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バイアグラに関する基礎知識

目次


次のような症状の方はバイアグラを使用してはいけません。

狭心症などで、硝酸剤で治療中の方は服用しないで下さい。

バイアグラ錠は、全ての方に適するわけではありません。硝酸薬(飲み薬、舌下錠、貼り薬、注射、吸入剤など)を使っている方は、決して本剤を服用しないで下さい。

例えば、狭心症の発作によく処方される、ニトログリセリンを飲んでいる方、貼り薬を貼っている方吸入している方などは、血圧が危険なレベルにまで下がり、死に至ることがありますので、絶対に服用しないで下さい。

また、他にも飲んでいる薬があれば、必ずそのことを医師または薬剤師にお話下さい。

性行為は心臓に負担をかけます。バオアグラ錠を飲む前に、健康状態について医師とよく話をしましょう。とくに心臓に関する持病のある方(狭心症や重度の心血管系障害、心不全など)や脳血管に病気のあり方(脳出血、脳梗塞など)は、死に至ることがありますので、必ず医師にご相談下さい。


用法・用量

通常、成人には1日1回、25mg〜50mgを、性行為の約1時間前にのみます。服用は、1日1回のみ、そして、服用間隔は24時間以上あけなくてはなりません。ただし、65歳以上の高齢者、もしくは腎臓に障害のある人は、薬の効きめが強くなりすぎることがあるので、最初の服用量は25mgとすることに決められています。


こんな人は勝手に飲んだら×


こんな副作用があります。

発現率の多い順に、ほてり、頭痛、視覚障害、血液成分(CPK値)の異常、などなど。ただし、これは健康な人の場合です。もともと持病がある人の場合はこれだけではすまないでしょう。

心臓や血管系統に持病のある人なら、血圧や心臓などに、生命に関わる重大な副作用が起こってしまう可能性もあるわけです。性的な興奮自体、心臓に負担がかかるのですから、それをさらに興奮させてしまってはなおさらですよね。

実際、外国では、心臓や血管系統に持病のある人が「バイアグラ」服用後、性行為中もしくはその直後に心臓に関わる重大な副作用(心原性突然死、心筋梗塞など)を起こした、と報告されています。

また、半持続勃起(何日間も。しかも痛みを伴って、とってもツラいらしい。)、射精障害(!)など、同じ泌尿器系の副作用があることも事実です。

もちろん、副作用が全く起こらない人がいるのも事実ですが、「健康な若い成人男性が服用すると痛みを伴う持続勃起が数日間続き、その後性的不能に陥る」という副作用が、先日の新聞にも掲載されていたようです。まれな例かも知れませんが、そういう可能性もあるということです。

 

もし、バイアグラ服用中に発作が起こった場合の対処法


今まで狭心症と診断されたことのない方でも、性行為中に狭心症の発作を起こす場合があります。バイアグラ錠服用後、狭心症が起きた場合の治療法の選択には十分な配慮が必要となります。
場合によっては、一般の発作の治療によく用いられている硝酸薬が使用できず、他の薬剤を用いなければならないことがあり、その際には、硝酸薬と同じ効果が得られないことがあるありますことおご承知おきください。

また、発作の治療を受ける際には、発作治療薬の選択のために、必ずバイアグラ錠を服用した時間を主治医にお伝え下さい。
発作時に自ら主治医に伝えられない場合もありますので、パートナーにもあらかじめバイアグラ錠を服用していることを伝え、救急医療機関を受診する際には、医師などに「バイアグラ錠を服用している」事が必ず伝わるようにして下さい。

ご本人、パートナー、家族の方々が、バイアグラ錠服用の事実を医師に告げられない場合は、狭心症等の治療のために硝酸薬が使用され、血圧が危険なレベルにまで下がり、死に至ることがあります。したがってパートナーの方に必ずバイアグラ錠を服用していることを伝えてください。

次のような方も服用するのは危険です。

今までに、バイアグラ錠を服用してアレルギー(過敏症)を起こした方
心血管系障害などのために医師から性行為が不適当だと診断された方
重症の肝臓病の方
低血圧の方(とくに最大血圧が90mmHg未満または最小血圧が50mmHg未満の方)や高血圧の方(最大血圧が170mmHg以上または最小血圧が100mmHg以上の方)
脳血管に病気のある方(脳梗塞、脳出血)や心筋梗塞を起こした方
網膜色素変性症と診断された方
また、腎臓の病気、肝臓の病気、赤血球の異常(鎌形赤血球性貧血)、白血病、多発性骨髄腫、血が止まりにくい病気、薬物アレルギー、胃・十二指腸潰瘍、遺伝性の目の病気、ペニスに関する病気または奇形のある方、他に勃起不全治療薬・勃起補助器具を使用している方や手術を受けている方も、必ず医師にご相談下さい。

バイアグラは、1日1回まで。これ重要!

バイアグラ錠は性的刺激に反応して起こる勃起機能をサポートします。

バイアグラ錠には25mg、50mgの2種類の錠剤があり、1回に服用できる量は医師に指示された25mgまたは50mgまでです。それ以上は飲んではいけません。医師の処方に従って飲んでください。薬の効き方には個人差があり、効果を得られなかった場合は、医師または薬剤師にご相談ください。決して、自分で量をふやして飲んではいけません。処方された量以上を服用しても、効果の増大は望めず、かえって新たな副作用が出現したり、その程度が強くなることがあります。

また1日1回までの服用回数を守ってください。つぎに飲む時は、必ず24時間以上あけてください。


バイアグラによって起きた危篤症状の紹介

症例#1
 63歳男性
 グルコトロール(グリピジド)、アロプリノール及びアスピリンを服用し、2型糖尿病、高コレスレロール血症、高血圧および発作型心房細動の病歴を有する。バイアグラ服用後性行為を行い、服用の概ね1時間後に出血性拍出があり、病院で患者の様態は悪化し、死亡した。死因は示されていない。

症例#2
 62歳男性
 ジゴキシン、インスリン及び降圧剤を服用し、糖尿病、うっ血性心不全、不整脈およびいくつかの肺繊維症の病歴を有する。バイアグラの初期量を服用し、概ね30分から1時間後に、性行為は行わずに、倒れ、その時には既に息がなかった。救急病棟に搬入された時には、呼吸がなく、脈もなかった。蘇生術が試みられたが、成功しなかった。死因としては心筋梗塞、うっ血性心不全及び高血圧と示されている。

症例#3
 64歳男性
 イムダー(一硝酸イソソルビド)を服用し、心筋症、冠状動脈疾患、成人型糖尿病の病歴、及び狭心症様の病歴を有する。バイアグラを1回量服用し、性行為を行った後、気を失った。蘇生術は不成功であった。死因は心室性不整脈及び心筋虚血と示されている。

症例#4
 60歳男性
 病歴及び服用薬剤は不明。バイアグラを処方された後に死亡した。服用の有無は不明。死因は示されていない。

症例#5
 
バイアグラを服用している間に死亡した旨の報道があったと報告された症例。

症例#6
 73歳男性
 ハイトリン(塩酸テラゾシン)を服用し、高血圧の病歴を有する。2度目にバイアグラを服用した後、性行為中に意識不明になる。病院で脳幹出血と心筋梗塞が判明し、意識が戻らないまま、死亡した。死因は示されていない。

症例#7
 73歳男性
 併用薬は不明、心筋梗塞の病歴を有する。バイアグラ服用後、胸痛、低血圧及び第3度房室ブロックにより入院。蘇生術に反応示さず、入院数時間後に死亡。性行為についての情報はない。死因は示されていない。  

症例#8
 48歳男性
 併用薬は不明、糖尿病の病歴を有する。バイアグラ服用後、性行為中胸痛を覚えた。救急車の車内でニトログリセリンを投与され、胸痛がおさまり30分間症状が安定した。再び胸痛が起こり、心臓停止、救急病棟にて死亡した。死因は示されていない。                  

症例#9
 バイアグラを服用した後、胸痛があり、ニトログリセリンを舌下服用した者が死亡した旨の報道があったと報告された症例。性行為についての情報はない。患者は後に死亡。死因については示されていない。  

症例#10
 バイアグラを服用している間に死亡した旨の報道があったと報告された症例。性行為についての情報はない。                   

症例#11
 74歳男性
 グリライド、ハイトリン(塩酸テラゾシン)、グルコファージ(塩酸メトホルミン)及びコザール(ロサルタンカリウム)を服用し、2型糖尿病、高血圧及びメラノーマの病歴を有する。副作用報告によると、夜バイアグラを服用し、翌日の朝死亡。性行為についての情報はない。死因は心肺停止と示されている。

症例#12
 80歳男性
 ハイトリン(塩酸テラゾシン)を服用し、持続型心房細動及び良性前立腺肥大の病歴を有する。性行為中に突如意識不明になった。死因については示されていない。

例#13
 57歳男性
 併用薬及び病歴は不明。バイアグラの1回量を服用後、性行為を行うと即座に激しい胸痛を覚え、ニトログリセリンを投与される。救急病棟にて死亡。死因については示されていない。

症例#14
 70歳男性
 カルジゼム(塩酸ジルチアゼム)、テノーミン(アテノロール)及びシンスロイド(レボチロキシンナトリウム)を服用し、冠動脈疾患、高血圧及び甲状腺機能低下症の病歴を有する。バイアグラ服用後死亡。死亡日時は不明。性行為についての情報はない。死因については示されていない。

症例#15
 67歳男性
 カプトプリル、プラバコール、アテノロール及びアスピリンを服用し、心疾患、高血圧及び高コレステロール血症の病歴を有する。バイアグラ服用後性行為を行い、服用のおおむね1時間から1時間30分後に死亡。患者は顔色が蒼白になり、呼吸困難に陥った。病院到着時には既に死亡。死因については示されていない。

症例#16
 インシュリン治療中の53歳の男性がバイアグラを使用した直後に死亡したと報告のあった症例。性行為についての情報はない。死因については示されていない。


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