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Rey McDonald は、ちょっとディ−プなミュージカル映画ファンの間では、知られている存在である。僕は[Till The Clouds Roll By]というMGMの作品で、初めて彼を見た。その映画では、ジューンアリスンといっしょに2曲歌い踊っている。それから[Good News]という映画で、ちゃんとした役付きで、[Pass That Peace Pipe]というダンスナンバーでも活躍している。だいたい、いつも「スリムで、お人好しで、どこか頼りない」といった感じのキャラクターである。まあ、別に文句はないのだが、僕はいつも何で彼が天下のMGMと契約できたのかが疑問であった。歌も踊りも特別上手いとは思えないし、カリスマ性があるとも思えない。しばらく僕の中で、彼の位置付けがその辺におかれていたが、[Babes On Broadway]を見て一変した。ミッキールーニ−とジュディガ−ランド主演作の一本で、彼等の仲間の役で出演していた。いつもの通り、目立たず邪魔せず存在していた。そして、この映画のハイライトシーン。[Hoe Down]のナンバーになった。このシーンは「ザッツエンターテイメント」にも入っていて、このビデオを入手して、やっと全部見れるとワクワクしてみていた。ジュディの歌と大勢のダンスナンバーが続いて、Ray が相手の女の子をフェンスに座らすと、突然フロアーのまん中でタップを踏み出したのである。「えっこの人タップできたの?」しばらく唖然として見ていた。[Till The clouds....]も「Good News]も、この後の作品であるが、タップの出番はない。だから彼がタップダンサーだなんて夢にも思わなかったのだ。スタイル的には、細かいステップを気取らず、あっさりと踊っている。スピンしながら踏んだりウォ−キングステップが得意のようだ。全部で約8分あるこのショーナンバーで、1分45秒もソロのシーンである。資料では彼のミュージカル映画は7本あるようだが、僕は、その内の3本をまだ見ていない。もし、その3本でタップを踊ってなかったら、この映画だけである。実のもったいない話である。 |
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RAY McDONALD の出演作品 *1942年 Babes On Broadway (邦題ブロードウェイ ) *1942年 Born To Sing (日本未公開) *1943年 Presenting Lily Mars(日本未公開) *1946年 Till The Clouds Roll By (日本未公開) *1947年 Good News (日本未公開) *1949年 There's a Girl In My Heart (日本未開) *1952年 All Ashore (日本未公開) |
RAYは1920年、ボストンの生まれ。姉のGRACEといっしょにボォードビルの舞台に立つ。最後の2本の映画で共演したPEGGY RYAN と一度、結婚して離婚している。1959年2月20日、39歳で他界。
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