日本のアニメ制作というのは現在でも東京のキー局を中心に行なわれてます。しかし地方に多くのテレビ局ができたことで、東京中心のテレビ放送が大きく地方が関わるように変化してきました。これによりアニメ放送も東京から全国へ流すというスタイルからそれぞれの局が選択するようになり、各地でアニメの放送数に大きな違いが出てきました。そのためアニメ放送は関東に集中し、深夜放送の増加にも拍車をかける結果となりました。しかしその中でアニメを制作する地方局がいくつか登場しています。まだ関東優位の状況は変わっていませんが、今後の地方の台頭が望まれます。しかし関西ではアニメの深夜化が特に進んでおり、時間が関東に比べて遅くなることが多く、大きな問題となっています。
現代アニメ論第1章でもあげましたように地方でのアニメ制作をよく行なっている局は特にテレビ東京系列のテレビ大阪、テレビ愛知、TBS系列の中部日本放送(CBC)、毎日放送、テレビ朝日系列のメーテレ(名古屋テレビ)などです。このことからもわかるように大都市圏の局があげられます。やはりお金に余裕のある局でないとアニメ制作をしないというのが現状です。しかし先日中部日本放送、中国放送、RKB毎日放送の3局が「京極夏彦巷説百物語」を合同制作し、これまで1局制作が多かったアニメ放送に新たな一石を投じました。
上記の通りアニメ放送は東京の局が制作し、それを地方へ流すというのが長く続いています。しかしアニメ放送の方式も様々なものが出てきました。最近では地方局が制作して全国に流すものやネット局に関係なく放送するものも多数出てきています。その中で注目されるのが「ヤミと本と帽子の旅人」です。この作品は制作はavexですが、初めは6局ネットでしたが、11月から13局ネット局が増えました。これは今までにはないケースで北は北海道から南は九州まで全国に渡り、地方への進出が今後重要になると見られます。