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『digitalひえたろう』 HOMEま、ラーメンでも一杯。>北大阪

北大阪
らーめん
こくぶ

★★★★
ラーメンハウス
ミッキー亭

★★☆☆
台湾ラーメン

★★★★
尾道ラーメン
山長

★★★★★
彩色ラーメン
きんせい

★★★★★
功留館
★★☆☆
麺翁
百福亭

★★★★
麺哲
★★★★
麺哲支店
麺野郎

★★★★★
黒豚料理 ラーメン
志みづ

★★★☆☆
秀一らあめん
穂波店

★★★★
秀次郎
★★★★★

(閉店)
秀一らあめん 穂波店
感想 ★★★★
住所 吹田市穂波町21-23山下文化  >>地図
TEL 06-6338-0312
営業時間 11:00〜15:00 18:00〜22:30
定休日 日曜
メニュー
蘊蓄・貼紙など “神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。”(聖書)


秀一らあめん@吹田市

 平日9時頃、覗いてみると客が1人もいない。

 マスター?は客席に座ってケータイをいじっている。

 むむむ……。(^^;

 ちょっとイヤな予感もよぎりつつ、店内へ。

 その日は寒かったのでカウンターの奥の方に座った。

 後で気づいたことだが、どうも私たちが入るまで暖房は切っていたようだ。座ってしばらくしてからだんだん暖かくなってきた。(暖房じゃなくて別の熱を出す機器かも。水蒸気が多いのかカメラのレンズが異様に曇った)

 メニューを見ると、1ページにいきなり、

「“神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。”(聖書)」

 と。(^^;
 ちょっとびっくりした。

 ちなみに入口付近に置かれてる名刺には

「すべて疲れた人、重荷を負っている人は私のところに来なさい。私があなた方を休ませてあげます。(聖書)」

 とある。

 うむ。

 この店の紹介は数多くの雑誌や本で見てきたけど、こんなこと書いてる本はなかったな。まあ味と関係ない情報だから当たり前といえば当たり前だけど、これだけ見事にスルーというのもそれはそれでオドロキ。(^^;

 いやまあ、確かにいいんだけどね。

 テーブルにはキムチがfree。ただし1人1皿。
 秀一らあめん(¥700)を頼んだ。


秀一らあめん(¥700)@秀一らあめん

 変わった形の丼だなあ。

 具はネギ、メンマ、チャーシュー、ワカメ、ゆず皮ひとかけ。
 麺は普通の太さのストレート。
 スープは豚骨?と魚系。背脂がふってある。

 この店は「自家製麺 にぼしらあめん」を謳っている。
 店名を冠したこのラーメンも魚ダシの匂いがかなり強い。私はこの辺りの違いがよくわからんのだけども、にぼしというからにはにぼしなんだろう。受け入れるしかない。(^^;



秀一らあめん(¥700)@秀一らあめん



 ワカメが載っている(塩らあめんでは梅干)ところあたりが「和」を意識してるところなんだろうね。

 メンマはゴマ油の香りがいい。自家製だろうな。
 チャーシューも丁寧に作ってそう。秀一らあめんにはバラ肉のチャーシューだけど、塩らあめんにはモモが使われている。気を使ってるね。……ただし残念ながら、チャーシューの味はそれほどでもない。味だけで言えば出来合いのものに近いかも。
 まあしかし、誠実さは感じる。



秀一らあめん(¥700)@秀一らあめん



 背脂が多いので、なかなか冷めずにずっと熱い。
 脂はこんなに要らないようにも思える。まあメニューでもこのラーメンの説明文は「背脂が入ったこってりしょうゆ味」とあるのでここに文句言っちゃいけないんだろうけど。(^^;

 一般的な話として「アブラ多め」を「こってり」と表現するラーメン屋に対して言いたいことがないではないけども、まあそれは置いておこう。

 最初にぼしの香りばかりだったのが、食べ進んでいくと背脂の動物系の香りも印象に残るようになる。ここにひとかけのユズがいいアクセントになって、なかなか楽しい。

 ダブルスープ的な印象なので、また一瞬、を思い出した。嗚呼、……。(ToT)

 しかしこの店、麺がいいねえ。

これはケータイで撮ったけど、案外ちゃんと撮れてるな
秀一らあめん近影

 自家製麺がうまくいってる。

 これだけ熱いままのスープでも負けてないし。

 うまいよ。

 ただ、この麺を活かすスープはまだ上がありそう。勉強熱心な店のようだし、是非これからも頑張っていただきたい。

 この店はつけ麺もやっている。次はこれだな。


2007/03

黒豚料理 ラーメン 志みづ
感想 ★★★☆☆
住所 豊中市庄内西町2-20-30  >>地図
TEL 06-6333-0182
営業時間 11:00〜14:00 17:00〜25:30
定休日 火曜
メニュー
 大阪にはラーメン店ユニット「大阪盛らーめん」というのがある。「おおさかもりラーメン」ではなく、「だいはんじょうラーメン」と読む。

 いくつかのラーメン店がコラボして大阪のラーメンを盛り上げようと、「大阪」をテーマにして、醤油など大阪製の材料を使った全店共通で食べられるメニューを作っている。全然有名じゃないけど、雑誌あたりが頑張って盛り上げようとしているようで、私も雑誌でしかその存在を知らない。(^^;

 ユニットの構成は金久右衛門麺匠 四神伝がちんこラーメン道 柊の3店。(昔の記事を見ると2006年末に閉店した寝屋川の麺屋ちぇり〜亭もメンバーだった)。

 正直言ってどれも私にはさほど魅力のある店ではないのだが、まあそれはそれ。
 こういう取り組みは、やっぱり支持しておくべきだと思う。
 いや、少なくともケチをつける筋合いのものではない。

 で、KansaiWalkerによると、去年末から今年の初めにかけて、このユニットに黒豚料理 ラーメン 志みづなかむら屋の2店が加わったという。

 そう、この店、黒豚料理 ラーメン 志みづだ。

 この店については、行ったことはないが名前は以前から知っていた。
 というのも、昔、雑誌で庄司君のオススメの店として紹介されていたのだ。
 もう2年ほど前だったかなあ。

 近くに行った時に寄ってみた。


志みづ@庄内

 店に入ると店名の意味がよくわかって、ラーメンも出す豚肉料理屋なんですな。あるいは私にはわからないけれど、ここのマスターの出身地である徳之島の郷土料理なのだろうか。
 そちら方面の産らしい焼酎がたくさんキープされている。
 料理屋というか、居酒屋っぽい。

 地元出身らしい4人組が和んで喋っていた。マスター、店員も混じって。
 そういう店なんだと思う。

 黒豚ラーメン(¥750)を頼んだ。


黒豚ラーメン(¥750)@志みづ

 具はキャベツ、メンマ、海苔、チャーシュー、もやし、半熟煮玉子1個分。
 麺は普通ストレート。
 ニンニクで臭いを消した豚骨。


黒豚ラーメン(¥750)@志みづ

 半熟煮玉子は味はないがやわらか具合が抜群。
 チャーシューは何と言っていいのだろう……さすが黒豚料理の店というか……ふるふるしてて、ほんとにうまい。他にない味。
 スープに何か香辛料が入ってて、かなり独特の風味なんだけど、これ、何だろう? よくわからない。ラーメンにしてはかなり珍しいと思う。エスニックではないが、いかにも南方料理?という感じ。

 しかしこのラーメン、ほんとに庄司君のオススメなんだろうか?
 麺にコシがなく、かなり安物っぽいんだけどなあ。


黒豚ラーメン(¥750)@志みづ

 これで麺が良かったらあるいはいい感じのラーメンになってたかもしれないのに、とても残念。

 ラーメンの味だけなら星2つ。
 チャーシューと煮玉子がよかったので3つにしました。

 この店は、黒豚料理を食べよう。

P.S.
つけ麺がウマいという情報を聞いた。次行くことがあったらつけ麺を食ってみよう。


2008/04

麺哲支店 麺野郎
感想 ★★
住所 池田市豊島南1-10-3 上田ビル1F >>地図
TEL 072-762-8170
営業時間 21:00〜26:30
※売り切れ次第終了
定休日 土・日・月(月曜が祝日の場合は翌日も休み) 祝
メニュー
蘊蓄・貼紙など 「麺硬め」等お断りいたします。
売り切れの場合はご容赦下さい。

つけ麺の正しい?食べ方(プロ推奨)

壱、まず、出汁を軽く口に含みます。この時、非常に熱いので注意してください。出汁で口を馴染ませる感じです。

弐、麺を数本、一口分のみ箸でつまみ、何もつけずに一気に啜ります。麺の味がよくわかる食べ方です。

参、左手(左箸の方は右手)で出汁を軽く支え、麺を一口分出汁に浸します。この時決して浸しすぎないように、また、麺を温めすぎてしまわないように、麺から離さないようにします。(熱い麺や、スープと馴染みきった麺を希望の方は、つけ麺は向きません。ラーメンをお勧めします。)

四、丼に口を近づけ、一気に啜りこんで食べます。(つけ麺の麺をレンゲで受けて食べるのは、完全に邪道といわざるを得ません。なるべくやめましょう)

伍、出汁が冷めて来たら、麺との絡みが弱くなります。少しずつ多めに浸すなど、調整しながら食べます。最後まで出汁をなるべく冷まさないのが上手い食べ方です。

最後、つけ麺は出汁が濃いめに仕上げてあります。麺を食べ終えたら「スープ割り」ができますので、ご希望の方は店員に御申し付け下さい。

 解らない事があれば、遠慮なく店員にご質問下さい。



麺野郎@池田市

 麺哲につけ麺専門の支店ができたと聞いた。麺哲のところに書いたとおり、是非つけ麺で食べたいと思っていたので行ってみたいなあ、でも遠いからいつになることやらと思っていたら、その機会は案外早く訪れた。
 本人もいる(聞くところによるとこっちにいる方が多いという噂を聞いた)。


ここは「麺哲支店」だけど、庄司君本人が顔を出してるらしい。(しかしマジで早死にするぞ……)

 つけ麺(¥900)を頼んだ。


つけ麺(¥900)@麺野郎

 具はネギ、チャーシュー、メンマ。
 麺は太めストレート。
 スープはサバ、カツオ、コーチン(丸鶏、ガラ)、ゲンコツ……いろいろ言ってた。(^O^) 酢、脂も入る。


特有のプリップリの麺

 麺哲同様、麺がぷりぷりで、凄い。これはやっぱり真空ミキサーだからかな。
 麺哲の影響を大きく受けている龍旗信も結局、これを目指しているんだろう。(龍旗信は自家製麺ではないけども、発注先のオオタメンに真空ミキサーを買わせてしまった(^O^))
麺哲のノレンは「贈:龍旗信」、龍旗信のノレンは「贈:麺哲」)
 さすが庄司君というべきか、この麺はやっぱり1つの到達点という感じ。
 この独特の匂いは玉子? そのへんよくわからんが……。

 更に麺はわざわざ刃を替えた麺を混ぜてバリエーションを出しているという芸の細かさ。このあたりの手間を惜しまないところも素晴らしい。


スープ

 スープに使っている材料はつけ麺とラーメンとで同じだそうだ。

 ほう。

 断然、つけ麺の方がいいね。

 私は麺哲のラーメンは、麺は凄いものの凄すぎてスープがどうしても負けてしまいトータルのバランスでは残念なことになってると思っている。麺哲で一番おいしかったのは、替玉の麺を小皿に盛って出てきたのをそのまま食べた時だ。

 ところがつけ麺は麺が完全主役だから、その残念感がない。(^O^) 庄司君の麺は絶対につけ麺の方が合っていると思う。


チャーシュー

 麺哲のチャーシューもデカいけど、この存在感もつけ麺の方が合う。肉厚で、写真だと硬そうに見えるかもしれないが、そんなことはない。そこそこの歯応えがありつつ、柔らかい。

 庄司君をはじめ、店員みんなが自分の作っている料理に自信を持っているのがいいね。
 スープのことだろうが麺のことだろうが、「何でも聞いて下さい」と言う。
 そういえば昔、初めて秀次郎で食ってたときに、「麺がうまいなあ」と思って、店内にウンチクを書いた紙でも貼ってないかとキョロキョロしていると、庄司君から「何か質問ありますか?」と声をかけられたなあ。

 なかなかいいつけ麺だと思う。
 ただ、実は、何となく引っかかりを感じてはいる。
 でも、それが何かは自分でもよくわからない。
 何だろう?

 でも、やっぱりうまいですよ。


お任せのみの寿司。
庄司君は元々和食の職人だったそうだ。


P.S.
 写真撮ってるとやっぱり「冷めますので……」との声がかかった。
 麺哲だと「伸びますので……」だった。
 つけ麺はスープに浸かっていないから時間が経っても麺は伸びないが、スープは冷める。スープは熱い方が麺に絡むという考え方だから、このセリフが出るというわけ。まあ結構油が入ってるからスープもそんな簡単に冷めるとは思わないけど、作ってる側からすればそういう気持ちにもなるのだろう。
 ま、これはこの店のデフォルト仕様だと考えれば別に気にならないと思う。

 あと、できれば店員に説教するのは奧でやってもらいたいなあ。
 店員が私が頼んだ寿司の皿がテーブルにないのに気づいて、「お寿司、お出ししてますか?」と声を掛けてくれたのだ。実は既に寿司は食べちゃって、皿を返していただけなんだけど。私としてはその気遣いにむしろ好感を持ったのに、横にいた庄司君が、「びっくりするやろう。お客さんに聞く前にオレに聞けよ」と叱ったわけ。それはそれで解るんだけどね。しかし客が「オレのために叱られて、悪いな」と感じさせるようなことしちゃいかんと思う。

 まあ、何というか、庄司君を見てると本当に純粋というか一途というか、一生懸命だなあと思う。店のことにしろ、味のことにしろ。
 ただ、それにどのくらい付き合うかは客次第ってことだろうなあ。
  庄司君をはじめ、彼に影響を受けている最近の若い店主は店に和やかな雰囲気を作る、というのがどうにも苦手みたいな気がする。ラーメンの味って、麺もスープもそうだけど、そういうところにもあるって思うんだけど。

 ウンチクにある「つけ麺の正しい?食べ方(プロ推奨)」というのは半分冗談だよね。(^O^)

2007/12

麺哲
感想 ★★
住所 豊中市岡上の町2-2-6 >>地図
TEL 06-6841-1252
営業時間 18:00〜25:00
土日 12:00〜16:00 18:00〜22:00
※麺がなくなり次第終了
定休日 月曜(祝日の場合は翌日も休み)
メニュー
蘊蓄・貼紙など 「麺硬め」等お断りいたします。
売り切れの場合はご容赦下さい。

替え玉のきまり(100円)
麺を食べ終わる前に注文する。
スープはなるべく飲まない。
グループ同時に注文する。
二人以上で分けない。
替え玉は2回まで。
注意 ゆっくり食べる方、スープが冷めてる方は「問題外」なので注文しないで下さい。
決まりを守らない場合はお断りすることもあります。


 今や関西ラーメン界で最も話題にのぼる店。……というより、最も話題にのぼる人物である庄司忠臣氏がやってる店という表現がいいのかもしれない。


のれん@麺哲

 こののれんは、龍旗信から贈られたもの。

ちなみに天保山店ののれんは高槻の「きんせい」より
贈 龍旗信

 最近の雑誌のラーメン特集やラーメン本では、いつもトップかそれに準じた扱いになっている。
 陳腐な表現ながら「カリスマなんちゃら」という言葉が使われることすらある。

 彼が注目を浴びたのは、「麺」に徹底的にこだわった点。

 これは私もいいなあと思った。

 庄司君は昔、同じ豊中の秀次郎という店にいた(2001/08〜2002/08)。この時は私は彼のこと知らなかったけど、少しだけ話をして、「そうそうそうそう、そうだよねー」みたいに、とても共感したことを覚えている。

 つまりラーメンの命は麺であると。ところがスープにばかり力が入ってる店が多い。それは麺屋ではなくスープ屋にすぎん、と。

 いやほんとその通り。ちょうど私も当時の「ラーメンといえばスープ」という傾向に全然納得がいってなかったので、我が意を得たりと楽しく話した。

 例えばちょうどこの時期(1999〜2003)に放映されていた「ガチンコラーメン道」(懐かしい)なんか典型的だった。ラーメン屋志望のシロートを集めてきて、佐野実という結構有名(らしい)ラーメン屋の主人(企画上、かなりコワモテ)の下で修業させ、最後まで残って一番になった奴に店を持たせてあげるという企画だった。まああの『ガチンコ!』だから真剣度のほどは不明としても(^^;、その修業の内容がスープ作りや麺の湯がき方ばかりで製麺の修業が出てこなかったのは当時のラーメン業界の1つの象徴だったと思う。

 ラーメンはスープ、と。

 確かにラーメン屋で麺を外注する店はあってもスープを外注する店は少ない。

 でもそれって違うだろう。

 という思いがあったのね。

 だから秀次郎の麺はなかなかの衝撃だった。

 しかし秀次郎はその後閉店。噂では庄司君(店主)とオーナーの意見の相違だとか。よく知らないけど。

 で、しばらくのブランクの後、2003/10に彼自身が店主兼オーナーを務める店としてオープンしたのが麺哲、ということらしい。

 もう数年前のことだが足を運ぶ機会もなく、その間に庄司君は超有名人になっていた(あくまで「関西のラーメン界」というごく小さな世界の話なんだろうけど)。

 彼の出現とWスープの関西への伝搬がだいたい同じ頃に重なって、現在30代〜40代の若いラーメン店主の新しい店がどんどん登場し、2000年代の関西ラーメン界は1990年代に比べて飛躍的に質が向上した。このムーブメントに庄司君が与えた影響は計り知れないと思う。

 で、先日、やっと彼の店で食うことができた。
 しかし機会というのは重なるものなのか、1週間のうちに2回も。(^^; きっと世の中ってそういうもんよね。

 1回目は(¥800)、2回目は醤油(¥700)を食べた。


塩(¥800)@麺哲

 具は青ネギ、九条ネギ、味海苔、メンマ、鶏団子、ほうれん草、チャーシュー。
 スープは鶏と和風。鶏は丸鶏。
 麺は普通の太さのストレート。




 やっぱりいい麺だ。コシがあってプリプリで。
 凄いんだから。(^^)
 麺をいくら咬んでも粉っぽさというか、麺特有の変な味(かん水?)がしないのも大したもの。
 もひとつ素晴らしいのは、そこそこの量があるということ。
 ここから麺を買っているというしゅはりの麺がびっくりするくらい少ない(^^;ことを考えると、やはり自分のところで麺を作っているのは強いということかな? (^^)
 ウマい麺を作ったのなら、出し惜しみせずにちゃんと満足できる量を出すのもまた責任だと思うよ。その意味でも庄司君は偉い。

 スープや具にも随分気を使っているのがわかる。

 庄司君は秀次郎時代に話したときに、「ラーメンを1つの料理のジャンルとして捉えている」というようなことを言ってたように思うけども、そういう気合いがヒシヒシと伝わってくる。

 いい塩を使ってるのがわかるのよ、スープをすするだけで。これって凄い話だ。
 こんなこと、普通、わかる? (^^;
 内モンゴル岩塩を使ってると書いてあるけど、さすがにそこまではわからん。




 チャーシューも厚切りでインパクトも歯ごたえもある。
 しかもスープを台なしにしない程度の味つけに留めている。もちろんわざとだろう。
 鶏団子やほうれん草も上品でいい。

 こんな感じで、1つずつのパーツを取るととてもいい。特に麺は1つの完成形といえると思う。純情屋のうどんのような太麺も大好きだけどね。

 スープの塩加減も絶妙と言っていい。何の問題もなくちゃんと最後まで飲み干せる。

 しかしこれだけ大したものなのに、全体的な印象は薄い。
 パーツごとの迫力には確かに圧倒されるけど……。麺が強すぎるのかなあ。
 麺とその他のものとの間に分離感があるというか。
 凄いメンバーばかりなのに勝てないレアルマドリードといった感じだろうか。

 もちろん水準は充分過ぎるほどクリアしているんだけど、個々のパーツから期待してしまう到達点には届いていないというか。何が原因なんだろう。難しい話。

 何というかな、「頭で食う」という感じになっちゃってるような。
 1口目を豪快にすすり込んで

「カァーーーーーーッ! うめ〜〜〜」

 みたいな迫力に欠けるんだよなあ。

  次は、醤油。


醤油(¥700)@麺哲

 具は青ネギ、九条ネギ、味海苔、メンマ、チャーシュー。
 スープは塩と同じものに醤油をプラスしているのかな? ショウガが入ってる。
 麺は普通の太さのストレート。


醤油(¥700)@麺哲

 こちらも印象はあまり変わらない。
 やっぱり醤油もいいものを使ってるんだろうな、とすぐにわかる。塩にはあまりなかったショウガと油のアクセントもなかなかやる。
 チャーシュー厚切りの満足感も、ソツがない。
 そしてプリップリのアルデンテ麺がキョーレツな存在感を主張している。

 いいんだけどなあ。

 なんか、うん、まだまだこの麺にピッタリのラーメンにたどり着いてはいないような。

 なんてことを考えつつ、替え玉(¥100)を頼んでみた。

 店内には「替え玉のきまり」という貼紙がある。

 気持ちはわかるんだけども、それでもやっぱりそこまで言われるスジじゃないって気はするね。(^^;
 スープが冷めたくらいでマズくなる麺なのか? と。

 まあしかし、こういうルールなんだから従うしかあるまい。

 ちゃんとルールに則って替え玉を頼んだ。

 替え玉の出し方はラーメン店によって違う。
 ザルで持ってきてそのまま丼に入れてくれる店や、小皿に麺を入れて出されて、客が自分で丼に入れる店など。

 麺哲は後者だった。


替え玉@麺哲

 アップにすると、こう。


替え玉@麺哲

 スープが薄くなるからだろうか、醤油だれをかけてくれてる。

 どうだい、このルックス。
 魅力的じゃないか。(^^)

 なんか、たまらんので、麺をそのまま食べてみた。

 うま〜〜〜〜〜〜い。

 味はちょっとだけかかっている醤油ダレのみなんだけども、うん、ウマいんだよ。

 というか、こっちの方がうまい。(^^;

 これだとつけ麺に近いのだろうか。いや、醤油ダレに絡めてるだけだからむしろ汁そばかなあ。まあいいや。

 食べ進んでいくと、うれしい発見!

こんちは
替え玉の下にはチャーシューが

 これまた厚切り。うれしいね。

 いやほんと、(¥800)、醤油(¥700)と食べたけども、私は替え玉(¥100)をそのまま食べる、ってのが一番うまい。

 なら、スープが残り少なかろうと冷めてようと関係ないよね。(^^;

 つけ麺があればいいんだけども、恐らくないか、裏メニューだろう。
 頼んで作ってくれればいいけど、ダメなら醤油(安い方なので)を頼んで、2回替え玉というのが正解かな。(^^)

 とにかくこの麺は一度は食う価値あるよ。


P.S.
「替え玉のきまり」なんか見てて思うけど、どうしてこういう書き方するんだろうね。

例えば、
替え玉のきまり(100円)
麺を食べ終わる前に注文する。
スープはなるべく飲まない。
グループ同時に注文する。
二人以上で分けない。
替え玉は2回まで。
注意 ゆっくり食べる方、スープが冷めてる方は「問題外」なので注文しないで下さい。
決まりを守らない場合はお断りすることもあります。
替え玉のきまり(100円)
スープが冷めるとおいしくありませんので、麺を食べ終わる前になるべく早く注文してください。
スープが足りなくなるので、替え玉に備えてスープはなるべく飲まないようにしましょう。
茹でる時間配分がありますから、グループ同時に注文してください。
こちらも商売ですから、二人以上で分けないでくださいね。(←いやこの理由は想像(^^; )
スープの濃さ、熱さなどを考えると替え玉は2回が限度ですので、それ以上はご遠慮下さい。

 として、何か問題があるだろうか?
 あえて上のように偉そうに書かなければいけない理由が分からない。

 まあこういうのを「こだわり」といってむしろ好きな人もいるんだろうなあ。

 いや、これはこれで麺哲の個性だろうからいいんだけど。うん。いいんだけど。

 なんというかな……。まあいいや。(^^;

2007/03
麺翁 百福亭
感想 ★★
住所 池田市満寿美町2-10 >>地図
TEL 072-750-3129
営業時間 11:00〜24:00
定休日 年末年始
メニュー
URL http://www.momofukutei.com/

 日清食品の創業者安藤百福(あんどうももふく)の名を戴いたラーメン店。経営形態は知らないけれど、日清と博多一風堂がコラボして運営している。


百福亭@池田市

 同じく日清食品のインスタントラーメン発明記念館(ここから徒歩3分)とともに、開店時(2003/11)は結構な話題となり私もオープン早々に足を運んで行列したことを覚えている。
 もちろん?この店はインスタントラーメンではなく、普通のラーメンを出す。
 博多一風堂の河原成美氏がプロデュースしているということだから、メニューやオペレーションなどの普通のラーメン屋のノウハウも一風堂から持ち込んでいるはずで、……というか、日清がどの程度この店で存在感を発揮しているのかよくわからない。

 今回行ったのは、開店以来だから4年ぶりだろうか。

 「もし安藤百福氏が(インスタントラーメンではなく)ラーメン屋を始めていたらどんなラーメンを作っていただろうか」というコンセプトのもと、メニューも河原成美氏が考案したのだという。
 あくまで「もしも……なら、どうだったか」という想像であって、日清食品がどのくらい味に関わっているかはかなり曖昧。というか、おそらく最後にOKを出す役目を果たしたかどうかくらいじゃないのだろうか。わからんけど。
 まあそれはそれで別に構わないんだけどね。

 前に食べた「百福元味」(醤油味)は確かにチキンラーメンの風味があった(ちょっと焦げ臭い感じを出してたのかな?インスタントラーメンって揚げてるから)のだけども、まあ似てはいてもそれならチキンラーメンは¥100もしないわけで、そのへんの折り合いというか……いや、そういう話ではなく、ラーメンとしてそこそこの出来にしか過ぎなかったと、私ゃそう思うわけですよ。
 河原成美氏の個性が出ているのはおそらくもうひとつの味、「百福新味」(豚骨味)の方だったんだと思う。しかし未食。

 で、今回近くに行く機会があり、しかも他の店は仕込みのため店を閉めている中途半端な時間帯(16:30頃)だったため、昼の仕込み時間のないこの店がピックアップされた。まあ開店から4年もたっていることだし、久しぶりに行ってみるのもよかろうもん。

 行ってみると前にはなかったつけめん(¥800)がメニューに加わっていたので、これを食べてみることにした。(1日30食。「季節のラーメン」とのことだから、いつでも食べられるわけではないみたい)


つけめん(¥800)@百福亭

 具はチャーシュー、半熟煮玉子、メンマ、ほうれん草が別皿で出てくる。あとスープにネギが浮いている。
 麺はちょっと細めのストレート麺。きなこが練り込んであるそうで、少し黄茶色がかった独特の色をしている。自家製麺。
 スープは豚骨と魚系が強い。といってもWスープではないんじゃないかな。さほどエッジは効いていない。

 麺がおもしろい。





麺にはきなこが練り込んである。色がかなりきなこ(^O^)

 正直、きなこの風味はそれほど感じることが出来なかったけども、一瞬、普通の麺の感触なのが、二噛み目というか、一口で飲み込まずに噛んでいくと独特の粘りがあることのに気づく。なかなか一筋縄ではいかない。なかなか楽しい。


ちなみにここは自家製麺らしい。入口付近に製麺スペースがある。

 チャーシューは古典的な味付けながらプルプルと柔らかくてこれまたウマい。こういう甘辛醤油の味付けのチャーシューは存在感が強すぎて、単体ではウマくても最近のラーメンにはバランス的に合わないことが多い。だからこういう味のスープにうまく合わせているのはさすがと言うべきだ。

 半熟煮玉子とメンマは、まあ普通。半熟煮玉子がウマければもっとうれしいんだけどね。
 ほうれん草はしっかり水切りされていて好感が持てる。このラーメンに特別合ってるとも思わないけど、邪魔はしてない。

 スープも際だってうまいわけではない。しかしこの麺をちゃんと受け止めるくらいの実力はある。

 うん、いいですよ。


 あと、バイトのねえちゃんがしっかりしていたのが好感度アップ。
 このへんの教育の行き届き具合はさすが博多一風堂だと思う。
 いやほんと、私が博多一風堂に一目置いているのはまずもってここ。

 普通の小さいラーメン屋なら従業員はせいぜい数人で、しかも将来ラーメン屋を開業したいという夢を持って「修行」している人も多いのでしっかりしている人が多い。もちろん小さな店だからあしらうべき客が少ないというのもある。
 ところが大きい店、特にチェーン店のバイトとなると、まずある程度の人数の確保が必要で、しかも必ずしもその仕事に夢を抱いているわけではないので質も低下しがちなのだ。(例えば極端な話、将来的にその店を自分で持ちたいと思っているバイト君が、テラ牛丼とかゴキブリフライなんかを作るか、あるいはそれを全世界に公開するか……と考えれば明らかね)
 まあこれは外食産業全体にいえる話だとは思う。
 そんな中で博多一風堂の従業員の「しっかり」度合いは素晴らしい。あんまりそういう視点で見たことはないかもしれないけども、一度観察してみればいいよ。大きいラーメン店のバイトの質。面白いから。
 これだけでも博多一風堂はすごいと思う。

2007/12
功留館
感想 ★★☆☆
住所 寝屋川市初町4-16 >>地図
TEL 072-820-8436
営業時間 18:00〜25:00
定休日 1日 11日 21日 31日
メニュー
URL http://www.kouryukan.com/
蘊蓄・貼紙など ペット・ボトル等の持ち込みご遠慮下さい。

 チャーシューが評判ということで、ラーメン雑誌などでもよく紹介されている。

 話によると今年(2007年)4月から新店舗で営業を始めたとか。
 初めて来たので旧店舗がどんなものだったかは知らない。


功留館@寝屋川市

 現在の店舗の内装はカウンター・バーをイメージしているのだろうか。そんな感じ。店員もネクタイをしている。間接照明でちょっと暗い。
 かかってる曲は(私の印象に残っている限りでは)70〜80'sの洋楽ポップス。Mの「Pop Muzik」とかかかってた。
 でもラーメン屋。(^^;
 「オシャレ」を演出したい店が脊髄反射的にジャズを流すというラーメン界の現実の中、これはちょっと考えてるなと思わせる。

 標準のらーめん(¥850)を頼んだ。


らーめん(¥850)@功留館

 具はネギ、チャーシュー、もやし、きくらげ、キャベツ。
 麺は普通の太さのやや縮れ。半透明。
 スープは豚骨。臭い消しはゴマ油。


らーめん(¥850)@功留館

 なるほど、インパクトのあるチャーシューですな。
 直前に炙っているのも好感が持てる。しかもなかなか大きい。
 結構重くてこの脂っぽいスープに合うのかという疑問を感じるけれど、まあ確かにこれ単体ならウリにできるほどのものですね。

 スープは結構濃厚。九州豚骨とはちょっと違うのかな。ゴマ油での臭い消しが妙に懐かしい味わい。味は悪くない。

 具のキャベツがなかなか新鮮で、特に同行女子には評判がよかった。

 テーブルに置かれているツボに入ってるきざみニンニクは出来合いじゃなくていちいち店で刻んでるみたい。この手間を惜しんでいないのはなかなか感じがいい(使わなかったけど)。ニンニクって出来合いを仕入れるとやたら安いからどうしても使っちゃう店が多いんだよね。ただ、ニンニクは他の食材に比べても「出来合いの味の悪さ」が目立つ食材だと思う。だからそれでもあえて値段を取るか手間を取るかで店の姿勢ははっきりと判ると思う。

 ただ、にもかかわらず残念なことにこの店の印象はそれほどよくない。

 この店の全体的な印象は、オシャレな内装とは対照的に、なんて古いタイプのラーメンをやってるんだろうと。チャーシューは確かにうまいけどかなり古典的。スープも古いし、麺がダメなのもいかにも「こういうスープの店って、確かにこんな感じだったよね」って感じ。あるいは岸和田のめんくらもそうだし、ラーメン以外にも気を使いたい店にとって豚骨というのは気軽に使える「ラーメン」の記号なんだろうか。キャベツだけがかろうじて古くないけど、そのくらいでは全体の古さは覆いきれない。まあ単に古いということにはいい悪いの価値判断はないものの、なんか、この店はチャーシューの評判にあぐらをかいてるだけに見えるよ。

 今の時代、こんな麺じゃ何やってもダメだと思う。製麺屋も、こんな麺はもう廃盤にして売るな。少なくともラーメンを1杯¥850で出してるような店に出荷するのは断れ。

 ほとんどチャーシューの値段なのかもしれないが、これで1杯¥850は高い。
 チャーシュー単独の方がいいね。

 焼豚丼が¥850、この店のもう1つのウリらしいソースカツ丼は¥950。
 麺がなければうまいかもしれん。次行くならこのへんを食ってみたい。

2007/12

彩色ラーメン きんせい
感想 ★★★★★
住所 高槻市栄町2-19-7 サカエ第5ビル >>地図
TEL 072-696-2448
営業時間 11:30〜14:00 18:00〜21:00
定休日 月曜日 第1日曜日 木曜夜
メニュー
URL http://www7a.biglobe.ne.jp/~kinsei/
蘊蓄・貼紙など 極みの醤油
淡口醤油ベースです。隠し味に和歌山有田産「極み」という醤油を使っています。ダシの味が分かりやすく優しい味に仕上げました。

たまり醤油
刺身醤油がベースです。こく甘みがあり、辛くはありません。本鰹の粉末を入れ和風を強調しています。

こだわりの塩
モンゴル産岩塩を使用しています。ミネラルをたくさん含んだ塩です。当店一番人気のラーメンです。

特製つけ麺
つけ麺用の麺には梅肉を練り込んであります。そのまま食べていただいてもおいしく食べれます。塩ダレとの相性も最高です。

当店は和風ラーメン専門店です。厳選した素材を使用しております。動物系スープには滋賀県産「近江地鶏」の胴ガラ、モミジを使用。魚介系は、全国からの直送で「いりこ」「羅臼昆布」「焼アゴ」「鯖節」「秋刀魚節」など使用してます。麺は自家製麺。粘りの強い豪州産の小麦粉と中力粉をブレンドし独自の麺に仕上げました。当店では麺に使用するカンスイ以外の添加物は使用しておりません。


 この店のことは数年前、『あまから手帖』で紹介されていたのを見て初めて知った。
 その時は麺が褒められてた。自家製麺になって評判が上がったらしい。

 それ以来、結構雑誌などで見かけることが多くなり、それもかなり評判がいい。これは一度行ってみたいと思いつつ、なんせ遠いのでずっと食えずにいた。
 しかしたまたまこっち方面で用事があった時、やっと食うことができた。


店構え@彩色ラーメンきんせい



製麺機

 なるほど、店構えもまるで手打ちうどん屋のように製麺作業が外から見えるようになっている。居酒屋風の入口(内装もそう。座敷もある)の左側が製麺室。
 この製麺室は店主が自家製麺に目覚めた後、客席を潰して作ったものだそうだ。確かに不自然な場所にある。(^O^)
 ただ、ラーメンは手打ちではないのでうどんとは違って製麺機を使った地味な絵柄になるとは思う。(^^;

 極みの醤油(¥650)(醤油ラーメン)がメインのようだけれど、麺がいいというならまずつけ麺でいってみたいので、特製塩つけ麺(並盛り¥800)を頼んだ。


麺@特製塩つけ麺(¥800)



つけだれ@特製塩つけ麺(¥800)



こんな具も入ってる

 具は麺の上にカイワレ大根、チャーシュー、スープの中にうずらのゆで玉子、メンマ、ねぎ、ホタテ貝。
 麺は太平麺。全粒粉を混ぜてあって、小麦の殻が練り込まれている。後で店主のブログを見ると、私が行った日の直前から始めたらしい。これは最近のトレンドなんだろうか? カドヤ食堂も同様のことをしている。
 スープは動物系は鶏ガラ、モミジ。魚介系はイリコ、羅臼昆布、焼アゴ、サバ節、サンマ節などを使ってるそうだ。でも、一番前に出てるのは貝系に感じる。

 いやー、いいね。
 まず麺がいい。これは、と考えていたら……。
 これは特に同行者の食ってた極みの醤油という醤油ラーメンを食わせてもらって強く思ったんだけども、この店はかなり麺哲の影響を強く受けてそうね。つけ麺用の麺とラーメン用の麺は別だったけど、特にラーメン用の麺は非常に感じる。うーむ、大阪で麺哲が与えた影響は大きいなあ。
 ……店を出る時に気づいたけども、この店の暖簾には「贈:麺哲」とあった。あはは。なるほど、やっぱり。
 ラーメン屋が麺に気合いを入れることはいいことだ。(ちなみに天保山麺哲の暖簾は「贈:きんせい」)


麺近影@特製塩つけ麺(¥800)

 そしてこのスープが個性的。こんな味のスープ知らない。
 魚系のダシが全面に出てくるのはWスープの特徴で最近のトレンドだけども、ここまで貝が表に出てくるのは初期の龍旗信(ここはWスープじゃないけど)以来、記憶にないなあ。
 そこそこうまい。ただ、極めればもっと上を狙えるかも。

 最近のWスープのつけだれを使っているつけ麺スープは油が結構多めに使われているからここもそうだろうと思ってたんだけど、ここはそんなに油を使ってない。意外。いい。

 で、忘れてならないのがチャーシュー。
 これまた他にないなあ。味はハムっぽいが、何といってもこの柔らかさ。色もきれいなピンク色で、視覚的にもgood。
 とにかく全てにわたって店主の丁寧な仕事ぶりが伺える。
 具にホタテ貝があるのもかなり意表を突いて面白かった。恐らくスープはこいつの風味が前面に出てるのね。まあ味は普通。

 うん、麺がいいと、何やってもよろしいですねえ。
 うまかった。

 ちなみにつけ麺の麺の量は並250g、大盛350g、特盛450g。

 なかなかの量だが、これでも前から比べて量が減ってるらしい。
 減らしたのは、麺を残す客が多いからだとか。
 アホやね。

 ペロリと食べたので、250gもあるなんて全然感じなかったよ。

※現在は

並 2玉 260g  800円
大 3玉 390g  900円
特盛り4玉520g 1000円

だそうだ。(つけ麺の値段) 2008/04/19現在


 ところで、食う前に写真を撮ってると、

「早よ食べんと冷めますよ」

 と注意された。こっちもそのくらいわかってるので大急ぎでやってるわけだが、まあ気持ちはわからないでもない。でもこれ、明らかに庄司君の影響だ。実際、私は麺哲で写真を撮っていると

「早よ食べんと伸びますよ」

と言われたことがあった。「冷める」は初めてだけど。

 うーん……つまらんところまで庄司君の影響受けてるなあ。ちょっとゲンナリ。みんながみんな庄司君になってどうするんだよ。庄司君が大阪のラーメン界に与えたいい影響を認めるのにやぶさかではないのだけども、いやほんと、ここまで来るとちょっと考えものだと思う。(この件は別に庄司君は悪くない)

 以下、少しだけ気になった点。

 同行者が言うには、

「店内に緊張感があって、ちょっと恐かった」

とのこと。私が注意されたことかと聞くと、全体的な空気がそうだったという。

 居酒屋風の店内は表面的には和やか。しかしそれでもそう感じたそうな。

 確かにそういうこともあるかもしれん。

 麺哲もそうだけど、店主が気合い入ってるのはもちろん大歓迎としても、それが店の雰囲気に出てしまうのはちょっとどうかなと思う。余裕がないというか。
 最近の麺中心の流れを支えてる比較的若い世代の店主たちは、どうにも麺哲の悪影響というか、そういうところまで影響を受けなくてもいいよってところまで似てるように感じる。味の追究はどんどんやってほしい。でも、それをおくびにも見せないような余裕があればいいのになあ。麺哲はそういう緊張感も売りになってるみたいだけど、それってあくまで麺哲固有の個性だろうって思う。
 ま、麺哲云々というより、これは若さの問題なんだろうね。

麺哲の名前が何度も出たけど、別に麺哲と同じような味だってことじゃないのでひとつ。

 あと、麺の追加ができないのが残念だった。

 初めて食う時はウマいかどうかわからんのでとりあえず並盛にして、うまかったら麺を追加するって人は多いと思うんだけど。
 そういうギャンブルを強要しないでほしいな。

2007/12

尾道ラーメン 山長
感想 ★★★★★
住所 守口市寺内町1-3-5 アドバンスセイワ 1F >>地図
TEL 06-6993-3754
営業時間 火〜木 11:30〜14:30 17:30〜23:00
金・土 11:30〜14:30 17:30〜24:00
日・祝 11:30〜14:30 17:30〜22:30
定休日 月曜日(月曜が祝日の場合は営業)
メニュー
蘊蓄・貼紙など 海の香り漂う 尾道ラーメン山長

尾道ラーメン本舗・はせべの麺使用店

大盛はしません。 麺の取り分けはご遠慮願います。

「お声をおかけ下さい」
最後に残ったスープに山長特製のぽん酢を少し落として飲んでみては。あとくちさっぱり、おつな味わいをお楽しみ下さい。

麺がのびるけん  早よう食べなしゃあ

ご説明
尾道ラーメン すべて手作りの山長特製のしょうゆ味のスープと尾道より冷蔵車にて届いた麺を使用。
ひらめん 茹であげた麺を氷水でキュッとしめ、ざるそばのようにお召し上がり下さいませ。
煮豚 じっくり煮込んだバラ肉に瀬戸内の細ネギと山長特製のぽん酢をかけてお召しあがり下さい。
ぎょうざ 尾道より直送の“ぎょうざ”は、もみじおろしでご賞味下さいませ。
ちく 厳選された塩漬けのしなちく(メンマ)を使用し、山長独自の味つけをしております。
いなりずし 山長特製の昔なつかしい香ばしい麻の実が入ったお味をお楽しみ下さい。

読んでください! お客さま
一、尾道ラーメン本舗“はせべ”の麺は、添加物を使用しておりません。そのため、麺がたいへんよくスープを吸い込みますので、できたて
したがって、大盛・替え玉はできません。
一、スープに浮いているのは、天かすではございません。豚の背脂です。脂ぬきをしておりますので、安心してお召し上がり下さいませ。
一、スープはどんぶりより直接飲んだ方が美味しいので、レンゲはおいてません。
一、携帯電話のご使用・撮影はご遠慮願います。


山長@守口市

 撮影が禁止されているので写真なし。

 携帯電話ダメ、商品撮影ダメ、丼からすするのがウマいからレンゲ置いてない。
 まあ客に対する注文の多い店なのだ。

 テレビで店主が語っていたところによると、お客さんはこの「こだわり」を食べに来てくれているのだと。つまりこういう窮屈さもラーメンの味の一部であるということらしい。

 まあそれはそれでその通りかもしれん。
 お持ち帰りラーメンではないのだから、店という環境の中でトータルでウマく食えればそれでよろしいわけだ。

 この店は「対麺ラーメン」とかいって、1杯ずつ作る。
 つまり、2人で行けばまず1人前が出てきて、かなり時間が経ってから次の人のが出てくると。

 普通は2人前同時に出てくるんだけどね。

  テーブルに座るなり、

「いらっしゃい……尾道ラーメンでいいですね」

  と。(^^;  はい、どうぞよろしく。標準の尾道ラーメン(¥700)を頼んだ。

(写真なし/このあたりでも見てくれ)

 具はチャーシュー、メンマ、青ねぎ。
 麺は普通の太さの平麺。
 スープは魚系と鶏ガラ醤油。背脂がふってある。

 熱い! 背脂のおかげで冷めにくいのだろうか。あるいは「対麺ラーメン」だからか。とても熱い。

 魚系が入っているからかな、スープに少しエゴみを感じる。ただ、昔のメモを見ると心斎橋にあった尾道ラーメンの店めんくいでも私は同じことを書いているので、ひょっとしたらこれは尾道ラーメンの特徴かもしれない。
 しかしめんくいよりもこっちの方が味に奥行きがあって、その時のような「高級なチキンラーメン」という印象は受けなかった。めんくいよりはうまいってことだ。(^O^)

 このラーメンは、特に麺がいいね。
 この湯がき具合は抜群。歯ごたえがよくて、絶妙。

 スープもあっさりとしながらも奥行きがあって、歯ごたえのあるこの麺の個性に合っている。

 チャーシューもメンマも仕事が丁寧で、うまい。

 正直言って写真撮影禁止とかムカつくんだけどね、でもこれだけのものを出されるとまた来たいと思うよ。

 ちゃんとした仕事をすれば、言いたいことが言えるってことだ。

 いや、きっとここの店主はちゃんとした仕事をするためにこそこういうことを言ってるんだろうな。


 ところで、説明書きにもある最後のぽん酢のことなんだけども。

 これが結構楽しみで、スープをあまり飲まずに声をかけた。
 すると、店主は残ってるスープの大半を捨てて、少しだけを残してそこにぽん酢を足したのだ。

 純情屋だと残ったつけ麺のつゆを出すと、そこにそのままスープを足してくれるものだから、そういうものだと勝手に思っていたのよ。なんか、びっくりした。

 こんなことならもっと飲んでおけばよかったなあ、これだけウンチク書いてるんならそのことも書いておいてくれよと、ちょっと思った。

2006/01


追記:

 2回目。

 前に行ったのは去年の1月だから、約2年ぶり。

 うまかったのでまた来たいと思ってたんだけど、なかなか機会がなくて。

 3人で行ったら中途半端に席が埋まってて入れなかった。すると常連客さんが横にずれて空けてくれた。何気ないことだけど、こういうことひとつで常連客と店との良好な関係がわかる。

「客さんが席譲って下さいました」

と女主人が言う。

「すみませ〜ん、ありがとうございます〜」

と、客と客とのコミュニケーションも成り立とうというものだ。

 前来た時は弟子なのかどうか、調理の補助をしてる男性が1人いたんだけど、この日は女主人が1人で切り盛りしていた。
 前の印象よりずっと愛想がよくて驚き。前はどうだったかなあ? あんまり愛想のいい印象はなかったんだけど。とはいえ悪い印象もなかったけども。

 「冷やし」とかいうの(だったかな?)に興味が湧いたが、やっぱり普通の尾道ラーメン(¥700)が食いたい。麺かため、背脂多めで頼んだ。

 この店は商品撮影禁止なので写真なし。
 他にもこの店には特有のローカルルールがあって、レンゲはなくスープは丼から直接すすれとか大盛はしませんとか。そしてラーメンは1人前ずつ作る。だから複数人で行く時は各人の食べる速さとか空腹度合いを計算に入れて、誰のから作ってもらうかを指定するといい。女子と一緒に行ったらそっちを先に作ってもらうとか。

 具はメンマ、チャーシュー、青ネギ。
 麺は中平ストレート。
 スープは豚骨、鶏ガラ、魚介。これに背脂が浮いてる。

 先代が作り上げた老舗の味はさすがのバランス。
 青ネギは刻みではなく5cmくらいの長さに豪快に切られてるんだけども、これが背脂の脂を打ち消していい感じ。チャーシューの味もよくて、その薄さ、麺の湯がき具合、とにかく絶妙。

 背脂も丁寧に脂が抜かれていていい。単に脂っぽいってことを『こってり』と勘違いしている二流ラーメン屋とは一線を画しているね。

 麺がうまいのもいい。とはいえ傑出した具材があるわけではない。ただ、このバランスが「食わせる」。なんというか、ほんと、最終的に生き残るのはこういう味の店なんだろうと思うよ。

 私達が店に入ったのは夜の21時過ぎだった。閉店時間は23時だから余裕だと思って来たのに、スープがなくなったらしく21:30頃にはシャッターを閉めだした。

 ってあんた、平日だぞ。(^^;

 危ない危ない。

 とにかく、安心して食べられるうまさでした。

2007/12

台湾ラーメン徹
感想 ★★★★
住所 箕面市牧落2-20-14 >>地図
TEL 072-724-8701
営業時間 19:00〜27:00
日 18:00〜25:00
定休日 月曜日
メニュー

 友人の家で結構食べた後だったが、帰りに連れて行ってもらった。

 台湾ラーメンというのは結局、「豆板醤で炒めた挽肉が入ってるラーメン」あたりの定義でいいのだろうか。

 内装はきれいで清潔感がある。

 新店? あるいは内装を変えたのか。

 テーブルにはニラ唐辛子がfree。
 深夜0時を超えているのに2組待たされたのにはビックリ。(^^;


台湾らーめん(\600)


 具は挽肉、ニラ。
 麺は普通の太さのストレート。
 スープは鶏ガラベースのしょうゆ味(鶏ガラ:豚骨=10:1だそうだ)に和風ダシと野菜を合わせて煮込むそうだ。中でもシイタケがかなり目立っている。

 具にはシイタケはないけど、スープの中でかなり存在感を発揮していて、シイタケ嫌いの人は食べられないと思う。

 私は好きだな。

 これまでいくつか「台湾ラーメン」を謳う店に入ってきたが、それぞれがそれほど似通ってるわけではない。共通点は鶏ガラスープと豆板醤挽肉炒めが載っていることか。

 辛いんだけど、もうダメ!ってところを微妙に下回ってて、私にとってはこの辛さ具合は「絶妙」だ。

 少し甘みのあるスープともよく合ってる。

 麺の硬さ、太さもこれまたgood。少しだけ安物っぽいけど、食べてるって感じがする。

 結構量があると思えるのは、丼が小さいからだけじゃないよね、きっと。

 具にもやしが入ってるのも、他の店なら「いらんやろ」となるんだけど、ここに限ってはプラスになってる。これも素晴らしい。

 麺がもうほんの少しだけ良くなればそれだけで余裕で9点っす。


8.8
2004/10



追記:

  この日はたいぞ氏と黒門屋ら〜めん@日本橋と示南@阿倍野に行った。
 この2軒は私にとっては限りなく2敗に近い1分1敗。(分=黒門屋ら〜めん 敗=示南

 あまりに悔しいので、2軒の予定だったのに口直しにもう1軒行くことにした。

 口直しが目的なので、3軒目はチャレンジではなく既に味がわかっている安全パイとしましたよ。人間、ここまでいじめられると弱気になるもんでね。(^^;

 この店は以前たいぞ氏に連れてきてもらった。
 とてもいい印象がある。

 味仙@心斎橋にしろ、龍馬@池田市にしろ、私は台湾ラーメンには評価が甘いのかもしれない。
 とはいえ台湾ラーメンの元祖とされている名古屋の味仙(こっちは「みせん」。心斎橋のは「あじせん」と読む)で食ったのは辛みが少ない「アメリカン」にしてもまだ辛すぎてダメだったんだけど。

 しかしびっくりしたのはこの混みよう。
 土曜日の夜とはいえ、こんな僻地(^O^)でなかなかやりよる。


台湾らーめん徹@箕面市

 カップル、家族連れ、友人連れなど色々だったけど、客層は全体的に若い。しかもかわいい女の子が多くてとてもよろしい。(^O^)

 15分くらい待ったかな。
 行列するほどにうまいと思ってるわけでもないんだけども、とにかく口直しがしたいわけですよ。(^O^)

 台湾らーめん(¥600)を注文。


台湾らーめん(¥600)@台湾らーめん徹


台湾らーめん近影

 具は豚挽肉、ニラ、トウガラシ。
 スープは鶏ガラ醤油。
 麺は普通の太さのストレート麺。

 挽肉は豆板醤と一緒に味を付けて炒めてからラーメンに入れる。
 具が辛い分(?)スープは甘くしてあって、甘辛い奧で鶏ガラスープと醤油がうまいという味わいがなんともよろしい。
 そして麺はそれほど高級にも感じないけども歯ごたえといい臭みのなさといい、スープととても合っていて、バランスがとてもいい。

 これで機嫌が直りましたよ。


 ……ただし、食べて1時間後くらいにキョーレツな便意に見舞われた。これは化学調味料が多いラーメンを食った時によく体験することなのだけど、まあこれに関してはこの店との関連はよくわからん。(これの前に2軒行ってるわけだし) 一応、事実の報告ってことで。


2006/11/04

らーめん こくぶ
感想 ★★★★
住所 箕面市西宿1-4 >>地図
TEL 0727-27-4991
営業時間 平日  11:30〜15:00 18:00〜28:00
土日祝 11:30〜28:00
定休日 無休
メニュー
蘊蓄・貼紙など 当店の自慢は、創業以来13年間『鹿児島産黒豚』の骨を追い出しで作るスープと2日間じっくりコトコト煮込んだ黒豚バラチャーシューです。
是非一度ご賞味ください!!
・とんこつラーメン
・チャーシューメン



 5年ほど前(恐らく1999年あたり)にA氏と共に行った。
 かなり前の話なので、とりあえず前回行った時に書いたやつを先に挙げて、その後、最近(2004/04/18)行った時の感想を並べることにする。
 ここで使ってる写真は2004年のもの。メニューは昔のなので、値段など変わってるかもしれない。御注意を。

↓↓↓↓↓1999年あたり↓↓↓↓↓

 A氏に連れてってもらった。ここは聞いたことなかったんだけど、それもそのはず、取材お断りの店らしい。もしそうじゃなかったらラーメン雑誌の常連になっているだろう。(と思っていたら、前にどこかの雑誌だかに登場していたはず。うーむ……)
 テーブル中心の店で、店内も見かけは普通にキレイなんだけど、床は脂でツルツル。油断してると転ぶ。受験生は気をつけるべしだ。

 A氏は「チャーシューメン」、私は「くずチャーシューメン」を頼んだ。2つとも「トンコツラーメン」にチャーシューをのせたもの。

 麺は普通の太さのストレート。スープは豚骨なんだけど、ひょっとしたら鶏ガラも使ってるかも(そうでなければ味の素)。具はネギ・メンマ・味付け海苔・チャーシュー(これは「チャーシューメン」を頼んだから。「とんこつラーメン」などはチャーシューは1つも入ってないそうだ)。さてここで私はチャーシューを「1枚も」ではなく「1つも」と表現した。チャーシューの大きさ・量が、シャレにならんくらい巨大でデカいのだ。

 でっかい丼で出てくるんだけど、麺、チャーシューに比べて妙にスープが少ないのではと思うが、これこそが普通の量で、具(チャーシュー)がやたら多いからそう見えるだけかもしれない。

 独特! この店をあらわすのはまさにこの一言だね。何がってこのチャーシューよ。
 この日は昼間に友人の結婚式に出席していたのだが、そこに出たステーキくらいの大きさの塊なんだわ。それが6個か7個くらい入ってるの。

 量も凄いけど、味も凄い。
 こんなチャーシュー喰ったことない。

 なんて言うか、一番煮てる味は……マグロの缶詰かな。(笑)もちろん魚なんか使ってないんだけどね。
 奥にある鍋で、ひたすらしょうゆだれで煮込んでいた。
 醤油の味と豚骨のこってり味と少しの甘さが合わさると、こういう魚っぽい味になるのかもしれない(ってほんとか?)。

 普通のラーメン屋で食べるチャーシューの味とは別のものってことは了解しておかなきゃいけないけど、これはこれでうまい。中の中まで味がしみてて。どこの肉なんだろうな。少なくとも普通の、バラやモモじゃなさそう。……わからん。

 スープ自体の味は、あんまり大したことない。普通にある、しかもちょい薄い味。「あっさりしてる」と言ってもよかろ。しかし、この大量のチャーシューの脂とタレがスープに溶け出すと、甘くてまろやかで濃厚な、何とも言えぬ独特の味になる。

 濃厚なスープ&チャーシューと、コシのある太麺は、まるで濃い味のオカズとご飯みたい。実際、ここに来慣れたA氏はライスも一緒に頼んでた。

 とてもおいしいんだけど、あまりの濃厚さに少し胸焼けしてしまう。でも、それでもうまいんだな。体に悪いのは明らかだが(笑)それでもまた食べたくなる。悪魔だ。あるいは麻薬か? 体調によってかなり評価が変わるラーメンだろう。

 味が濃厚なので絶対にスープが残るから、替え玉は必須だね。普通、替玉といえば、おタマのすくう部分が網になった、あの「麺すくい」で運ばれてきてそれを入れてもらうってパターンだと思うんだけど、ここのは皿で出てきて、ネギがふってある。ちょっとびっくり(って、テーブル中心の店ならそうなるか)。

 あ、そうそう。味付け海苔はチャーシューのタレがスープに溶ける前に麺と一緒に食べた方がいいよ。(管理人)

8.75


A氏コメント

 麺がいい。適度な固さだ。のびてるみたいに見えるんだけど、食べてみると弾力がある。このギャップもいい。
 この店のおすすめは「とんこつラーメン」。前は「とんこつラーメン」にもチャーシューが入っててキツかったんだけど、今は入れなくなったからあっさりしてる。特にチャーシューメンを食べた後に食べることをおすすめする。(笑)
 チャーシューメンは体力のあるときにどうぞ。これは個性があるのはわかるけど、私には合わない部分もあって、少しキツい。いつ食べても胃がもたれそうなんだもん。
 ちなみに「高菜やきめし(\700)」はアホほど辛い。(8.5/10点)


↑↑↑↑↑1999年あたり↑↑↑↑↑


 てなわけでその5年後、2004年にT氏と行った。

 いやぁ久しぶりだなあ。

 今回も、前回と同じものを頼もうと思ってたのに、間違えてチャーシューメン(\900)を頼んでしまった。(前回食べたのはくずチャーシューメンじゃないか……)

 不覚。



 具はチャーシュー・青ねぎ・メンマ・味海苔・ごま。麺は細めのストレート。スープは関西ライト豚骨ってところか。

 ありゃ? チャーシューが小さい……。

 昔は「塊がたくさん」という感じだったのに、なんだこれ、外見だけなら普通のチャーシューじゃないか。

 いや、普通なら普通で、普通の店なら普通なんだが。

 ただのチャーシューメンはこんなんだったかなぁ。

 しかし。

 こくぶでこれはないだろー。
 少なくとも私の知ってるこくぶじゃない。

 「そんなのこくぶ君じゃないッ!」

 浅倉南に言ってもらうぞ。ちょっとふくれて。
 南ちゃんに言われるとこたえるぞ。

 ……いや、忘れてくれ。

 昔のやつも写真があったらよかったのになあ。残念。

 で、食う。
 チャーシューの味は、確かにあの味だった。
 マグロっぽさも同じ。懐かしい。
 相変わらずの甘めの味付け、私は好きですよ。

 しかしくずチャーシューメンのようにラーメンの味を根本的に変えてしまうほどのタレの量がないので、ラーメンはちゃんとスープの味で勝負しなくちゃいけなくなっている。(^^)

 となるとここのラーメン、単なるとんこつラーメンとしてはそれほどインパクトがあるわけじゃないんだよね。普通においしいけれど、ここよりおいしいとんこつラーメンの店はたくさんある。
 コショウも強い。

 拍子抜けだなあ。

 くずチャーシューメンのインパクトに比べちゃうから、点数はこんなところかな。

 あら? 店を出る時、駐車場にこんな看板が……。

年中無休で営業しております
テレビ 雑誌でおなじみの
箕面こくぶラーメンです.

 「そんなのこくぶ君じゃないッ!」


8.2
2004/04/18

ラーメンハウス ミッキー亭
感想 ★★☆☆
住所 箕面市石丸3-2-5 >>地図
TEL 0727-27-2836
営業時間 18:00〜26:00
日祝 18:00〜25:00
定休日 月曜日
メニュー



 「食べて絵 呑んで」「ラーメン&一品」ですか……。

 居酒屋ですな。

 営業時間を見ていただければわかるように、夜しか開いてない。居酒屋らしく。
 一緒に行った友人は「前々から気になってた」そうだ。
 確かにこれは気になるなぁ。

 メニューには「各種パーティ予約受付」「別室カラオケ有」てな文句がおどり、私が座ったカウンターの横では、おばちゃん(お姉ちゃんか?)がおしぼりをたたんでいる。

 アットホームよのぉ。

 店外の駐車場は満車だったにもかかわらず、私たちの他には明らかな呑み客が1組のいるのみ。
 こりゃきっと別室でカラオケやってるね。間違いない。

 というような雰囲気の中、ラーメン(しょうゆ味)(\550)を1杯、頼む。



ラーメン(しょうゆ味)

 具はもやし・チャーシュー・青ネギ。麺は普通の太さのストレート。スープは鶏ガラ味の素ってところか。


 いやーーーーー、あまりに普通。
 写真を見ていただいてもその普通ぶりはわかるでしょう。
 中華料理屋のラーメンという風情かな。

 ちなみにどうしてこの写真、こんな中途半端な写り方をしているかというと、別に芸術的なセンを狙ってるわけではなく(^^)、そのときデジカメの電池が切れかけてて、どうも保存してる途中で電池が切れたみたいなんだよね。で、前半(上部)だけ記録されていたと。こういうことってあるんだなあ。

 チャーシュー、麺、とても普通。
 スープは油分が薄く、かなりあっさり。
 この手のラーメンにありがちな、麺のゆで汁臭さがないというのはよかった。

 しかしあまりにあっさりした小品で、印象は薄い。

 はぁそうですか、と。

 私はわざわざこのラーメンのためにここに来たりはしないな。

 ただ、このさっぱりは呑んだ後にはいいかもしれない。

 つまりこのラーメンは、ここで呑んだ人のシメの一杯のためのラーメンなのですね。
 ま、そう考えれば存在価値は高いよね。


7.0
2004/04/18


『digitalひえたろう』 HOMEま、ラーメンでも一杯。>北大阪

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