北山 文夫さん講演会のお知らせ 

北山さんは現在JR東日本の(株)オレンジページの経営企画部長です

                 市民大学講演にあたって

 
3年ほど前になりますが、浅田次郎さんのサイン会でのことです。
サインしてもらっている時に、「私も同じ昭和26年生まれでして・・・」と話しかけたところ、
「同級生ですね。ほんとに何年か違うだけで、ぜんぜん話が通じないんだよねえ」「ほんと
にそうですねえ」との短い会話。
  南高卒業以来ほとんど同級生という言葉自体に縁の薄い日々を過ごして来たものです
から、想定してなかった浅田さんの同級生という言葉に、何か新鮮な響きを感じたのを思
い出します。  同じ頃、片山恭一さんの幾つかの作品に出会いました。誰もが通り過ぎる
青春時代が描かれ、その舞台の多くが宇和島周辺だったこともあったせいか、それまで
読んできた小説とは違った読後感がありました。
  年代が近いことによる共通性、エリアを共有することによる共感、ということは、高校の同
級生となれば、その両方の共感があるのだろうなあと思ったりしたそんな頃、森本秀樹さん
の画集を見つけました。その後いろんなやり取りの中で、昨年宇和島で行われた森本秀
樹展―記憶のUWAJIMAに同級生雑感というメッセージを書き、そこから今回の講演の
お話をいただいた次第です。
何を話すのかとお思いになることでしょう。ベースになる のは、メッセージの以下の部分です。

  「スローとかロハスとか言われるライフスタイルにもっと注目しなければならないの
ではという想い、それは経済成長に根ざした生活から、人間らしい生活への変化か
もしれない。
地方の時代といわれながら、全国的に地方も都会もえらく疲れ果てているように感じ
る時がある。のどかな時代に比べそれはもうどうしようもないところまで来てしまってい
ると思ったりもするが、まあそんなに悲観的にとらえることでもなく、それぞれの地域の
風景や地道な日々の生活の中に、意外なまでの強さが潜んでいるのではという気持
ちも強い。」

 
宇和島南高校卒業後宇和島を離れ、主に首都圏で普通のサラリーマン生活を送ってき
ましたが、ささやかな幾つかの体験を通じた宇和島への思いを素直に語ってみたいと思います
  宇和島中心に暮らしているとつい見過ごしてしまっているかもしれないそのすばらしさや、
故郷を巡るちょっとした見方の違いなどを、もし一つでも見出していただければ幸いです。

 (タイトル)

       「“世界基準の田舎都市”を目指す宇和島に思うこと
                   ・・・一人のサラリーマンのささやかな体験から」

 (講演概要)
    日時:2007年5月20日(日) 13時30分〜   @ 宇和島生涯学習センター
    概要:
     1.読書体験からの「宇和島」  当時の校長先生の「河口に立つ人のために」にも触れて
     2.南房総鴨川での自然農業体験と「宇和島」
     3.インターネットで広がる世界と狭まる距離感の中の「宇和島」
     4.“世界基準の田舎都市”目指す「宇和島」に想うこと  (一部抜粋)

         ○ “田舎”はすばらしいところ。何もないと言われるが、実は大切なもの
            (豊かな自然や和む風景、歴史と文化、文学など)が何でもある。
         ○ ちょっとした従来の価値観を変えてみると、この“田舎”は世界基準のもの。
            宇和島は宝の山なのではないだろうか。変わってしまったとも言われるが、
            変わらない宇和島らしさがやはりあるのでは。
         ○ 日々の地道な想いや営みをこつこつと継続しているのは、すごいこと。
            農業、漁業、林業、製造業、芸術、文化・・・。

                  北山 文夫(千葉市在住  昭和45年宇和島南高校卒業)

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