それともう一つは、一九九〇年にICRP、国際放射線 防護委員会から、今の日本が守っている年間五〇ミリシー ベルト、放射線の浴びる量ね。これは非常に危険だから二 〇ミリシーベルトに下げなさいという勧告が出ているわけ です。これは日本は守ってないんですよ。いまだにその勧 告を受け入れてない。今の半分以下の勧告を受け入れたら 、もう定検工事そのものがやれなくなるんですよ。
年間五〇ミリシーベルトで管理をしてても、放射線量の 高いところだったら、一日に三分から五分しか仕事が出来 ない。それが半分以下だと、もう一分か二分しか作業がで きない。一分や二分ということは、もう段取りで終わっち ゃう。だからもう日本の原発そのものが行き詰まってしま ってきているんですよ。
というのは、いままでの原子力行政そのものが、もう行 き当たりばったりで。何でも都合の悪いことを先送り、先 送りにしてきたんですよね。これは住専の問題にしても、 HIVの厚生省の対応を見ても、日本政府がやってること は本当に間違いだらけなんですよ。そのツケが何もかにも が、ここで一気に来ている思うんですよね。原子力行政に しても。
原子力発電がなくても暮らせる社会をつくる国民会議
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