2001年6月



山都町・宮古そばツーリング

 
ヒメサユリ
6月9日

 今日は梅雨入り前の晴天、一年ぶりに蕎麦食いツーリングに出かけました。行き先はかねてからの念願であった福島県・山都町です。
飯豊連峰の登山口でもあるJR山都駅に着いたのはお昼過ぎ、まずは駅前の案内を見ながらそばの里・伝承館へ行きました。玄関前には水車があってとても風情があります。店内は黒い梁をモチーフにした昔風の造りです。

そばの里・伝承館
早速、名物特製のざるそばを注文しました。注文とはいっても自動券売機で580円を投入して出てきた券をカウンターへ持っていきます。そこでナンバーを振った札に交換して順番を待つことになります。

 どうしたことか30分も過ぎてもまだそばが出来ません。どうも隣りの方の札を間違えて持って行った様です。そんなこんなで少し戸惑ったのですがなんとか特製ざるそばを味あうことができました。
漆塗りのほぼ真四角のせいろにあっさりと盛ってあって、色はかなり白い、のりは3×50ミリがパラッとかかっている、、、
ここまではどこにでもあるザルそばだ、、、、
特製とはおろしダイコンが付いていることでした。最初はそのまま汁につけて食べたのですが、少し甘い、ここでダイコンをいれて食すと、これはなんとそばの旨みが倍増です。どこの産地のダイコンかは聞かなかったのですが、信州産のがからさ具合が良いと以前聞いたことがあります。

 JR山都駅周辺の蕎麦屋はやまびこ、水戸屋、萬長、蕎邑(きょうむら)などがあります。いずれも製粉から打ち方までこだわりがあって、つゆも違いますので、好みにあった味を見つけて欲しいということです。本当に好きな所を選ぶには何日も通わないと、、、まぁ季節によってもそれは違ってくると思いますよね。

次に尋ねたところが約10キロほど上ったところにある深沢の高嶺そばです。
ここは蕎麦屋としては一番高いところにあって、座敷から見る飯豊連峰は真っ白い雪に覆われていました。
周りには民家はなくて道路沿いに一軒だけあります。駐車は前の道路に止めるだけでいいですからなんとも面倒なことがありません。ここへ来る車の他はほとんど車が通らないのですから、、、

ましてサイドカーなんて滅多やたら通る道ではありませんがドッドッド、と排気音を轟かせてUターンして停まりました。何事かと店内から「お客さん、、、」の声、見れば人懐こく愛嬌のある優しいおじちゃんが出てきました。
「そば食べに来たんだけど、食べれるかのぉ、、」
「ちょっと待ってくんろ、」しばらくして2階へ通され高嶺そばの待人となりました。
 宮古地区の蕎麦屋はほとんどが予約制となっていて前もって注文をしておかないと門前払いというのが普通です。この高嶺そばも予約が必要なのですが私の場合運が良かった訳です。
部屋には東京から若い来客があって美味しそうにそばを食べておられました。TVでは高嶺そばを訪問した志村ケンのビデオがかかっていて、これがまた面白い、、おじちゃんの突っ込みにシムラもタジタジ、、
なんとこのおじちゃん、、有名なそば打ち名人だった訳です。

関口日出雄さん日出翁の打つそばは一体どんなそばなのでしょうか。
最初に出てきたのが水そばです。これはおわんの中に素のそばが入っているだけのもの、、本当のそばってこうゆう味な訳、、つゆをつけないで100パーセントそばの味を楽しむためのメニューなんです。宮古で採れたそばを自前で粉にして作ったそばですから出来ることなんですね。

左の写真がそばツーをうならす逸品です。
山菜をメインに刺身コンニャク、菊のおひたし、てんぷらです。どちらかというと力をつけるより繊細な味を楽しむという感じです。
なんとこれが若い人には大変な人気なんですね。いくらでも食べれます。
 私は水そばを食べてさらに2杯をいただきましたよ。そばはポリフェノールが豊富にあって体にはいいんですよね。それにフィトンチッドが一杯の空気を吸ってまぁ10年は長生きできるというもの。
山都町への道中はくねくねした道で、、それに道幅も狭くて、、川沿いに走るのですがガードレールもありません。細心の注意を払って安全運転で行きましょう。
 冬に行った会津の蕎麦街道ダヤンの旅や松本の蕎麦名人、新潟の蕎麦食いツーリングなど蕎麦は味あうほどに奥深くなってゆきます。
トップ写真のヒメサユリは日出爺が自宅裏に自生しているものを丹精こめて育てているもので、毎年6月に可憐な花を見せてくれます。バックの山並は飯豊連峰で夏でも沢には大量の雪を蓄えています。山都のそば案内はhiroさんのページがいいですよ。
http://www.fsinet.or.jp/~soba-ais/







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