ホームシアターを作る目的は映像作品を、自宅にいながらにしてして映画館のように楽しむことである。

そのために必要なことは以下の点である。

(内容はほとんど独断と主観に満ちていますのでこんなこともあるんだな程度に読み流してください)

 DVDやLDの画質の向上により、またプログレッシブDVDやスキャンコンバーターのおかげで、より近距離からスクリーン上の映像を鑑賞でき,まるで自分も映像の中に入り込んでいるような感覚が得られる。この大画面にする目的とはより大きな視野角を得ることにあると思われる。大きな視野角を得るためには小さな画面でも可能であるが、かなり近づかないと無理だし、そうすると走査線がじゃまになってきて映画を楽しめない。また人間は物理的な大きさを感じ取る能力があるため、やはり大画面が必要となる。

 NHK技研の研究では視野角が30度を越えると画面が急に現実感を持ってくるとのことである。そのためには横長、一般的には16:9のワイドスクリーンで視野角30度以上を得て、なおかつ走査線が気にならないようにするのが理想である。しかしここで音響との問題が生じてくる。というのは一般的に左右スピーカーはスクリーンの両サイドに置かれることが多く30から40度ぐらいでは効果音の拡がり感が得られにくいと思われる。

 この両者の関連で理想と思われるのは、両サイドスピーカーを正三角形配置にした場合の60度配置、その場合視野角はだいたい50から45度程度になり1.5H程度の近接視聴になる(この距離ではプログレッシブDVDでは走査線はやや気になるが、得られる臨場感は補って余りあると思われる。クォドラプラーでは走査線も気にならない。)

 かつては様々な方式のサラウンドパターンが存在したが、現在では前方3CH,後方2CHとスーパーウーファーのドルビーデジタル5.1CHが主流であり、これでセッティングを行うとDTSでもOKである。(最近ではTHX SURROUND EXが発表された)基本的には5CHのスピーカーは視聴位置から等距離に設置すべきであり、それが物理的に不可能であればサラウンドプロセッサーで電気的に補正する。

 ここでホームシアターにとってもっとも大切なのはセンターCHである。というのは会話やスクリーン中央部分からの音響効果だけでなく、映画音響のアンカーとなるべきものだからである。以前センターCH2本使いが言われていたこともあるが、この場合はその2本の間にファントム音像ができ失敗することが多いと思われる。
 また先にも述べたとおりセンターCHは台詞だけではなく中央部分の音響効果も含んでいるため、例えば飛行機が画面右から左へ移動する際センターのみ違う音色だとおかしく感じられるかもしれない。したがってフロント3CHはできるだけ同一スピーカーが望ましく、理想的には5CH同一スピーカーが望ましい。


   


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