平井さんと浜岡住民との対話(9)

この対話について

毎日蓄積する放射能で、最初にやられるのが 小さい子どもです。

長老  ただ、定検の時にね。分解したのを見たことはあり ます。それで「こうこうこういう訳だから、放射能は今ロ ボットで入れ替える」と、「だから絶対に人体に影響はあ りませんよ」と聞かされておるわけですがね。 平井  それなんです。数値ね。その時の数値としては、人 体に影響があるんかないんか知りませんよ。でも、出てい ることは確かなんです。出ているより、出していること は。 長老 うんうん。 平井  でも、私が常に言うのは、それがね、蓄積されるん です。五年、一〇年、二〇年。毎日、人間の体が朝を迎え ればゼロになっているんではないんです放射能が。そこへ 住んでいる人は、毎日それが蓄積されるわけなんですよね。

だから私が言うのは、今の大人はいいよと。だけどいわ ゆる一番最初にやられるのが小さい子供の甲状腺なんです 。だから今の小さい子供をとにかく監視しとかなきゃ。ゼ ロじゃないんですよ。出しているんだから。

 微量というような言葉を使いますが、微量でも自然界に あっちゃないもんだから。これをゼロにするいうことは出 来ないんですよね。これがなぜ、日本はそういう言葉で一 生懸命逃げようとするんか。

 アメリカのショーラム原発っていうのは、一〇〇キロ離 れたところの住民のね、この人たちの健康を害すと、原発 というのは。だから運転しちゃならないと。試運転までし てたのに閉鎖しちゃったんですよ。

 私が中心でやっている原発被曝労働者救済センターに、 もう二、三年前から、全国各地のいわゆる周辺住民の人た ちの健康調査もいっしょにやってくれないかいう声が上が っているんですが、よその国では、周辺に住んでいる人た ちの健康影響調査いうのを国でずーっとやっているんです よ。日本はそれを一生懸命隠そうとしているよね、今も。

 そうじゃない。やはり影響があるならあるんで調査をや らないと、大変な問題が起きてしまうんですよね。その時 じゃ遅いんですよ。


  

原子力発電がなくても暮らせる社会をつくる国民会議
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