アニメといえば声優は切っても切れない関係にあります。声優とは言葉の通り「声の役者」と言えるもので、アニメキャラクターに声を吹き込む人のことです。
しかし近年多くの声優が、声優の仕事だけにとどまらず、多くの分野で活躍しています。音楽活動や舞台、ラジオのパーソナリティー、テレビへの出演などです。
これらは決して声優と大きくかけ離れたものではありません。昔は俳優の人達が声優の仕事をしていたものです。しかしこれらの動きが近年強まっていることはれっきとした事実です。これもひとえに声優人気が高まっている証です。
声優の出身地は、と聞かれるとまず東京というのがこれまで普通でした。しかし近年日本全国からたくさんの声優が生まれています。これは声優という職業が浸透してきたということがいえます。そしてそれには声優雑誌の登場も大きく貢献しています。声優雑誌を開くと、声優募集の広告を良く見かけます。そして声優養成学校がたくさんでき、地方にどんどん進出しています。そのため声優になる道が近くなっていることは確かな気がします。こうしたことからも声優が増えるし、地方からも声優を輩出することは、声優が身近になり、声優ファンの拡大につながると思います。
最近は声優の低年齢化が進んでいます。昔では考えられない現象で、今では10代から活躍する人も多くなっています。この理由としては子役をやっている人が声優になった、声優を一般から選ぶオーディションが増えたことなどがあげられます。しかし10代の声優でももともと役者だった人が多く演技のうまい人は多くいます。そして声優ファンの増加に伴い、人気もあがっています。そしてそれを媒介とし、売り込もうとしている人もいます。しかし声優をしている人は、熱意を持ってやっている人が多いので、心配はないと思います。
声優の活動の中で、音楽活動というのは一番メジャーだと思います。今ではCDショップにも声優のCDをよく見かけます。声優の音楽活動というのは、今から10年程前のものに始まったとされ多くの声優がCDを出してきました。特にアニメの主題歌を声優が歌うというのが増えています。自分が出演している作品で主題歌を歌うのが普通ですが、自分が出ていないのに歌だけ歌う人もいます。声優になる人は大体歌の訓練を受けているので、基本的に歌はうまいです。最近はオリコンにも名前が載る人もいますが、全体的にはあまり数字的は売れていないのが現状です。声優は人気に火がつくまでが大変なのでしょう。声優はテレビに出ないためそうなってしまうのかも知れません。
声優が主に活躍しているのがラジオです。ラジオは80年以上の歴史を持ちますが、20年くらい前からアニメ・声優関連の番組「アニラジ」が誕生したそうです。現在は声優グランプリの別冊となっていますが、アニラジグランプリという雑誌がアニラジを専門とした雑誌として有名です。ピーク時には120近い番組が放送されていましたが、現在では少し減っています。前にも挙げたように文化放送、東海ラジオ、ラジオ大阪、AM神戸(ラジオ関西)がアニラジ放送に力を入れています。番組としては声優個人としてやるものや、アニメ・ゲームに関連させたものもあります。内容は普通のラジオ放送と同じように、リスナーからのはがきを読んだり、様々なコーナーがあったり、ラジオドラマがあったりというのが大体の形です。トークのうまい声優が多く、結構楽しめます。現在では有線やインターネットによるラジオ放送も始まり、全国各地でラジオ放送が聞けるため雑音リスナーにとっても吉報といえます。ラジオ放送という分野が声優人気を支えているということはまぎれもない事実でありラジオによって人気が出た声優もいるのです。最近では有線が独自に番組を制作することも増えています。しかし問題となることもあります。番組が深夜に放送されることが多いと言うことです。番組が深夜に放送されることは、電波の状況から考えると聞き取りやすいという利点があります。しかし深夜ではなかなか聞くのも大変ですし、深夜の生放送というのもあり、出演される声優も大変だと思います。将来インターネットによるラジオ放送が広まればこのようなことが解消するとは思いますが、今後に向けての大きな課題となるでしょう。
声優は最近はテレビでも見かけるようになりました。これは衛星デジタル放送の発達でアニメ関連の局ができ、声優をテレビに出すということが増えているからです。もともと声の役者でもあるのでドラマに出演することやナレーションをすることもあります。声優が顔を出すということは夢を壊すという意見もありますが、声優本人を見るという考え方がある現在ではそのようなこともなくなってきています。しかし声優があまり出演しないのが歌番組です。音楽活動を盛んにする割には有料放送のアニメ関連チャンネルでやる歌番組には出ますが、民放の歌番組に出演することはあまりありません。これは声優は声優の意識の表れだと思います。最近は声優アイドル化現象の波を受け、声優自身に人気が集まっています。これから民放でももっと声優が見られるようになることが人気の定着につながると思います。
最近では声優関連のイベントが多く開催され好評を博しています。声優が行うイベントの多くは商品購入特典のものやライブイベントといった有料イベントが多いです。それとは逆に入場フリーなのが、無料イベントです。声優のイベントは規模やかかる費用は様々で、中には外国で開催されるものもあります。最近はインターネットの普及で情報は手に入りやすくなっています。声優関連のイベントに行くには整理券が必要な事が多く、店に直接取りに行くのが普通です。特例として、商品購入後にイベントが決まった場合券を郵送してくれるところもありますが、基本は店へ行き、商品を予約、購入して券をもらうのが一般的です。それからはがきで申し込んで抽選であたると参加できるものや、中には声優と一緒に行くツアーというものもあります。最近ではライブホールで行われる小規模なイベントや自主的なものも多く開催されています。
声優のイベントは会場がわかりにくい場合が多いですが、そんなときはイベントを主催している所に問い合わせたり、直接聞くと教えてくれます。アニメイトでは券に地図が書いてあるので大体わかると思います。イベントへ行く場合はできるだけ早く行くことが大切です。参加券を整理券に交換する場合は、先に行って券を交換しておくと、券の番号順で整列するので再集合時間まで自由に行動することができます。そのため買い物に行ったり、食事をしたりします。イベントへ行くときには事前にその声優について調べておくと良いでしょう。握手会やサイン会のときに話すときに役に立ちます。そしてプレゼントを贈るときは握手会やサイン会のときは本人に、ライブイベントの時は、専用の箱があるはずなのでそこへ入れるようにしましょう。声優のイベントはステージが近いことが多いので、いろいろ言ってみるのもいいと思います。声優のファンというのはマナーがとてもいいので、心配することはありません。特に様々な声優の方が大阪のファンは盛り上げ方や態度がすばらしいと言ってくださいます。大阪のファンはすごく温かい人が多く楽しめます。それは声優のファンが熱心に応援している姿勢がすごく伝わってきます。声優のイベントは声優とファンの絡みがあって距離が近く、その人を知らなくても結構楽しめるものです。イベントで見てファンになることもあります。
しかしこれにも大きな問題があります。それは商品の購入代(あるいはチケット代)、交通費などで結構費用がかかってしまうということと、それと東京でしか行わないイベントが多いということです。そのためなかなか行けない人も多いのです。それと人数に制限のあるイベントも多いということです。関西のイベントは集客が極端で、すぐなくなるときはなくなるのですが、なくならないときはなくならないものです。そのため行くと決めたら、すぐ券を取りに行くことが大切です。秋葉原のイベントでも同様に集客は極端です。それはあまり有名でない方でもイベントをどんどんやる場所であるという理由があります。ライブの場合は一般の歌手ほどではないにしても、券を手に入れるのが難しいという場合もあります。イベントは行く前から戦いが始まっています。そして行ける事になったら思いきり楽しむことです。行けなかった人のためにも精一杯楽しむことは礼儀だと思います。そして出演者にも、スタッフにもそしてファンの人達にも感謝の気持ちを忘れないことです。
声優のファンは現在増加してきています。ファンが多くなるということはいいことではありますが、声優とファンの距離が遠くなる危険性を持っています。ファンが多くなれば、流行を追いかけるだけの人が出てくるという懸念もあります。ファンと声優が良い関係を保っていくことはできていると思うので、これからファンと声優の距離が離れすぎないようにし、良い関係を保っていくことがファンを増やしていくことに対する課題だと思います。
先日裁判でビデオ販売に関する声優の出演料を認める判決が出ました。声優というのは生活が苦しいということが大きく言われています。それが理由で声優を引退されてしまった方もいます。そして声優になるのにもお金がかかると言った問題もあります。なりたい人は多く、雑誌などでも様々な特集が組まれていますが、金銭的な問題は国がもっと積極的に関わらなければならない課題です。それに声優があまり認められていないことも大きな問題です。
イベントが増えたことによって、声優が過労で病気になることが出てきております。特に最近の声優は一時期に仕事が集中することが多く、そのことが原因で引退する方もいらっしゃいます。ファンは声優が元気でいることを望んでいるものです。ファンを大事にするためにも、仕事が多くなりすぎないよう、気をつけてほしいです。それに一部の声優に仕事が集中してしまい、仕事がない声優が多いことも忘れてはいけません。