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GEORGIE TAPPS

 1937年と言えば、まだカラー映画が珍しい頃でした。この[Vogues Of 1938]という映画は、ファッション界が舞台になっていて、モデルがたくさん出てきて、当時のモードが良くわかります。タップの場面は、ストーリーとは関係なく、店のオーナーと社員がナイトクラブ回りをするシーンで登場します。

のちにスタンダードになった[That Old Feeling]をVirginia Verrillが歌い、カメラはフロアで踊るカップルの足元に移ります。真中のカップルの女性がハケると、男性がタップを踏み始め、曲がアップテンポになり、カメラが引いてGeorgie Tappsの登場となります。 

 顔のクロースアップのカットがないので良くわかりませんが、ちょっとロバートデニーロぽい顔だちをしています。背筋がピンと伸びていて、とても白人ぽい踊り方をする人です。この手の白人ダンサーは、大概どこかキザなんですが、この人のキザリ方はいやみがありません。

       
 この人はバレエの基礎があるようで、背筋が伸びてるのも、そのせいでしょう。バレエでよく見る回転技も出てきます。バレエ技は見た目にハデなので、出し物の山場にもってくると、とても効果的である。あと彼のもう一つの特徴は、手を前で軽くクロスするスタイルです。さりげなくやると、ちょっと小粋に見えます。

 Georgie Tappsについての詳しい資料がありませんが、1930〜40年代にブロードウェイやナイトクラブで活躍したようです。僕の資料で確認できた彼の他の出演映画は、同じWalter Wanger監督の[52nd Street](1937年United Artists)だけです。Rusty E Frank の製作中のタップのドキュメンタリーに、彼のインタビューが挿入される予定です。


[VOGUES OF 1938 ] 1937年 United Artists

制作 Walter Wanger  監督 Irving Cummings

主演  Warner Baxter  Joan Bennett 

(ずいぶん前にアメリカでリリースされましたが、現在は廃版になってます。)

 

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