名前でもあります。Cafeではほかにtrois chambres三つの部屋。レストランでle grand comptoir仮名がふってあってレ・グラン・コントワー。しかし、この末尾の「R」は発音しなければいけません。したがってコントワール。comptoirとはバーのカウンターのことですから、この下北沢にしては高いお店の名前には相応しくないかも。もっともcomptoirには、環状を払う場所のこともいいますから、それでいいのかな。ワイン・リストをのぞいたら、そうそうたるフランス・ワインが麗々しく書いてありましたが、本稿でのべたロゼは一本もありませんでした。

====================================
6.あとがき

 プーチン露国大統領が来日。強いロシアを目指す大統領として彼の国での人気は相当高い。沖縄で柔道をやってみせたりして、人気取りもなかなかです。しかし、僕には、どうしても、わかりのいい大統領とはおもえません。日本ではチェチェン侵攻について、かなり好意的にマスコミも書いていますが、あれは考えられないことです。毅然とプーチンに抗議しなければならない事柄なんです。その男に北方領土返還を出しに、シベリア開発と取引するなんてとんでもないことです。KGBのスパイはエリートだが、駆引きの分かる浪花節大統領だなどという愚かしい元外交官の評論家が出てきた日本のTVは低級です。なんでもフランスがいいわけではありませんが、英雄ド・ゴールだって、戦後すぐには大統領にな
れなかった、またアルジェリア独立戦争収拾のために担ぎ出された彼を、1968年にはドイツに逃げ出さざるをえなくさせる国民には、政治的平衡感覚があります。アメリカが莫大な資金をつぎこんでいるからといって、日本が追随することはない。シベリアはロシアのものではないと僕はおもいます。勿論、フランスに見習えなどというつもりもありませんが、独立国の証は、陸海空を防災訓練にかりだして、そのpresenceをうったえることでもなく、自らの意思を伝え、自ら決定できることを知らせることではありますまいか。

 本MLに広告を出せとしきりにメイルをいただきますが、現在その意思はございません。

precedente accueil suivante
retour a la table