
はじめに・・・
まずは自分が何が得意で何が出来ないかということを理解することから始めるのがBESTだと思います。
ここでは、公務員試験で押さえておく問題の全容と出題頻度による重要度を書いておきたいと思います。
得意な分野は、時間のあるときにやって見ると良いと思います。また、期間を置いていきなりやってみても解けるようになっているというのが理想的です。
不得意分野で、いくらやっても分からない問題や時間のかかってしまう問題は捨ててしまってかまわないと思います。私も専門の数学(3次元関数やフローチャートなど)は、本試験でも時間がかかってしまうために他の問題に時間を振り分けました。
最後まで書いてみてどんどん尻つぼみになっている事と口調がえらそうになっているのを感じましたが、無料で私の意見を書いてるだけなので勘弁してください。気になる方は見ないでください。また、結構不親切だったので時間のあるときに例題等を作りたいと思います。
まずは工学系の数学です。大まかに分けて下記のようなものがあります。
| 項目 | 需要度 | コメント |
| フローチャート | × | 色々な試験で1問は出てきますが、基本的に時間がかかってしまうために時間によほど余裕のある人が解けば良いのではないでしょうか? |
| 線形代数 | ◎ | 数学において、最重要問題でしょう。専門試験の1問目に出題される傾向にあるようです。3次元関数やベクトルといったものが含まれます。まずは、基本的な式を理解することが重要です。 |
| OR・論理 | △ | 2次直線により囲まれた中での最適値を求めるといったものがORで、ドモルガンなどを使うのが論理です。数的処理でも出題されるので特別に勉強する必要は無いです。論理は出題頻度低いです。 |
| 微積分 | ○ | もろに微積分をしろ!といった問題は見かけません。文章問題から微積分を使用して解くものがほとんどであるために、問題の傾向が限られます。体積などは基本として、特に目にしたものはdy/dt(距離を時間で微分)で速度を求めるものです。ちょっと、これだと分かりにくいかもれませんが、問題集などを持っていましたら斜めにロープを引っ張る問題だと思ってください。このような問題が載っていないものは、試験をカバーしきれていない恐れがありますので購入を検討してください。 |
| 確率 | △ | 難易度は数的の確率問題と変わりませんが、試験によって上下します。すぐに解ける問題から時間のかかってしまうものまであります。1回解いてみて時間がかかるようならば後回しにしましょう。 |
試験によって難易度にさほど違いのある分野ではありません。得意な人は出来て苦手な人はさっぱりといった感じでしょうか?
苦手な人は、問題の傾向が限られているものを勉強するのがよろしいかと・・・ま、私は苦手なのでボチボチでした。
次に工学系の物理です。
| 項目 | 重要度 | コメント |
| 力学の基礎 | ◎ | 運動量保存則・エネルギー保存則・重力・摩擦・抗力といったものを理解しましょう。これが出題されない試験は無いと言っても過言ではありません。また、問題傾向が幅広いために基礎を理解していないと解けない場合が多々あります。出題数も多く専門試験の合否を左右するといっても良いです。私は初試験でこの範囲がまったく駄目だったために、重点をおいて勉強しました。 |
| 力学の応用 | ◎ | 遠心力や水圧・浮力・張力・振り子・周期など問題にしやすい範囲があります。水圧・浮力などは水理学と共通のものなので得意な人は良いとして、円錐振り子や単振り子の問題はしっかりと押さえておく必要があります。出題頻度も◎です。 |
| 熱力学 | ○ | J(ジュール)等の単位などはあまり気にする必要はありません。重要なのは気体の状態方程式PV=nRT(R:理想気体定数、T:絶対温度=セ氏+273℃)です。これを使ってP-V線図をその場で解けるようにしましょう。また、熱量保存はやっておく必要がありますが、個人的に内部エネルギー3/2nRTは理解していないし、出題された記憶もありません。 |
| 波動 | ○ | 波の振動・光の屈折・ドップラー効果などがあります。v=fλといった。基本をしっかりと押さえ問題を何回か解いておきましょう。出題パターンが少なく、屈折による見かけの深さや反射のあるドップラー効果などを押さえつつここでは屈折・回折といった用語も押さえておきましょう。 |
| 電磁気学 | × | 個人的にあまりお勧めしません!やるとしても、コンデンサーと右ねじの法則・フレミングの左手の法則程度で良いと思いますよ。あと、さらっと一通り見てみて理解しやすそうなものがあれば押さえる程度で・・・。 |
| 回路 | △ | 出題頻度はあまり高くないですが、1度理解してしまえばその場で問題が解けるのでしっかりやりましょう。特筆は、ホイートストーンブリッジとキルヒホッフの法則です。 |
物理は範囲も広く数式などが多くてとっつきにくいですが、試験の鍵を握る問題(というのも、特に国Uなどでは知っている人は解けて知らない人は解けない。むしろ知ってる人は計算しないでも数式がそのまま出ているので選べば正解!!!といったものが多いため。)であるため。我慢してでもやっておく必要があります。
さてさて、それでは本来の専門と呼ぶにふさわしい科目について書きたいと思います。
まずは、構造力学から書きます。
項目分けが難しいので大雑把に分けます。
| 項目 | 重要度 | コメント |
| 構造力学の基礎 | ◎ | モーメント・断面2次モーメントから始まり、ひずみ・ポアソン比、棒材力学といった内容です。ここで覚えるべきは、まず数式です。大体は当てはめれば答えが出てきます。そのうち覚えておきたい数式をまとめておきます。幅広い問題が予想されますが、基礎を押さえておけば手が出ないということはありません。 |
| トラス | × | 節点法や切断法を用いて部材内力を求めよ!といった問題の出題頻度は低いです。それよりも、不静定次数を求めて安定か不安定化を求めるものの方が目にします。n=j+m-2j(n:不静定次数、j:部材数、m:支点反力、i:節点数)トラスの鉛直変位の問題も探して一回はやっておいたほうが良いでしょう。 |
| 梁に働く力 | △ | 記述式の試験があるところでは、間違い無く狙われる部分です。影響線に関しては図解が出来る程度良いと思います。断面の核については、覚えてしまいましょう。 |
| たわみ | ○ | カスティリアーノの定理か単位荷重の定理が使えて、その場でたわみ、たわみ角が求められるのが理想的です。私は両方知りませんでしたが、単位荷重の定理はわかりやすかったです。で、どうしても分からない人は片持ち梁と単純張りのたわみ・たわみ角だけ覚えてください。本試験においてはそれ以外はほどんど出ません。梁がバネ等により連結しているときのたわみを求める問題がありますが、これは完璧にしておいてください。頻度は◎です。 |
| 座屈 | △ | 座屈荷重が求められれば問題ないです。K:有効長さ係数を支持条件にしたがって4つ覚え、座屈荷重の大小を比較するものがほとんです。要は(K×l)の2乗に反比例ということだけです。 |
私は構造の教授の研究室だったため、さほど苦労しませんでした。構造の問題に関しては、学校で習ったレベルに+α。そして、出ない問題はきっぱり切って勉強するということです。苦手な人でも、せん断図とモーメント図が書けるようならば問題無くカバー出来ると思いますよ。
水理学編で〜す。
| 項目 | 重要度 | コメント |
| 静止流体力学 | ○ | 静水圧・浮力・相対的静止・浮体の安定です。静水圧・浮力は当然として、円柱に入ってる水をかき回したり、水槽をすべり落としたとき等の相対的静止はやっておく必要があります。浮体の安定はやらなくて結構です。 |
| ベルヌーイの法則 | ◎ | これが分からなければ、水理で点数を稼ぐことは出来ません。逆にこれと運動量保存則が分かっていれば、水理において他のものが出来なくてもかまいません!というほうど重要です。 |
| 運動量保存 | ◎ | ベルヌーイとともに最重要問題です。ただ、問題の傾向が少ないので完璧にしておきましょう。 |
| 管水路 | △ | ここで頻度の高いものは、摩擦損失です。それと、エネルギー勾配線と動水勾配線がどのように書かれているかを知っておきましょう。そのものずばり問題に出ます。他に管水路の分岐の問題がありますが、捨ててしまってかまわないでしょう。 |
| 開水路 | △ | レイノルズ指数や、フールド数といったものや、等流水深・限界水深・跳水といったものが計算と用語で出題されます。どちらかというと計算よりも、文章題で出されることの方が多いです。 |
土質力学編
| 項目 | 重要度 | コメント |
| 土の基本的性質 | ◎ | 土の3相モデル。土粒子の体積を1、水と空気をeとしたものと関連式を覚えておくと良いと思います。コンシステンシーは用語を覚えましょう。全応力・有効応力・間隙水圧などは計算ですね〜。 |
| 透水 | △ | ダルシーの法則Q=kAiは暗記しておきましょう。 |
| 圧縮と圧密 | △ | 排水時間が排水距離の2乗に反比例するということくらいで良いのではないでしょうか? |
| せん断 | × | モールの応力円と排水試験に関する用語です。 |
| 土圧・安定 | ○ | 主動土圧・受動土圧の計算。安全率=安全モーメント/転倒モーメント。両方とも出題されると思っていて良いと思います。 |
全体的に書くことが少ないですが、テキストを見て書いたところこの程度になりました。要は、計算問題よりも文章問題の頻度が高いということでしょうか?それでも、3相モデル・ダルシー・土圧の計算はお決まりで出ます。安全率は、文字式での回答の方が多いですかねぇ。
最後に計画系でっす。
| 項目 | 重要度 | コメント |
| 土木材料 | ま ん べ ん な く 出 る た め 評 価 し ま せ ん |
ポルトランドセメント・混合セメント(高炉・シリカ・フライアッシュ)。アルミナセメントは出るときもありますが、個人的に覚えてないです。その他、混和材の特徴。ワーカビリティー・コンシステンシー・フィニッシャビリティー等のフレッシュコンクリート性質、硬化コンクリートのクリープや乾燥収縮等を覚える。鋼材は比例限界・弾性限界・降伏点をグラフの形とともに覚える。 |
| 土木施工 | かなり細かいので省略でいきます。まずは、土留め工(親抗横矢板土留め・連続地中壁の違いくらいを押さえましょう)次に基礎工法ですが、打ち込み杭工法と場所打ち杭工法の長所と短所は問題を解く上で必要になるときがあります。ケーソン基礎は、設置ケーソン・オープンケーソン・ニューマチックケーソン。特にニューマチックケーソンの特徴を理解しておいてください。地盤改良工法!出題頻度◎絶対やっておくこと。もう知っているという人も、再確認しておいてください。排水工法は重力排水か強制排水か押さえておきます。 | |
| 土木構造物 | 構造物の限界状態設計(終局・使用・疲労)。プレストレス2種類、定着具を使用するかしないかをチェック。擁壁(重力式・逆T形・L形・控壁式)の使用用途。測量の誤差理論、各種測量と使用器具。記述式の試験は閉合差と倍横距の計算。 | |
| 河川工学 | 策定手順(計画規模の決定→計画降雨の決定→基本高水の決定→洪水処理方式の決定→計画高水の決定→各洪水処理施設の計画)の順を覚える。堤防の種類(本提、導流提、霞提など)。。コンクリートダムとフィルダムの違い及びコンクリートダムの種類。 | |
| 港湾工学 | 外郭施設と繋留施設の分類 | |
| 国土計画 | 4つの全国総合開発計画と21世紀の国土のグランドデザインの時代背景・基本目標・開発方式 | |
| 都市計画 | 頻度は低いですが田園都市論やラドバーン計画等の外国の近代都市計画。日本の都市計画で重要なのは市街化区域・市街化調整区域の対比、用途地域、土地区画整理事業・市街地再開発事業。都道府県と市町村の決定手続きの違い。 | |
| 交通計画 | ◎四段階推定法(生成交通量・発生集中交通量・分布交通量・分担交通量)における各交通量の予想・算出方法。 | |
| 道路交通工学 | 年平均日交通量・ピーク時間交通量・30番目時間交通量。交通量・速度・交通密度の関係。あと制動停止視距とか、勾配の必要性や登坂斜線が必要か。アスファルト舗装とコンクリート塗装の短所。道路交通のシステム(ITS・VICS・ETCなど) | |
| 上水道 | 計画年次10〜15年。緩速ろ過方式と急速ろ過方式の性能 | |
| 下水道 | 分流式と合流式。計画汚水量の設定。生物処理(好気性処理・嫌気性処理)など、私にはまとめられません。 |
めちゃくちゃまとまりませんでした。やっぱ継続的に勉強して無いと忘れていってしまいますね。基本的にはすべて1回は目を通しておかないとまずいかもしれません。(爆 でも、私みたいにぎりぎりでも受かりたい人は出題頻度の高いものから確実に押さえていきましょう。土木はボーダーが結構低いですし、来年からは1次試験合格者が増えることが予想されます。重要になってくるのは面接です。試験直前だけではなく、常に1つくらいは関心のある出来事を探しておきましょう。面接では自分の意見が求められます。
