吹き溜まる、自転車の道で。

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わたしの全生命力をかけて
きみを肯定しようとおもう
飲み口のかけたコーヒーカップを
花瓶がわりにした午後
10年前の手紙を待つみたいに
きみのことを考えている
今朝妹は短い旅へ発った
その背中を見送る時にほんの少しかすめた震えを
閉じ込めるように花を選んだ
そして新しいカップで
深めのコーヒーを淹れながら
わたしはわたしの
しぶとさについて考えていた
生命力のたくましさについて
それから
きみにわらってほしいと思った
きみにわらっていてほしいと思った
春が過ぎて
たとえば世界から春が抜け落ちても
わらっていてほしいと思った
きみに

きみはなんてすばらしいんだろう

わたしはもう崩れないから


20090330


       

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