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大阪 生野区・東成区
中華そば
住吉

★★★★★
中華そば専門店 
麺屋

★★★★★
かじわ屋
★★☆☆☆
光洋軒
★★★★★
ラーメン
金久右衛門

★★★☆☆
   

中華そば 住吉
感想 ★★★★★
住所 大阪市東成区深江南3-20-8 >>地図
TEL 06-6981-5205
営業時間 9:00〜18:30(売り切れ次第閉店だが、最近は19:00頃まで開店しているそうだ)
定休日 月曜日・第3火曜日
URL http://www.chukasoba-sumiyoshi.com/
メニュー
 
 「高井田系」「布施系」の老舗、住吉
 この店と、この店の数十m西にある光洋軒とが、「高井田系」の両雄ということになる。
 この界隈はかなりのラーメン激戦区で、この通り沿いには20軒近くの店がある。住吉の近くには天下第一(堺の天下第一とは違う感じ)、ラーメン高井田(店名虚ろ覚え)があり、光洋軒と合わせると視界に入るだけでも4軒がひしめき合っている。



 この激戦区の最古参(おばちゃん談)の住吉は、創業55年(おばちゃん談……てことは1948年創業ってことか)だそうだ。光洋軒と同じく今は3代目。

 平日夕方、18:00頃に行ってみた。
 行列が出来ている。(同時刻、光洋軒はガラガラだった。どうしてだろう?)
 しかし普通のラーメン店の行列とは、かなり雰囲気が違う。

 客層というかなんというか。
 普通のラーメン屋行列は、雑誌やテレビのラーメン特集を見たカップルやラーメンマニア然とした兄ちゃんたち(私らのことだわな)がその主流を形成しているわけだが、ここの行列は、それとは全く趣が異なる。

 何と言ったらいいのか、近鉄が負けた日は店の雰囲気がどっぷり落ち込みそうな客層というか。(^^;

 明らかに地元の人による行列。
 一緒に並んでいたおじさんは、高校時代からココと光洋軒に通っているそうな。
 大したもんだ。

 行列に並ぶ前に、店内に声をかけ、注文しておく。
 麺の茹で時間が異様に長いので、先に言っておかなければいけないのだ。わざわざ聞きに出て来てくれないから気を付けて。

 10分ほど待って、やっとありつく。



中華そば(\450)

 麺は極太ストレート。
 具はネギ・メンマ・チャーシュー。
 スープは醤油・鶏ガラ・昆布だそうだ。

 「高井田系」「布施系」ラーメンの特徴は、うどんのような極太麺と、あまりに無骨なしょうゆ味。
 スープはかなりプリミティブな感じで、正直言ってほとんど醤油とコショーの味(笑)。
 この醤油っぽさは京都の新福菜館にも共通するかもしれないが、それよりも凄い。
 兵役検査前、といった風景が一瞬頭をよぎるほど。全部飲むと体に悪そう。
 素朴といえば素朴なのだが、それでもこの極太麺といい醤油スープといい、かなり個性的な、好き嫌いがはっきり分かれるラーメンだろう。

 私は、かなり好き。
 というかなんというか、こういう食べ応えのある麺を出されると、私は正常な判断力を失うのだ(笑)。
 極太麺ゆえの独特のコシ。
 弱点をザックリ突かれたという感じ。
 ひれ伏すしかございませぬ。

 麺はもちろん、この素朴なスープ(マルキン醤油の一升瓶が置かれている)もまた、飾りがなくていいんだよなあ。

 ラーメンはかくあるべし

 という気分になる。
 いや、いろいろ工夫して丁寧にダシを取って……というラーメンももちろんウマくて大好きなんだが、一方でこういう素朴さもラーメンの姿だ。

 ラーメンがジャンクフードであった頃のラーメン。

 ……麺とスープのインパクトが強烈すぎて言及されにくいと思うが、他の具もいい。ゴチャゴチャ手をかけたラーメンの中には「この具はなくても……」ということがあるのだが、チャーシューはもちろん、メンマ、ネギ、どれをとってもこのラーメンには絶対に必要。どれが欠けても困る。特にメンマは他の店では「ラーメンだから、入れておくか」みたいな扱いをされていることが多いが、ここではかなり重要な味の引き立て役になっている。
 すっばらしいバランス。

 今回はこの後違う店に行く予定があったから中華そばを食べたけど、「高井田系」に行くならやっぱりチャーシュー麺大玉チャーシュー麺を頼みたいところ。
 本当にイヤというほどチャーシューが入っている。
 こいつにメンマを大盛にしたら至福の時を過ごせる。
 (このへんも新福菜館に似てるかな)

※私が初めて「高井田系」を食べたのは小路にある麺屋だけれど、さすが「高井田系」というべきか、はっきり言って私には味の区別がつきません。


9.5
2003/02/20

中華そば専門店 麺屋
感想 ★★★★★
住所 大阪市生野区小路東2-1-21 >>地図
TEL 06-6356-1915
営業時間 6:00-16:00 18:00-28:00
定休日 木曜日
URL http://men-ya.hp.infoseek.co.jp/
メニュー
 
 かなり古い印象を与える店構えだが、開店は2000年9月。
 脱サラした店長が目指した「昔懐かしい味」に合わせて店構えもわざとしなびた感じにしているのだそうだ。
 店全体を包み込む「年季」は、とうてい2年前に開店した店とは思えない。
 さりげないが、かなりがんばったんだろうか? それとも前のテナントが古くて、それを流用しただけかなぁ。

 この店はこの近所に住んでいる人と待ち合わせをした時に、「時間ある? 食べて行けへん?」と誘われて、何の心も準備もなく入ったのだった。
 ところがこれがかなりよかったので、実はこの約10時間後、この人を家まで送った帰りにまた寄ってしまった。
 うむ、久しぶりに、じわじわと「もう一度食いたい」と思わせるラーメンであった。

 店はカウンターのみ。店内はそれほどきれいでもない。
 しかしこれも狙いかも。
 確かにこんな(小ぎたない)雰囲気も、なんとなく懐かしく感じられる。
 あり得なかった過去なのに。



中華そば(\450)

 具は青ネギ・メンマ・チャーシュー。
 スープは鶏ガラしょうゆ。
 麺は超極太ストレート。
 テーブルにはコショーが置かれている。

 極太ストレート麺、鶏ガラ&昆布の醤油スープというのはいわゆる「高井田系」と呼ばれるラーメンのコード。
 (e-ラーメン辞典(PAPUAの関西ラーメンめぐりサイト内)によれば、 「高井田系」と呼ばれる店は他に住吉光洋軒(新深江)、にしおか(石切)、十蔵(東大阪菱屋)、(交野市星田)、中華そばの幸大(西成区岸里)などがあるそうな)
 私にとって「高井田系」を食ったのは、麺屋が初めて。
 この原稿を書いている時点(2002/11)では他の高井田系はまだ食べていない。

 この店は、入るととても静かなことに気づく。
 いや、話し声はもちろんあってそれなりににぎやかなんだけど、それでも静かなのだ。
 それは、ラーメン屋独特の「威勢のよさ」がないからだろう。
 おっちゃん×1&おねえちゃん×1のペアが店を守っているが、他の店で見られるようなキビキビとした動きが、この店にはない。
 もちろん愛想が悪いという意味ではないのだが、水も酒もセルフサービスで、しかもカウンターのみなので、店員が客の背後に回ることもない。
 この店の「静かさ」を醸し出しているのは、ひとえにこの「麺」の茹でにある。

 ここで使われている極太麺、なんと茹で上がるのに5分もかかる。
 もちろんそれでもちゃんとコシのある麺ができる。
 これが茹で上がるまで、このおっちゃんとおねえちゃんは寸胴鍋の前に、ただひたすらたたずんでいる。ぼうっとしているのかとも思うが、時折タイマーを見て、麺を混ぜたりする。
 うーむ。
 ここまで手間のかかる麺なら確かに水も酒もセルフサービスにしなきゃやってられないかもしれないねえ。

 で、食ってみる。
 素晴らしい。
 この麺、いいよ。
 実は私はラーメンにとってスープは二の次だと思っている。
 ラーメンは麺を食うんだから、麺がウマいことにはどうにもならんのだ。
 というわけで、私は麺がウマい店には徹底的に甘い。(^^)
 充分にコシがあって、モチモチっとして歯ごたえもいい。そしてノドごしも文句なし。
 麺だけで言えば、この店は10点満点だ。

 大阪狭山市にある純情屋(これは高井田系ではありません)もかなり思い切った太麺を出してくれて、もちろん大好き(スープはウマいというほどでもないんだけれど……)なんだが、それを上回る太さと食感。この食感は、ちょっと他では味わえない。

 スープはトリガラしょうゆで、これ単体で見れば大したことのないというか、ちょっと醤油の味の勝った、少しガサツかつ素朴かつ平凡なもの。
 しかしこれがまたあんまり丁寧とも言えないざく切りの青ネギとチャーシュー、そしてこの太麺と一緒になると、なんとも絶妙なバランスになる。

 かなり乱暴な表現と知りつつも書くと、新福菜館のラーメンに似てるかな、全体の印象は。
 ただしこの麺の圧倒的な存在感は、新福菜館はおろか、ちょっと他の追随を許さないな。
 凄い。

 この麺と、そしてガサツなスープと具のバランスを味わいながら、

「ラーメンちゅうのは、これでいいのよ、うんうん」

 などと納得してしまうわけだ。
 しかもこのお値段(\450)。

 これでスープがあともう少し洗練されれば、本当に完璧ではなかろうか。

 この店は秀次郎みたいな、「料理としてのラーメン」という考え方の対極にある。「ジャンクフードとしてのラーメン、そして割り切り」とでも言うか。
 もちろん両方美しい。(^^)

 てなわけで、麺の素晴らしさにも関わらず地味なスープの分、9.0点くらいにしておこうと思ったのだけれど、食って数時間後に襲ってくる「また食いたい衝動」に負けて、謹んで9.5点を献上いたします。(実際、昼に食べたのが忘れられなくてその日の夜にも行ってしまったのだった……(^^;)


 店ではチャーシューメン大(\800)がオススメらしいが、そりゃまあ単価が一番高いのをオススメするのは当たり前だろう……と思いつつ、次はチャーシューメンにするのを誓っている私である。

 ちなみにここの麺は「中華そば住吉」が製麺所に作らせている麺をそのまんま仕入れているそうだ。
 他の「高井田系」の店はどうかわからないけれど、ひょっとしたらみんな同じ製麺所の同じ麺なのかもね。


※高井田系は人によって好みがはっきりと分かれるところで、一緒に行った友人のQ氏、うめさんはともに10点満点中4.5〜5点という、これまでの最低点を叩き出してくれた。
 さああなたはどっちかな? (^O^)

9.5
2003/01

かじわ屋
感想 ★★☆☆☆ ← ★★★☆☆
住所 大阪市東成区深江南2-12-20 >>地図
TEL 06-6977-4888
営業時間 11:30-14:30 17:00-23:00
定休日 水曜日
メニュー
蘊蓄・貼紙など かじわ屋のこだわり
麺はプリプリ根性の太麺
もやしもシャキシャキ太もやし
焼豚はスープがしみ込むうす切り焼豚
そしてあっさりとんこつスープに旨味を詰め込んだ旨こくスープ
ギョーザはカリッと焼ける秘伝四角焼き
どうぞお楽しみ下さいませ 店主


当店玄関横の自販機の飲み物持ち込みできますので御利用下さい

生にんにくのいる方は、係員にお申しつけ下さい!!

鳥取大山東伯町農協直送東伯豚使用店
 


 行くはずだった店が閉まっていたので、急遽「この次に見つけた店に入る」という縛りで選ばれた店。
 白木に墨書のメニュー、看板。最近のラーメン屋には定番の組み合わせですな。真新しく見えるが、最近の店なのかな?……と思ったら、2002年1月オープンだそうで。
 店内はとても綺麗。ちょっと年輩の夫婦が2人でやっているのかな。
 主人は「太閤園」のフレンチシェフだったとか。
 しかし雑誌の写真を見る限り、いかにも「豚骨・鶏ガラ・野菜」のスープにありがちな、それほどウマくなさそうな感じ。

 ちと不安を抱えながらも、入ってみた。

 テーブルにはフライにんにく、からいジャン(無茶苦茶辛い辛子味噌)がfree。



とんこつラーメン(\600)

 
麺はちょい太めのストレートかん水。
 具はネギ・もやし・メンマ・チャーシュー(モモ)。
 スープは豚骨・鶏ガラ・野菜。

 良くも悪くも、見た目通りの味。
 悪くない……のだが、なぁんのインパクトもない。
 困ったなあ。
 スープには野菜がたっぷり溶け込んでいて健康にはよさそうだとは思うのだが……。

 いわゆる「豚骨」味ではなく、野菜が入ったスープ特有の、少し甘い、やわらかい味。
 とても丁寧に作っているのがよく解る。
 夫婦でやっている感じも、とても感じがいい。

 しかし普通。

 これはこれでいいのかもしれないね。
 女性にはいい感じかも。
 実際、私の隣に座った女性の2人組は、片方の女の子がもう1人の女の子に「おすすめの店」と連れて来た感じだった。

 ギョーザは一緒に行った友人には評判がよかった。
 私は……これまた普通。(笑)

参考:同行者の採点(5点満点)
毒田
Quattro
うめさん
3
3
3

7.0
2003/02/20



追記:

 久しぶりに行ったけれど、良くなるどころかむしろ悪くなってた。
 こりゃだめだ。

2008/05

光洋軒
感想 ★★★★★
住所 大阪市東成区深江南3-20-14 >>地図
TEL 06-6976-9801
営業時間 8:00〜20:00(売り切れ次第閉店)
定休日 火曜日
メニュー
 


 この日は同じ「高井田系」でしのぎを削る光洋軒住吉をハシゴした。

 前回ハシゴしようと行った時は、先に住吉に行ってる間に光洋軒のオッサンが客がおらんことにスネて1時間も早く店じまいしちゃったもんだから喰えなかったのだ。

 そこで、近くに行ったときに1人でトライ。
 今度はスネられないように、光洋軒に先に入った。

 創業50年くらい?の老舗。住吉と同じくここも3代目だと聞く。
 両方とも儲かってるんだろうなあ。
 店内は新しくなっていて、とてもキレイ。
 小さくて狭いが。

 中華そば(\500)を頼んだ。



中華そば(\500)


 具はメンマ、青ネギ、チャーシュー。スープは鶏ガラ醤油。麺は極太ストレート。

 ありゃま光洋軒の方がウマいのね。

 高井田系には殆ど味の違いはないと思っていたが、連続で食べると違いがわかる。

 スープも微妙に違う(光洋軒の方がしょうゆの味が立っている)が、特にメンマ・チャーシューが違う。
 メンマもチャーシューも、住吉に比べてやや甘めの味付けになっている。
 この具の味の違いが、全体のバランスに違いを出している。そして光洋軒の方がまとまっていると思う。

 光洋軒の方が高い(中華そば\500:\450)。のと、このオッサンのいけ好かなさ(^^;を我慢できるなら光洋軒だ。

 とはいえ、私の「高井田系」に対する絶対的支持(^O^)は変わらない。\(^O^)/


9.6
2003/09/03

ラーメン金久右衛門
感想 ★★★☆☆
住所 大阪市東成区深江北3-2-8 >>地図
TEL 06-6975-8018
営業時間 11:30〜14:00
火〜木 19:00〜24:00
金〜日 17:30〜24:00
定休日 月曜日
メニュー
蘊蓄・貼紙など
当店は、しょうゆラーメン専門です。
☆スープが3種類、メンが2種類あります。


・熟成くろしょうゆ〈濃い〉 チャーシューの煮汁で旨味を強調させた、バランスのいい味
・旨口くれないしょうゆ〈ふつう〉 濃口醤油仕立てのしっかり味
中華そばの究極を目指します。
・薄口きんしょうゆ〈あっさり〉 薄口醤油仕立てのあっさり味。白ワインと玉ねぎでスープを熟成させるなど徹底した手間をかけた自信作

・太メン 
  :平打ち、超多加水・卵メン
モチモチ感とツルミが強く、ノドゴシ抜群
全粒粉やうどん粉もブレンドした完全オリジナル
・細メン
 :極細、多加水・卵メン
濃口醤油仕立てのしっかり味
特に希望のない場合は、紅しょうゆ・細メンとさせて頂きます。
こだわりの調理法のため、仕上りが前後したり、時間がかかることがありますので、ご了承下さい。

当店のラーメンはトリガラベースのスープに絶妙の割合で豚骨を加えて最後に高純度の鶏脂(チーユ)で仕上げる最高のこだわりしょうゆラーメンです。
他府県のラーメン屋に支配されているこの大阪で全国に自慢できる“なにわの味”を確立します。
どこにも負けまへん!

他いろいろ
 
ラーメン金久右衛門
ラーメン金久右衛門


 ラーメン(濃口・平メン)(\650)を注文。

ラーメン(濃口・平メン)(\650)
ラーメン(濃口・平メン)(\650)


 具はチャーシュー、メンマ、ネギ、煮玉子。
 麺は太ストレート平麺。
 スープはトリガラベースの醤油味。

 太麺(平麺)で食ったが、平麺ならもうちょっと固めの方がいいかも。その方が食ってる!って感じが出せると思う。

ラーメン(濃口・平メン)(\650)
ラーメン(濃口・平メン)(\650)近影


 麺に関するウンチクは↑にも書かれているが、麺ってのは、少々モノが悪くても茹で具合でウマくもなればマズくもなると思うんだけどねえ。

 なかなか微妙。

 メンマは固く、少し繊維が残ってる。あんまりウマくない。

 スープは丁寧にとってそうな感じ。しかし少しだけ焦げた風味がするのは何だろう??

 チャーシューはホロホロと口当たりがいい。味は中の上というところか。

 丁寧さは感じて、総じて好感は持てたけれど、ただ、店内に掲げられている「ウンチク」があまりに多く、そしてその気合い具合と実際の味とのギャップには少し違和感を感じる。

 「インパクトはないが誠実さを感じさせる味」なんてまとめ方でいいのかなあ。


7.8
2004/06


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