ビートのリアウィンドウはビニール製です。
オープンカーのリアはみんなそうだと思っていたのですが、VWゴルフのカブリオレを試乗したとき、リアウィンドウがガラス(しかも熱線入り!)だったのを見てびっくりした記憶があります。すごいなぁ。(笑)
まあ他のクルマの話はいいとして、このビニール製リアウィンドウ、劣化が激しく、私が譲り受けた頃には既に「透明」とは言えない状况になっていました。ビートオーナーはみなさんこの問題に突き当たるようですね。
特にところどころ黄色に変色し、ビニール自体が侵食されているような部分があり、これはもう、ほんとにどうしようもありません。どこかのホームページで得た情報によると、これは金属粉が付着して酸化したものだそうです(「地球外生命体」と呼ばれているそうです(笑))。
私もリアウィンドウの曇りに関しては独力でいろいろ試してはみたものの、最高に効果が上がった方法(コンパウンドで磨く(笑))でも視力0.01が0.05になった、という程度でしょうか。
プリモで聞いてみると、リアウィンドウの交換は工賃込みで3万円弱とのこと(ちなみにホロ全部だとはちまんえんくらいだったかな※1)。
やっぱりそのくらいするのね。
その金額はイタイわ。
で、諸先輩のホームページを参考に、リアウィンドウの張り替えDIYに挑戦してみました。
使った物 透明ビニールシート 厚さ0.5mm 長さ50cm DIYショップのテーブルクロスなどの売場にて。mあたり580円 scotch 3M
用途別接着剤
多用途何かこのネーミング、ヘンだよなぁ……。 DIYショップにて298円
ミシン 家にあった サラダ油 家にあった その他 ハサミ、綿棒、マジック、カッターなど
作業1 リアウィンドウ部をビートから取り外す
- リアウィンドウとホロを留めているジッパーを外します
- ホロをボディに留めているホックネジ(っていうのかな?)を外します。
- トランクを開けた所にも3ヶ所(内2ヶ所はナット)あるので、それも外すとリアウィンドウ部が外れます。外した後は防犯/雨対策のためにカバーをかけた方がいいかもしれません。
これが取り外したリアウィンドウ。
ショボいデジカメゆえ、被写体が真ん中になかったりする……
冬のビニール素材が硬化する時期に不用意に開けたら3ヶ所ほど「バキベキバキッ!」と割れてしまいました。これを梱包用ビニールテープで表と裏から補修してあります。水は漏れませんが、その後、何故かそのテープの部分が茶色に変色しちゃいました。見栄えは非常に悪かったです。(^^;;
作業2 透明シートの型どり
大きめのハサミを使いましたが、ジョキジョキという感じではなく、口を開けたハサミにシートを挾み、そのままスーッと引くように切ると切り口が綺麗になるし楽でいいです。
- 新しい透明シートをリアウィンドウに重ねて、マジックで型どりします(接着剤とミシンのために1−2cm程余裕を持たせます)。
- マジックに沿って透明シートを切ります。
こうして比べると、これまでのウィンドウがどれだけ黄ばんでいたか、よく判ります。(笑)
作業3 古いビニールを切ってしまう
- フチに添って、カッターでビニールを切る。
ビニールはホロに圧着されていました。縫われてるんだったら糸を外すだけだったんですけど……(現に手芸用のリッパー[糸切り]で外すと書いてあったHPもありました。ひょっとしたらマイナーチェンジなどで糸で縫っているバージョンもあるのかもしれませんねぇ)。 ![]()
仕方ないので透明部分をカッターで切り取ります。この作業はさすがに勇気が要りました。もう戻れない。(笑)
作業2の型どりは作業3より前にやった方がいいと思います。作業3でもともとのビニールを外してしまうとワクがふにゃふにゃになるので原形がどうだったかわかりにくいです。
ああああああああやってしまった……
作業4 新しいビニールをワクに接着する
- ホロの裏側(ビートの内側)からシートを重ね、接着剤でくっつけていきます。
ハミ出た接着剤は、なるべく早くラッカー系薄め液で拭き取ります。このへんの溶剤関係は正直言ってよく分かってないのですが(^^;、ペイント系薄め液だとダメだったし、ビニールにも害はないようだし※2、これで正解なんでしょう、きっと。
実はシートは裏側から張るか表(外側)から張るか、結構迷いました。というのも、雨漏りが心配だったからです。でも外側からくっつけると、あまりに見栄えが悪い。(^^;; 考えた末、裏側から張る代わりに、接着剤、ミシンの二段構えで厳重に張り付け、それでも雨漏りするならバスコークで補強したらいいだろうという楽観的な結論に落ち着きました。
というわけで、接着剤は底辺に特に厳重に塗ります。(上辺はホロに隠れるので、雨がかかることはないでしょう)
接着剤を買う段階ではそこまで考えてなかったので、繊維、ビニールも接着できて、しかも無色透明(いくら何でも黄色だとカッコ悪いですから……)という基準で選びました。このへんは知識がない素人の発想なのかもしれません。もっといい接着剤も恐らくあったでしょう。(笑)
作業5 ミシンがけ
この接着剤、結構乾燥が速いです。数十分である程度接着できてしまいました。
ほんとは数時間置いておいた方がいいのでしょうが、カバーはしているものの、遠くの方で雷が鳴っているのに気づいてしまった私は、雨が怖くて、すぐに次の作業に入ってしまいました。
ミシンは何の変哲もない、ブラザーの普通のものです。通信販売で売ってるような感じ。
(関係ないですが、ミシンって1台あると便利ですよ〜(2台はいらないけど)。私はジージャンの刺繍とか、結構お世話になっています)
針が通るか心配だったのですが、あまりにあっさりと通ってくれました。
もともとのシートは0.8−0.9mm厚くらいだったみたいなのですが、ミシンの針が通るか心配で0.5mm厚のビニールシートにしたのです。こんなことなら1mm厚のにしておけばよかった。
ミシンを走らせるのは、もともとのビニールが圧着されていた、厚くなっている部分にしました。
薄い部分にしてホロが破れちゃったら悲しいので(笑)、少しでも強い部分にしようということです。
縫い目があんまりグネグネと曲がるとカッコわるいので、慎重に、しかし手早く縫っていきます。
昔、小学校の避難訓練って、みんな決まってダラダラと避難しましたよね。で、校長先生や体育の先生が朝礼台の上から「慌てず急げ!」なんて無茶なことを言うわけですが、ま、そういう感じです。(笑)
糸は釣り糸などを使えば完璧だったのでしょうが、ミシンで使ったことがなかったのと手持ちがなかったのとで、普通の木綿糸を使いました。
さすがにこれだけだと不安で、何か方法はないかと考えると、あることを思い出しました。
フィールドアスレチックの器材に使われてるロープや綱引きの綱には、油が含ませてありますよね。あれって、油を含ませることによって、かなり強くなるからだそうです。出典は忘れましたが。
なら、糸だって、油を含ませれば強くなるんじゃないだろうか……。
というわけで、台所にあった菜種油を拝借し、綿棒で糸に縫っていきました。これが本当に糸の強化につながるかどうかはわかりません。ただの気休めでしょう、きっと。(笑)
というわけで、完成です。
作業1の逆の順番でビートに戻します。
をを! 外から運転席が見える!
をををを! 運転席から外が見える!! 凄い〜。\(^O^)/
……しかし、元に張り直すとき、電動ドライバーでホックネジの1つをナメてしまいました。※3
このウィンドウがどのくらい耐久性があるかはわかりません。
まあとりあえず雨漏りもしないし、見えているのでいいかな、と思っているのですが……。
※1 プリモでこれを尋ねたとき、「そこまでやる(ホロ張り替える)人は滅多にいませんよ」と言われました。そんなものなのかなと納得していたんですが、その後この話をスバルのディーラー工場で働いている知り合いにしたら、「ディーラーが「そんな人滅多にいませんよ」って言う時は、その作業に自信がないかメンドくさい時ですよ。私も言いますよ(笑)。工場の人も、クルマ治すのは慣れてるけど、ホロ張るなんて滅多にないですからねえ。ディーラーでホロだけ取り寄せて、オープンカーを扱い慣れてる工場探して持ち込んだ方がいいですよ」と言われました。なるほどね。いつかは張り替えたいなぁ。リンク元へ
※2 しかしこのとき、ラッカー薄め液を拭き取ったティッシュがモバイルギアに触れちゃったようで、コーティングがガサガサになってしまいました。ラッカー系溶剤おそるべし。リンク元へ
※3 プリモで注文しました。1コ165円(税別)です。リンク元へ
作業を終わって
・ビニールシートは0.5mm厚だとちょっと頼りない。ミシン針が許すなら(笑)1mm厚にしてもよかったんじゃないかなと思う。
・内側からシートを張った方が見栄えはよかったので、これは◎。
・糸は強度、耐久性を考えればやはり釣り糸を使った方がよかったかな。(今のところ問題はないけど、気持ち的にね)
・この接着剤、違うところにも使いましたが、接着力も強く、結構気に入りました。
・仕上がり、コスト(約600円)共に非常に満足できる出来だったんですが、私は雨以外の時はほとんどオープンの状態で走っているので、実はあんまり役に立っていません。(^^;;;
・このビニールシートは結構敏感肌らしく、ホロの収納スペースに角張った物があると簡単に傷つきます。これまでのものはどっちにしろ傷だらけだったのと、結構強い素材でできていたのとでほとんど気にしないでゴチャゴチャといろんなものを置いてたんですが、これからはちょっと気を使わなければいけないようです。(外から丸見えだし(笑))
・これまでは全く気にならなかったんですが、完全に透明になると、手の脂がついてるだけで気になっちゃいますね。(笑)
・ビニールシートは余裕を見て50cm買いましたが、実際にやってみると40cmで事足りました。
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