(だいにじすーぱーろぼっとたいせん)
「スーパーロボット大戦コンプリートボックス」に収録されていた作品。元はファミコン(以下FC)で出ていたものをリメイクしたものです。「第二次〜」は昔友人がFCでやっているのをよく見ていましたが、とにかく「パイロットの乗り換えが出来ない」、「どんな敵も一撃じゃ倒せない」等、近作からは想像出来ない難しい作品だった気がします。シナリオについてもクリア条件が「ただ逃げるだけ」という章が二箇所程度あり、マジンガーZやガンダムがひたすら逃走するといった情けないシナリオがありました。「〜コンプリートボックス」でリメイクされた今作では、「第三次スーパーロボット大戦」や「スーパーロボット大戦EX」にシステムを合わせ、パイロットの乗り換えが出来たり、精神コマンドが追加されたりしています。不満点としては、「キャラへの愛情が感じられない」という点が挙げられます。この作品に限らず、「スーパーロボット大戦」(以下スパロボ)に僕が求めているのは「戦略性」ではなく、「原作とifの擦り合わせ」なのです。例えば「インターミッションでのキャラの掛け合いを、いかにストーリーを壊さずに上手く滑り込ませるか」という点や、「いかにして原作のストーリーを本作品のストーリーと上手く融合させるか」という点が、「スパロボ」の中で重視されるべき事柄であると思います。しかし、それとは別に「原作にはキャラ同士の無い夢の競演」などという事もまた、「スパロボ」を面白くさせる要素ではないでしょうか?そういった点で見れば、例えば「フォウやロザミアを折角仲間にしたのに、次の章ですぐ死んでしまう」といったような事に、「キャラへの愛情が感じられない」という批判的な見方をせざるを得ないということもあるのです。原作の雰囲気を壊さない程度にせざるを得ないとはいえ、この点はもう少し何とかして欲しいなぁと思います。
(だいさんじすーぱーろぼっとたいせん)
「第二次〜」の続編。前作でラスボスから指摘された「異星人の脅威」が現実のものとなるという話。「スパロボ」シリーズの出世作といっても過言では無い程の傑作といえると思います。「第二次〜」ではFCだったのが今作からSFCへと移行し、グラフィックやシナリオが大幅に追加され、ロボットやキャラも多数追加されました。それら多数のキャラやロボットに原作を見ないと分からないようなネタを多数散りばめ、それが僕がスパロボに求める「原作とifの擦り合わせ」を上手く作り出している辺りは「傑作だ」と感嘆させてくれます。またこの作品はスパロボ史上に残る難易度の高さでも知られています。その要因としては、シナリオが長大、敵の数が過大、中ボスが多大、こういった点が挙げられると思います。しかしながらこれはスパロボシリーズの成長によって出来た産物であり、決してつまらない意味での「難易度の高さ」に繋がっているものでは無いと思います。例えばシナリオをとって見てもダラダラと長い訳ではなく、マルチシナリオ制の導入のおかげでシナリオの選択が今作から可能になり、そのことがプレイヤーに「話が長い」と思わせる原因となったのではないだろうかと推測します。マルチシナリオ制の導入はスパロボに新たな楽しみ、つまり「全てのエンディングを見る」といったような目標を作り出し、スパロボを更に深く楽しもうとするプレイヤーを増やしたと言えるはずです。こういった点で僕はこの作品を「傑作」に位置付けているのです。
「第三次〜」と後述の「第四次スーパーロボット大戦」(以下「第四次〜」)の間にあったとされる「ラ・ギアス事件」を扱った作品。外伝的な作品とされていますが、「第四次」序盤のインターミッションで「『地上人召還事件』のおかげでロンド=ベル隊が整理縮小された」との発言も見られる事から、スパロボの正史の一つとしても問題は無いと思います。話としては「第三次〜」を終えたロンド=ベル隊のメンバーたちが地下世界「ラ・ギアス」に突如召還され、地下世界の戦乱に巻き込まれていくというものです。特徴としては従来のストーリーとまったく違うストーリー展開をしている事、オリジナルのロボットが多数登場している事が挙げられます。特に「3人の主人公の中から選び、それぞれ展開の異なるストーリーを追っていく」という設定は、それまでのスパロボには見られないものです。大抵一つの出来事を一つの視点から追っていくタイプのストーリーが多かったスパロボシリーズですが、今作ではいつも敵方に回るシュウ=シラカワを主人公にしたストーリーもあり、いつもとはまた違った面白さが味わえると思います。3つの異なるストーリー展開を見せるためか、一つ辺りのストーリーのシナリオが短いのが難点といえますが、その点だけを見ればスパロボの入門として適した長さではないかなと思います。他の作品を見ると50、60を超えるシナリオ数をこなさなくてはならないものもあり、その点を「ちょっと手を伸ばす気になれない」という理由に挙げるゲーム愛好家が(少なくとも僕の周りでは)多いのも事実です。スパロボを手軽に楽しむにはいい作品といえるでしょう。
(だいよんじすーぱーろぼっとたいせん)
「第三次〜」の続編。僕が中1の頃に発売されましたが、「第三次〜」等の続編というネームバリューにつられ、何の迷いも無く定価で買ってしまいました。今にして思えば「我ながら定価12800円なんてよく迷わず払ったなぁ」と思ってしまいます。それがプレイステーション(以下PS)に移植され、廉価版にもなり、現在では定価2800円で売られています。それだけこの作品には多くのファンがいるのでしょうか?さて今作は前作以上に多くのロボットやキャラを追加し、シナリオも増えました。特に今作からはエルガイムが加わり 、「〜EX」で初登場したダンバインと合わせた二つの作品がスパロボの世界に大きな影響を及ぼしたように思えます。ダンバインとエルガイムの世界観はもちろん、ダンバインに登場するオーラバトラーが回避率が高く、攻撃力もスーパーロボット並にあることから、僕の中ではスパロボ攻略における一大革新が起きました。また、前回では異星人が地球のロボットを再利用していましたが、今作からはオリジナルのロボットで攻めてくるようになりました。そして今作からは主人公がオリジナルで作成できるようになり、今までとはまた違う意味でストーリーに感情移入できるようにもなりました。本編以外にもカラオケモードで「マジンガーZ」が歌えたり、ロボット一体一体の説明が見られるロボット辞典があったりと結構追加点が多い作品といえるでしょう。そして難易度は前作ほど高いとは思えません。シナリオは長くなっていますが、オーラバトラーの登場で戦闘がかなり楽になっているように思えるからです。スパロボシリーズの入門編としてお奨めできる作品といえるでしょう。ちなみにもしPLAYするならPS版でも安く、一部ゲームバランスを考えて能力変更がなされているようなのですが、ロードが長いのでPLAY時間がかかってしまうのでお奨めできません。
「第三次〜」までの設定を受け継ぎつつ、「第四次〜」とは少々異なるストーリーを持つ作品。「第四次〜」のアナザーストーリーとでも言うべきでしょうか。後に出る「スーパーロボット大戦F 完結編」と本作の二つで話が完結するという「壮大な」ストーリー展開で、この作品ではその前半?部分を扱っています。今作では「エヴァンゲリオン」やら「イデオン」やら「トップを狙え」やらといったアニメのロボットが新たに加わり、更にファン泣かせのイベントや会話の掛け合いを多くストーリーに盛り込んでいる点は評価できます。また従来は作品間での使い回しが多かったシナリオマップを一新し、より新鮮な気分でスパロボに取り組めるようになりました。そして今作か戦闘中のキャラにボイスが付き、ファンにはたまらない一作となったのです。しかしこの作品は非常に不満点の多かった作品としても有名です。例えば二作に分けて発売する事を発表した直後から「ストーリーが完結しないのに定価6800円で売るのは高い」との批判が出ました。また、発売直後から「メモリー関係を破壊するバグがある」と指摘を受けたのは有名な話でしょう。内容に関しても「エヴァンゲリオンやガンダムWばかりムービーやらイベントやら出てきて他の作品が軽視されている」とか、「グラフィックがSFC作品と大差無い」等、多くのスパロボファンにとって納得できる作品にならなかったのが残念です。個人的にはCDの枚数を多くしてもいいので、もう少し待って「スーパーロボット大戦F」と「スーパーロボット大戦F 完結編」を合わせて一作として発売して欲しかったなぁと思います。
(すーぱーろぼっとたいせんF かんけつへん)
前作「スーパーロボット大戦F」の「完結編」。前作で出なかったロボット達もストーリーが展開していく過程で出揃い、二作に分かれた長大なストーリーが文字通り「完結」します。前作以上に多くのロボット達がマップの中で暴れまわり、豪華声優陣が揃ったキャラボイスが乱れ飛ぶ様は圧巻といえるでしょう。しかし今作でも前作のように不満点は多く出ています。特にゲームバランスの悪さが目立ちました。オーラバトラーやモビルスーツといったいわゆる「リアルロボット系」とマジンガ―ZやコンバトラーV、イデオン等の「スーパーロボット系」の間に移動力や攻撃力の差があり過ぎてPLAYする側にしてみればイライラするとか、イデオンの「イデオンガン(だったかな?)」の威力があり過ぎて精神コマンド次第ではボスクラスの敵でも一撃で落とせてしまうとか色々挙げられます。他にも前作で出てきた「エヴァンゲリオン」等のロボットが突然役に立たなくなったり、「奇跡」などという「必中」やら「閃き」やら「魂」やら全部詰め込んだある意味卑怯な精神コマンドが登場するなどバランスの悪さが随所に表れた作品となってしまいました。長い歴史を持つスパロボシリーズにはファンも多く、SFCからSSへとハードを移して発売された「スーパーロボット大戦F」並びに「スーパーロボット大戦F 完結編」に期待する人が多かった事の表れでもあるのでしょうが、PLAYする側としても「もう少しどうにかなったのでは・・・」と思える作品でした。ちなみに前作も今作もPSに移植されていますが、「第四次〜」等と同じくロードに時間がかかるのでお奨めできません。
(すーぱーろぼっとたいせんがいでん まそうきしん)
「〜EX」で出てきた地下世界「ラ・ギアス」を舞台といた作品。「スーパーロボット大戦外伝」と銘打ってありますが、マジンガ―Zやガンダムが出る訳では無く、魔装機と呼ばれる地下世界独自のロボットによる戦乱を題材とし、そこにロボット改造やら精神コマンドやらを付け加えてスパロボ風に仕上げたという作品だといっていいでしょう。特徴としては、スパロボシリーズに入りながら(唯一といってもいいでしょうか)完全オリジナル、つまり元ネタを持たない作品であった事が挙げられます。確かに世界観は「〜EX」の物を用いていますが、従来色々な漫画やアニメに登場したロボット達を揃え、その作品の世界観をいかに反映させるかに腐心してきたスパロボの歴史を見れば、この作品はまったくの手探り状態から作られたものといっていいでしょう。それだけに難しい制作だったのではないかなと思いますが、出来上がった作品を見るとゲームバランスも良く、難易度も多少易しめに仕上がった今作には、スパロボ好き如何に関わらず多くのファンを獲得したようです。未だに中古市場でも品薄でSFCとしては比較的高額で取引されている現状がそれを裏付けてくれるでしょう。一スパロボファンとしては「〜EX」で出てきたキャラやロボットが大分カットされていたり、後半に行く程歯ごたえのあるシナリオが無くなって来るなどの不満はありますが、オリジナルキャラやロボットが大活躍する今作は従来のスパロボとはまた違った面白さが見出せる作品であると思います。後は別ハードに移植してくれるとより遊びやすくなって、PLAYする側としては嬉しい限りなんですが・・・。