"In der Kaserne, in dem großen Tor," von dem Film "08/15" 11/01/2004
映画『08/15』にあらわれる兵営のシーンと当時の文献の比較です。


私のHNの元になった西ドイツ映画『08/15』では第二次大戦開戦当時の、ドイツ陸軍の兵営生活が細部に渉り的確に描かれています。戦後間もない作品なので施設・軍装・兵士の行動の再現が比較的容易にできたからだと思います。当時の映画パンフレットによれば、シュルツ准尉役のエメリッヒ・シュレンクは本物の准尉の経験者だそうですし、アッシュ上等兵役のヨアヒム・フックスベルガーは降下猟兵の上等兵だったとのことです。
ここでは手元にあります1935年版の"絵入りDUDEN"と、友人であるSTEINERさんのお持ちのやはり1935年版の"SOLDATEN-
LEXIKON"から、映画の場面と似通った画像を抜き出して比較してみることにしました。
画像はアメリカの軍事ビデオ販売でおなじみの"IHF"で購入したビデオからいただいております。
※このページは映画『08/15』を紹介し、その鑑賞を促進するする目的で作られており、営利目的ではありません。使用している映画の画像また英語字幕の著作権は、それぞれを製作した原著作者にあります。 

兵営の門です。外出着の将校がまさに営門を出ようとしています。衛兵の立っている側が元来の出入り口なのですが、将校は車路側から 出ようとしています。なぜ車路側の門が開いているかと言うと、この絵では見えませんが将校の後ろ側から部隊が営門を出ようとしているからです。(画像DUDEN=D) いいご機嫌のシュルツ准尉のご帰還です。やはり衛兵側の扉から入って来ました。画像は営内に入ったところです。准尉どの、サーベルをお持ちになっています。んん?何か変。DUDENでは営門の中にある"Schilderhaus"
(衛兵の立哨するボックス)が門外にあることです。
准尉どのの検閲です。DUDENには"der Ober-
feldwebel(乗馬部隊ではOberwachtmeister)"
とあります。映画のHauptwachtmeisterと何がどうなっているんでしょう。「兵隊言葉で"デア・シュピース"すなわち"die Muttter der Kompanie"(中隊のお母さん)」なんだそうで。(D)
兵士を整列させて「気をつけ!」「休め!」の訓練。シュルツ准尉の土曜の午後のお楽しみです。右上の画像そっくりでしょう? 被服庫です。新兵への被服支給のようです。右に立っているのが被服掛下士官。(D) 映画の中の被服倉庫です。ここにとじこもりたいと思っている方々も多いことでしょう。左が被服掛のヴェルクトロイ曹長。煙草を吸っている曹長の後ろの文字は「禁煙」(笑)。
射撃場の射台(die Pritsche)です。絵のように伏射に使用します。「6」は薬莢受け。(D) 射撃訓練です。中隊一の射手シュルツ准尉の監督のもと、いろいろな姿勢で射撃します。右奥に見えています射台は、DUDENの画像と異なり二段になっているようです。 ロッカーの中です。("SOLDATENLEXIKON"="L")
ロッカーの中を准尉どのに点検されています。映画のロッカーの扉は親子開きで、左の子扉側の上の段にシルムミュッツェがあるのが見えます。 敬礼の仕方。無帽の場合は右手を斜め上に上げるいわゆる「ドイツ式あいさつ」です。一般には「ナチ式」と思われていますが、ヴァイマール共和国以前からこうだったのでしょうか。(L) 映画、ちゃんときまりを守っております。日本軍なら無帽の場合は頭を下げる敬礼になるところです。