グジャラート州、カッチ県について

人口4300万人が暮らすグジャラート州では、イスラム教徒の数の割合は全体の1割以下だが、州最大の都市アーマダバードでは建築学的にも非常に優れたモスク(イスラム教の礼拝堂)が数多く見られる。宗教ではジャイナ教の影響が強いため州全体に禁酒法がしかれている。また非常に菜食主義者も多い。

カッチの土地は乾燥地帯と湿地帯が混在し、古来より綿花の栽培が盛んである。綿花は主に東南アジアに輸出され、東南アジアからは中国の絹や香料がはいってきた。絹や香料はグジャラートを経由して西方に運ばれ、金や銀と交換されてグジャラートに戻ってきた。こうした貿易を通してグジャラート商人の腕は上がり、今ではグジャラート人といえば才気あふれる商人として定評がある。

ブージはカッチ地方の中心地でパキスタン国境に近い西端の都市です。そのため軍の基地もあり街の中心となるパレス一帯は城壁で囲われており、「城壁の街」、「グジャラートのジャイサルメール」とも言われている。郊外にはアヒール、ラバリー、ムトゥアの民族の村が点在している。

伝統工芸・・・グジャラート州カッチ地方は手刺繍や染め織物で世界に知られた地域だ。点在する数千の集落で女性たちが代々受け継いできた伝統工芸は、マルコ・ポーロの記録にも残っているほどだ。ブージは昔から芸術家や伝統工芸の研究者が集まる文化の発信地であった。今回の震災で多くの人々がなくなり、古くから受け継がれてきた機織機や販売ルートは大きなダメージを受けた。

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