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害虫


 主に日本国内で害虫として駆除の対象になっている種類について記します。ただし、ここに記された種以外でも、最近定着し始めた種や、小型で発生が小規模のためあまり問題になっていない種、普段は屋外で生活しているような種が迷入するケースなどもあります。

 ゴキブリの駆除には色々な方法がありますが、このページで紹介するよりも充実しているページがすでにあるので、そちらをご覧になって下さい。

 →資料 害虫関連リンク


クロゴキブリ
  Periplaneta fuliginosa

(ゴキブリ科)
体長:30〜35mm
説明するまでも無く、家屋内で最も普通に見かけられるゴキブリ。全身が黒褐色。
ヤマトゴキブリ
  Periplaneta japonica

(ゴキブリ科)
体長:20〜30mm
本州に分布し、日本在来種とされるゴキブリ。人の生活の変化とクロゴキブリの勢力に押され、屋内で見かけられることは少なくなった。全身が栗褐色で、オスはクロゴキブリに似るが、メスは羽が腹部の半分程しか無い。
ワモンゴキブリ
  Periplaneta americana

(ゴキブリ科)
体長:40〜48mm
南方産の大型種。かつては九州以南に分布が限られていたが、暖房の普及などで本州以北でも見かけられるようになった。やや明るめの褐色で、胸部の周囲に黄色の斑紋がある。
コワモンゴキブリ
  Periplaneta australasiae

(ゴキブリ科)
体長:30〜37mm
南方産の種で、ワモンゴキブリに良く似るがやや小型。主に南西諸島や沖縄に分布している。
トビイロゴキブリ
  Periplaneta brunnea
(ゴキブリ科)
体長:30〜38mm
南方産の種だが、暖房の普及などで本州以北でも見かけられることがある。茶褐色で、胸部に不明瞭な黄褐色の斑紋がある。南西諸島ではクロゴキブリよりも優勢。
チャバネゴキブリ
  Blattella germanica

(チャバネゴキブリ科)
体長:10〜15mm
ビル等で普通に見かけられる小型のゴキブリ。明るい黄褐色で、胸部の縦方向に2本の褐色の斑紋がある。
ハイイロゴキブリ
  Nauphoeta cinerea

(ハイイロゴキブリ科)
体長:20〜30mm
東アフリカ原産と考えられている進入種。従来は南西諸島などに分布が限られていたが、本州以南の港湾や都市部でも見かけられるようになってきた。灰褐色で、胸部に斑紋がある。

 その他、屋内性害虫としては、オキナワチャバネゴキブリ(チャバネゴキブリ科)、キョウトゴキブリ(チャバネゴキブリ科)、ヨウランゴキブリ(チャバネゴキブリ科)、オガサワラゴキブリ(オガサワラゴキブリ科)、イエゴキブリ(ゴキブリ科)などが挙げられますが、現在の分布は亜熱帯域や一部都市などの局所的な分布に限られています。この中でイエゴキブリは南西諸島の在来種ですが、ワモンゴキブリ等の外来種に押されて近年減少しているそうです。
 また森林性のゴキブリでも、林床部周縁に住むものや、灯火に集まる習性を持つ種が家に入り込むことはありますが、そういう種が害虫として定着する事はほとんどありません。
 近年では、ビルや一般家屋でも暖房の発達によって、従来は熱帯域にしか住めないような種でも定着してしまう事があります。「ゴキブリのはなし(安富和男 著)」によると、北海道の民家でブラベルス・ギガンテウスが発見された事もあるそうです。


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