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ワールドカップに見た韓国・韓国人
イ・オンジョン

私はサッカーを見ることがとても好きです。だから今回のワールドカップが開かれた時も釜山で開かれたポーランドとの試合は競技場で見ようと決心しましたが、試験期間であったし、切符も買うことが出来なくて行って見ることができませんでした。けれども学校の体育館で友達と共に見ました。人々も多く、とても楽しかったです。それに加えて我々が2:0で完勝!喜びは2倍でした。
このように6月一ヶ月は私だけではなくて大韓民国の国民ならすべてそうだったでしょうが、熱情、歓喜、感動、このすべてが共にある一ヶ月でした。そして私が韓国人と言うことがあまりにも誇らしかった一ヶ月でした。
日が過ぎるほど大韓民国の街の応援はだんだん増えて、最後3・4位決定戦の時は「街の応援が700万人」という大変な記録を立てて、2002韓・日ワールドカップは幕を閉じました。今、韓国人なら「大〜韓民国」というコールを知らない人がいなくて、我々の国民性と我々に潜在している力に驚きました。
特に私はイタリア戦とポルトガル戦の競技がいちばん記憶に残っています。その二つの競技は我々の韓国人の根性を見せた「ドラマよりさらに濃い感動」を呼びました。8強を確定したイタリア戦はヘウンデの海辺で友達と共に砂の上に座って大型スクリーンを見ました。本当に手に汗を握らせる勝負であったし、緊張を解くことができない競技でした。FIFAワールドカップで3回も優勝したイタリアを2:1でやぶって8強に進出した瞬間すべて涙の海になって、知らない人と共に笑うことができました。後半34分ソル・ギヒョンの劇的な同点ゴールが決まって、延長戦でのアン・ジョンファンのゴールデンゴール・・・。韓国は今回のワールドカップでいろいろな現象が起きましたが、それもワールドカップスターが誕生したと言うことでした。アン・ジョンファン、キム・ナムイル、ソン・ジョングク、パク・チソン、ソル・ギヒョン、イ・ウンジェ、チャ・ドゥリ、イ・ヨンピョなど、みんなすごいヨーロッパの選手よりさらに優雅で大きかったです。
とにかく、競技が終わって我々はすべて道路に出て、人々も街に出ました。車両は「大〜韓民国」のコールに合わせてクラクションを鳴らして、顔も分からない人々がハイファイブをして、歌も共に歌いました。大通りはバスに占拠(?)されて、バスの運転手のおじさんも微笑んだままバスクラクションを鳴らしていました。横にいた外国人はそれこそ珍しい風景に口がふさがらなくて、笑ってハイファイブに参加しました。
前にも話しましたが、世界的に感嘆と賛辞を受けた路頭応援は700万人を超す大変な人々でした。市庁前、光化門前の大変な人出にも関わらず、終わってからちり紙一つなしにきれいだったそうで、交通事故も一件もなかったそうです。
今回のワールドカップを見ながらこのように素敵な行事をやり遂げることができた力、それは民族的な気質から始まったのではないかと考えました。3・1万世運動、光復、光州民主化運動、6月抗争・・・いつも我々の国民は苦しみを分担して、楽しみを倍増させる方法を自主的に分かってきたと思います。我々はいつも自分たちを評価しませんでした。正確に言えば、いつも多く批判してきました。非合理的な考えと学閥を優先させる政治風土、国民はどうなろうとお互いをこき下ろすばかりの政治家たち、支配を受けた民族の歴史について罵るのには熱を上げるが外国人労働者とは壁を作る二面性、賄賂無くしては成立しない取引の慣習、周辺大国の顔色を伺わなければならない弱小民族の悲しみ、火のように熱くなったのもつかの間、いつそうだったのかと言うかのごとくすぐ冷えてしまう「鍋」根性、東南アジアや後進国に行ってはお金をどんどん使って王様のようになりたがる俗物根性・・・。すべてではありませんが、否定することができないのも事実です。
日本の国民性は「本音」と「建前」の二重性です。比較をすれば、韓国の家外と家内がそうかも知れません。他人が見ている時と見ていない時の行動が違います。私が子どもの頃、88年のオリンピックの時にも外国人は韓国人の秩序意識にかなり感銘を受けたと言います。そして、我々の国民意識が高まったと自画自賛しましたが、何年かの後振り返ると、そうでなかったことが明らかです。ワールドカップが終わった今、再び以前のようなミスを繰り返してはならないと思います。
しかし、私の考えでは韓国は躍動的な国です。
TVで(うまく思い出せませんが・・・)カナダの女性がインタビューされている所を見ました。カナダの生活はどうですかという質問に、安定はあるがあまりにも安定的でビジョンが少ないと言う話をしていました。
韓国はそのような面から高い溶鉱炉と同じだ、という話をしていました。「やる時はやる」という民族的な気質・・・だから成長はあるが基礎がない場合が多いのも事実です。
サッカーでは幼少年サッカーが重要なように、工学を後押しする基礎科学が重要だとは認識していても、実際の所その分野で働いている人は少ないです。たぶんすべての分野で先進国に返り咲いて生きてきたせいで、当たり前と考えてきたようです。

それでも私は私の国・韓国を愛しています。
そして今回のワールドカップでもっと愛することになりました。共に嬉しがり、共に悲しがる気質を持った大韓民国の国民が好きです。私はワールドカップの記事を書きたい外国人記者に観衆が入場券を軽くあげた、という話を聞いて「韓国人らしい」と思いました。その一枚の切符が外国の多くの人達にどれほど韓国のいいイメージを植えてくれたでしょう。
そして最善を尽くして感動くれた23人の代表チームと「赤い悪魔」は自慢の種です。ゴールを入れた後時間を引き延ばすこともなく、誠実な選手の姿を見ながら、そして終始一貫熱心に応援する「赤い悪魔」の熱情を見ながら、われわれ自身もそして外国人も、韓国人に対する素晴らしい印象を持っただろうと確信します。