付録・てらポチの東京弁講座 語彙
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表の見方の説明です。

東京弁語彙 語彙共通語訳
備考
東京弁例文 例文共通語訳
東京弁
共通語
ア行
ありゃ あれは
「ありゃあ一体何だ?」 「あれは一体何だ?」
あるって(歩って) 歩いて
「このまま歩って行きゃあ分かるよ」 「このまま歩いて行けば分かるよ」
あんま あまり
「あんま興味ねぇなぁ」 「あまり興味がないなぁ」
うざい 鬱陶しい
若者言葉。多摩弁「うざったい」より派生したそうです。
「あいつまじうぜぇ」 「あいつ本当に鬱陶しい」
うざったい 不快だ
多摩弁
「雨に濡れちまってうざったい」 「雨で濡れてしまって不快な感じだ」
えばる 威張る
「ちょっと利口だからってえばんじゃないよ」 「少し賢いからといって威張るんじゃないよ」
おっこちる(落っこちる) 落ちる
「溝に落っこっちゃった」 「溝に落ちてしまった」
おっぱらう(追っ払う) 追い払う
「あんな奴、俺が追っ払ってやるよ」 「あんな奴、俺が追い払ってやるよ」
カ行
かたす(片す) 片付ける
「さっさと片しなさい」 「さっさと片付けなさい」
きもい 気色悪い
若者言葉
「ちょっとー、マジきもいんだけどー」 「ちょっと、本当に気色悪いのだけれども」
くんない くれない
単独でよりも、頭に動詞を伴った時の方が「くんない」に変化しやすいです。
「ねぇ、一緒に来てくんない?」 「ねぇ、一緒に来てくれない?」
こりゃ これは
「こりゃもう駄目だろ」 「これはもう駄目だろう」
サ行
しくだい 宿題
「今日はしくだいやんなきゃなんなくてさぁ、遊べないんだよ」 「今日は宿題をやらなくてはならなくてね、遊べないんだよ」
しゃーねぇ しょうがない
ぞんざいな表現です。
「無くなっちまったものはしゃーねぇよな」 「無くなってしまったものはしょうがないよな」
しんじく 新宿
「しんじくに行く日に限って中央線が止まる」 「新宿に行く日に限って中央線が止まる」
しんない(知んない) 知らない
「またそんな事してぇ…怒られたって知んないよ?」 「またそんな事して…怒られたって知らないよ?」
すげぇ 凄い、凄く
ぞんざいな表現です。
「お前、その格好、すげぇ変だから」
「すげぇ勢いで突っ走って来やがんの」
「お前、その格好は凄く変だぞ(、分かるよな?)」
「それはそれはもの凄い勢いで走って来やがったんだよ」
すっころぶ(すっ転ぶ) もの凄い勢いで転ぶ
「さっきそこですっ転んで恥ずかしかったよ」 「さっきそこでもの凄い勢いで転んで恥ずかしかったよ」
すっとぶ(すっ飛ぶ) もの凄い勢いで飛ぶ
「すっ飛んでイスタンブールへ」 「もの凄い勢いで飛んでイスタンブールへ」
すみっこ(隅っこ)
「隅っこまできちんと掃除しなくっちゃ」 「隅まできちんと掃除をしなくては」
そりゃ それは
「そりゃないでしょ」 「それはないでしょ」
タ行
ため 同学年(同い年)
遠州弁起源説や東北地方の方言としても紹介されているのを見かけるので、東日本共通の語彙なのかもしれません。
「俺とあいつ、ためなんだよ」 「俺とあいつは同学年だよ」
ちげぇ 違う
若者言葉。かなりぞんざいな表現だと思います。
「ちげぇよ、おめぇじゃねぇよ」 「違うよ、お前じゃないよ」
つっぱしる(突っ走る) もの凄い勢いで走る
「あんま突っ走ってるとすっ転ぶぞ」 「あまりもの凄い勢いで走っているともの凄い勢いで転ぶぞ」
でかい 大きい
品位の高い場面での使用はあまり宜しくないと考えられていると思われます。
「あんまでかい事を言うもんじゃないよ」 「あまり大きな事を言うものじゃないよ」
ナ行
ねぇ 無い
ぞんざいな表現です。
「どこにもねぇっつうこたぁ
誰かが持って行っちまったんじゃねぇか?」
「どこにも無いという事は
誰かが持って行ってしまったのではないか?」
ねっころがる(寝っ転がる) 寝転がる
「干したお布団に寝っ転がると気持ちいいね」 「干したお布団に寝転がると気持ちいいね」
のっかる(乗っかる) 乗る
「頭に何か乗っかってるよ?」 「頭に何かが乗っているよ?」
のっける(乗っける) 乗せる
「駅まで乗っけてってくんないかなぁ」 「駅まで乗せて行ってくれないかなぁ」
ハ行
はじ(端) 端 (読み:はし)
「このはじを渡っちゃ駄目なんだってさ」 「この端を渡ってはいけないという事だそうだよ」
はじっこ(端っこ)
「端っこじゃなくてもっと真ん中へ来なさい」 「端ではなくてもっと真ん中へ来なさい」
ぱち
若者言葉。ぞんざいな表現です。
「ぱちこいてんじゃねぇよ」 「嘘をつくんじゃないよ」
ばっか ばかり
「馬鹿ばっか」 「馬鹿ばかり」
はなっから(端っから) 初めから、端から
「端っから信用しねぇっつうのはどうなんだろうねぇ」 「初めから信用しないというのはどうなんだろうね」
ぶつ 叩く
「顔はぶたないで。私、女優よ」 「顔は叩かないで。私は女優よ」
ほんと 本当
「ねぇ、ほんとの事を言って!」 「ねぇ、本当の事を言って!」
マ行
まっつぐ 真っ直ぐ
「ここをまっつぐ進んだら明治通りに出られるから」 「ここを真っ直ぐ進んだら明治通りに出られるから」
まんまんなか(真ん真ん中) 真ん中の中の真ん中
「ど真ん中」は共通語としての地位を確立しているように思われますが、元々は近畿方言等、西日本系の語彙でした。
「ここが銀座の真ん真ん中」 「ここが銀座の真ん中の中の真ん中」
みっける(見っける) 見つける
「見っけた!」
「えへへ、見っかっちゃった」
「見つけた!」
「えへへ、見つかってしまった」
めっける (→みっける)
ヤ行
やだ 嫌だ
「お見合いなんて絶対やだからね」 「お見合いなんて絶対嫌だからね」
やっかむ 妬む
名詞形は「やっかみ」です。
「あんまりあいつの事、やっかんじゃ駄目だよ?」 「あまりあいつの事を妬んではいけないよ?」
やっぱ やはり
「やっぱコーヒーでしょ」 「やはりコーヒーでしょ」
やんなる 嫌になる
「やんなっちゃった」 「嫌になってしまった」
よす(止す) やめる
「止しなさい」 「やめなさい」
ワ行
わかんない(分かんない) 分からない
「そんな事言われたって全然分かんない!」 「そんな事を言われても全然分からない!」