[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」

カリンの大阪弁講座
■大阪弁講座トップに戻る
その1 「してなぁ」「してやぁ」「してぇな」「してぇや」を使い分けよう
「始まりました。カリンの大阪弁講座。先生はうち、鶴原花鈴です。
 よろしくお願いします」
「私が生徒の喜多見遥です…って、これじゃあ生徒っていうより、園児じゃない!?」
「似おてるで」
「いや、嬉しくないし…」
「ほんなら早速やけど、今日の講義内容はこれです」

「してなぁ」「してやぁ」「してぇな」「してぇや」を使い分けよう

「うーん…いきなり難しいわね。全部同じのように見えるんだけど」
「実際につこてみながら、覚えましょう。ほんなら、まず『してなぁ』やけど…
 『はよしてなぁ』」
「はよしてなぁ」
「『早くしてね』ゆう意味です。これはちょっとしたお願いの時に使います」
「じゃあ、『はよしてやぁ』になると、どうなるの?」
「『はよしてやぁ』やと『早くしてよね』ゆうくらいのニュアンスになって、
『はよしてなぁ』より、もう少し相手を急かす感じになります」
「ふーん。じゃあ、もしかしたら、『はよしてぇな』は更に急かすの?」
「そうやなぁ。『はよしてぇな』になったら、急かすんもあるけど、
 それ以上に、気持ちの面が入ってくんねん。
 『早くしてよ』ゆう意味で、こう言うてたら、相手はちょっと怒ってる思た方がええかな」
「この順序からして、最後の『してぇや』を使った『はよしてぇや』は
 一番強い言い方?」
「正解!すごいやん、遥」
「いやいやいや。大体想像つくから。ほら、続きを"はよ言ってぇな」
「それを言うねんやったら、『はよゆうてぇな』の方がええで。
 大阪弁はウ音便の活用をするから」
「ハッ!…下手に使うもんじゃないわね」
「実際つこていった方が勉強になるから、失敗を怖がらんとつこていってなぁ」
「で、『はよしてぇや』は共通語に訳すとするとどうなるの?」
「『はよしてぇや』は、『早くしてってば』ゆう感じの意味になって、
 これを言うたら、相手は怒ってるし、貴方に対してちょっと呆れてると思た方が
 ええかもしれません」
「…つまり、語尾を延ばすのと『て』の音を延ばすのでは
 後者の方が命令の意味合いが強くなって、
 更にその中で『な』を使うのと『や』を使うのがあって、
 『や』を使った方が強い口調になるってことね?」
「うん。多分それで合うてると思う」
「多分…って。"しっかりしてやぁ"」
「そうそう!そう使うねん。以上を表にまとめるとこうなります」

「してなぁ」=「してね」、「してやぁ」=「してよね」
「してぇな」=「してよ」、「してぇや」=「してってば」

次第に強い依頼(命令)表現へとなっていく

「…初めからこれを出したら良かったんじゃない?」
「そしたら、このコーナーすぐ終わってまうやん。あ、もう終わりの時間やて。
 みなさん。ほんなら、また見たってなぁ」
「え。あ。じゃあ、またね」
■カリンの大阪弁講座その2へ
カリンの大阪弁講座 その1