
三省堂「残留農薬データブック」,
植村振作氏が捏造した「残留農薬データブック」の序文の「昆虫館で市販の野菜を食べさせて昆虫を全滅させた」における事実とは【01/10/02,01/10/07改】
大阪城の現在の所有者は誰か。かつて,漫才コンビ海原千里万里で一世を風靡した上沼恵美子氏である。私はこの事実をNHK総合の土曜日昼の番組「生活笑百科」で知った。相談員として登場した上沼恵美子氏は大阪城は自分の所有物であると明言していた。これは明々白々たる事実である。疑うなら,NHKに行って保存されている映像を調べてみると良い。
この「発言があったという事実」と「その発言の内容の信憑性」とを混同させる詐欺的手法はオウム真理教(現在はアレフ)の上裕(じょうゆう)史浩氏の得意技であった。しかし,古典的市民活動家植村振作氏も常套手段として愛用しているようである。「古典的市民活動家」とは東京大学安井至教授の表現だが,言い得て妙なので使わせていただいた。蛇足だが,植村氏にはやたら水俣病を持ち出して失笑を買うという得意技もあるようだ。
以下,『植村振作氏が「残留農薬データブック」の序文に記載した「昆虫館で市販の野菜を食べさせて昆虫を全滅させた」は捏造だった。』を補足する。
植村振作氏からの2度目のメールを見ると,「飼育係長はそういった」という「事実」にやたらこだわっているのに気が付く。「上沼恵美子はそういった」という事実にである。
「上沼恵美子」の例を参考に整理しよう。問題点は3つに分けられる。
- 植村氏は飼育係長の発言をそのときのニュアンスを含めて正しく記載しているか。
- 植村氏は飼育係長の発言を事実であると認識していたか。
- 飼育係長の発言の内容は事実であったか。客観的に見て事実とみなしうるか。そして,植村氏は現在でもこれをあり得ると考えているか。
植村振作氏の場合は,1と2の分類は意味を持たない。植村氏は本を書く上で「普通の野菜を虫に食べさせれば虫は死ぬ」と書けばインパクトがあると考え,たとえでっち上げでもその根拠となるなんらかのお話が欲しかったのである。私は,以下のような「誘導尋問」があったのではないかと邪推している。
植村:ここにいる蝶の幼虫に市販の野菜を与えたらどうなるでしょうね。
飼育係長:そりゃー全滅しますよ。飼育係長の発言の意図は「蝶の幼虫は野菜など食べないから餓死する」である。こう解釈すると植村氏が虫の種類も野菜も特定できない理由が理解できる。
次に3の「飼育係長の発言の内容は事実であったか。」を考察してみよう。
「いつ,どんな野菜を,どんな昆虫に与えたら,虫がどうなったか。」これを実験事実といい,研究者であれば最も重要と考える事項である。ところが市民活動家植村氏はこの議論を避け,「3人で聞いたから聞いたということは事実だ。」と主張している。飼育係長の言った内容が事実かどうかについて故意に議論を避けているのである。では,飼育係長の発言内容は客観的にみて事実と考えられるか。もちろん,どうみても常識的にあり得ない。そして,現時点では植村氏もこれが実際には起こり得ないことに気付いている。それゆえに詭弁を弄し,事実関係の考察を避けているのだろう。当初,植村氏には「農薬の残留している野菜なら食べた虫は死ぬはずだ」との強い思いこみがあったのであろう。それゆえに,この捏造が露見するおそれはないと高を括っていたと推測される。植村氏には農薬についてのごく初歩的な知識もなかったようである。
ところで,皆さんは「大阪城の所有者は上沼恵美子である。」を私の捏造だと思いますか。そして,植村振作氏のいう「捏造とは、事実でないことを事実のようにいうことである。」が正確に捏造を定義していると思いますか。
インデックス 目次 要点 トップ 【01/10/07】 後半削除
以前の文から後半の「全体の論理の流れ」の部分を削除した。この部分は別に「植村振作氏はなぜ「残留農薬データブック」の序文に「昆虫館で市販の野菜を食べさせて昆虫を全滅させた」と書くような卑劣な捏造行為に走ったのか。」にまとめた。