PORSCHE LEGEND
360モデナは街でのるにはボディがちょっと大きいことをのぞいて非常に扱いやすく、あんな大パワーがあるって感じは微塵も感じさせません。初期モデルはアクセルの反応が過敏すぎるきらいはありましたが、現在では大分改善されてきたようです。
サーキットをあきらめて街から高速、ワインディングと乗ってはいましたが、それもかなり朝早い時間帯でした。やはり人目につくのでどうしても近所の目というのを気にしてしまいます。
なんかいつも同じことを書いてますが、まったく懲りない性格ですね。それであるとき久しぶりにサーキットのお誘いを受けました。
ただ、フェラーリではさすがに走れないというか、走りたくない感じでした。どうしようか思案していると、またまたいつものお店にポルシェRSがあるではないですか!
お店にあった964RSは実は以前わたしが乗っていたものなのでした。それも一度手放し再度購入したというものでした。なんでもフェラーリを買ったときに手放してから次のオーナーの手にわたったのですが、とある事情でもどってきたということだったのです。
なんだかわたしをまっているように思えてきました。やっぱ964は格好いいなぁなどとお店の人と話していると、そんなにいうなら買う?といってきました?やあさすがに今回は買えないですよ、といっていたのですが、そんなんだったら、この車はどうも相性が店といまいちよくないので、マル秘価格で売ってあげるよということでした。それは事実上かったというより借りたって感じでした。
そんなこんなで、一応借りたかたちで、またまたわが家のガレージに964RSレーシングパッケージがもどってきました。
しばらくぶりで乗るポルシェはやはり剛性の塊のようなボディですべての操作がカッチとしていてすごく頼もしく感じました。ポルシェと比べるとフェラーリはやはり女性的な感じで華奢に思えます。360になって剛性が上がったとはいえポルシェのかっちり感とはやはりくらべようもありません。何といってもブレーキを踏みたくなるような車は964RSしかありません。剛性感踏み込むときの初期のタッチ制動力の立ち上がり方など完璧に思えます。993RSはちょと初期タッチが甘い感じがします。多分ボディがちょっと重くなったのとローター、キャリパーが大きくなりおまけに18インチになってばね下が重くなったためじゃないかと推測します。
それほどまでに964RSの完璧に整備されたブレーキはすばらしいと思います。360は制動力はそれなりなのですが、タッチがぜんぜんよくありません。バイクのブレーキのようにセルフサーボが働く感じで同じ踏力でもパッドがローターにかってに食いついていく感じがあります。おまけにABSがすごく早く効いてしまいます。この点は最近のはすこし改善されたようですが。
360に乗っているとサーキットを走ろうってことはあまり感じませんでした。もったいないってこともあるし、大丈夫かな?と思ってしまうのです。プロが乗ってタイムアタックしていましたが、本当のところは分かりません。ブレーキのことにしても自分のものにして初めて理解したことです。
ハンドリングもちょっと乗った程度ではよく分からなかったのですが、なんだか飛ばすといきなりテールがブレイクする感じがするのです。コントロールはしやすいと初期の記事に載ってましたが、最近の記事は性格に書くようになったのか、ブレイクは急に起こると書いてあるものが多いです。
このようなことからサーキットはポルシェって頭があります。もちろんかなりサーキット用に改造すれば走れるかもしれませんが、ポルシェならメーカーでサーキット用が用意されているのですから、こんなにいいことはありません。サーキット走行はタイムより自分なりに楽しく走ることが何より重要と考えているわたしにとって耐久力のあるポルシェは最良の選択なのです。
ということでほとんど借り物状態の964RSでひさしぶりに公道を走ってみました。やはりカッチとしたものはいいです。フェラーリはどこか壊れるんじゃないかとどきどきしてしまいます。心配ないのかもしれませんが、なんとなく不安があって安心感がありません。
ポルシェも壊れるときは壊れるのですが、壊れないぞっていう安心感が私の中にあって、飛ばしていても不安はありません。
ちょっと飛ばしても手足のように動いてくれるので、安心です。360だとこうはいきません。ボディの大きさはあまり感じないとはいえ絶対的には大きいのでやはり気にしてしまいます。
コーナーではフェラーリは絶対的なロール角は少ないのですが初期ロールが速くてちょっと怖いです。そこからぐっと踏ん張るのでなんか飛び出す感じがしてしまうのです。964RSはリニアにロール角が増えていく感じなので、あまり怖さを感じないのです。ただそのためか初期のあたりはつよく、乗り心地はお世辞にもいいとはいえません。
やはり久しぶりに乗る964RSはすばらしく、わたしは964RSから離れられないんだなぁと痛感したのです。
街乗り公道走行も堪能したところで、いよいよ久しぶりのサーキット走行の日がやってきました。サーキットにいくと、あれ?やっぱりポルシェ?って何度も知ったひとから聞かれました。964ターボから浮気して355に乗ってた人もいつの間にか993ターボに変わってました。やはりサーキットを走る人にとってフェラーリは物足りない存在みたいです。
でも一度は乗りたい車ではあるのです。それでどっぷりはまるかやっぱりポルシェだなということになります。ポルシェに戻る人はもともとサーキット好きな人が多いと思いますし、フェラーリがいいと思うひとはサーキットはそれほどでもない人が多いのでしょう。
フェラーリでサーキットを走ってるひとは元々フェラーリ命の人が多いように思います。わたしはどうかというと、フェラーリは今でも好きですが、次に買うのはもっと歳をとって完全にサーキットをあきらめたときでしょう。
フェラーリは今でこそF-1のイメージが強いですが、以前はスポーツカーレースで活躍した名車ぞろいなんですよね。フェラーリがスポーツカーレースに積極的なら今頃いろんなバリエーションがあったかもですね。
そんなところで、いよいよコースインです。久しぶりのサーキットはやはりちょっと緊張します。最初は慣熟走行なので、ゆっくり走ります。後ろのほうだったのでそれなりにスピードがでてしまいますから、極力ゆっくりコースを思い出しながら走りました。
久々のサーキットはすごく広くて怖い感じがしました。そこは気を落ち着けて一旦ピットに戻ります。前者もどったところでいよいよ本番コースインです。わたしはある程度の台数が先にいったところで、おもむろに一人でコースに出ました。一コーナー過ぎまでインべたで回ります。間違ってもシューマッハーのようにコースをすぐ横切ってはいけません。これは結構守られてないですから要注意です。
1-2コーナーを回って少しづつ体を慣らしていくと、やっぱりポルシェはカッチとしてるなあと何回も同じことを思わされます。フェラーリだとどこかボディがよれる感覚がするんです。
しばらく走って本格的に飛ばすとますます良さが際立ってきます。何周走っても垂れないブレーキはもっとも他車にまねのできないところでしょう。とまることができるっていうのはサーキット走行では絶大な安心感につながりますから。
よし!やっぱりわたしにはポルシェだ!!と何度も何度も心の中で叫びました。やっとさとりを開いた気がしました。
悟りを開いたところで、とするとどうするかな?360と考えはじめました。これを売るにしても買って間もないし、などと考えているとコースを飛び出しそうになったので、そこは一度サーキット走行に専念しました。
終わってピットに戻るとやっぱポルシェだなぁと感心しました。そこにいた知り合いの人にもサーキットはポルシェに限るね、などと話してる自分がいました。フェラーリはノーマルでは全然だめですよ、あれは音と雰囲気スタイルで乗る車で、サーキットにはまったく不向きですよ、といいました。
家に帰って考えてみるともうフェラーリはいいやって気分になってました。人目につくしなにより田舎では世間の噂ってのが怖いですから。そう決心したら早速、いつもの車屋さんに電話しました。
あのーフェラーリのことなんだけど、いつもの病気で・・・
もう売るんですか?!いいですけど、じゃあ希望はいくらですか?
やっぱりxxxxくらいは欲しいなぁ。
できるだけ希望にそうようにしますが、次どうするんですか?
やあ、やっぱりポルシェがいいかなぁと思って、それも飛び切りレーシングなのがいいんじゃないかなぁと思ってるんだけど。
んーじゃぁさがしてみますよ。
後日とある有名なスーパーカー屋さんに電話すると、996CUPは今はないですねー。GT3Rが入ってくるかもしれないけど。あとは今はレーシングはないなぁ。とのこと。
それじゃあ先にフェラーリは売っておいてくださいってことでお店にもって行きました。持っていく途中でこれでフェラーリとは当分のあいだお別れだなと思うとちょっとさびしい気分になりましたが、新たな刺激的出会いに希望をもつことにしました。
それからしばらくしてフェラーリはほぼ希望額で売れたのでした。
しばらくはもんもんとレーシングポルシェがホジーといろんな雑誌を読み漁っていたのですが、どうも中古雑誌にはレーシングはあまり載りません。ところが、あるとき本屋で立ち読み中にふとみるとありゃ?こんなところに996GT3CUPがあるぞ!と気がつきました。愛知県の某スーパーカー屋さんでした。ここはほとんどがフェラーリなので気にもしていなかったのですが、なぜかありました。
でも、ちょっと個人で交渉するには気が引けたので、いつものお店でちょっと内容を聞いてもらいました。そこはよく知ってるお店なので、いろいろなことが聞けました。
1999年製でドイツで走っていた車であること、当然中古並行です。さらに予備検はつけないので現状では公道は不可であること。ただし通関証明はあるってことなどです。それから秘密の事情がちょっとあったのですが、これは内緒です。
割とすぐ近くだったので、暇なときに見に行きました。ショールームには誰もいなかったので、窓ごしに車を見ました。幸い窓際においてあったのでじっくり観察できました。
窓越しにみる996cupは、思ったより小奇麗な感じでした。これはオールペンしてあるなって感じでした。ライトはさすがにはね石のあとがありましたが、フロントガラスは交換してあるらしくすごくきれいでした。ホイールはさすがにちょっとくたびれてましたが、タイアはレインの新品が付いてました。
これなら思ったよりきれいな感じだなあ、車高はかなり低いけどいつも乗るわけでもないし、かなりグッとくるものがありました。
もう見てしまった以上ほしくなってきました。予備検がないので自分で新規車検をとらないといけないのが問題ですが、なんとかなるかな?って感じでした。
一度お店に戻って結構思ったよりよかったよ、っていうことで、こちらのお店に入庫してもらうことになりました。車検についてはそのときナンバーつけて乗ってるひとも実際いましたので、いろいろ聞いてもらったところ、大丈夫でしょうとのことでした。
それから数日して、996CUPが入庫することが決定したのですが、あまりの車高の低さに積車からの積み下ろしが大変ってことで、車検をとってもらうお店にもっていきました。
ですからすぐに車をみることは出来ませんでした。
車検をとってもらうRHCというお店の人との電話でいろいろ打ち合わせしました。正規のルート?で車検をとることとマフラーをチタンでワンオフで作ること、音は極力静かにしてもらうこと、ラインロックを付けてもらうこと、スライドウインドウを製作してもらうことなどの作業をいらいしました。
それから数日して実車を見にいきました。初めてみるCUPはかなり車高が低く、強烈なキャンバーが付いていてぱっと見ただけでただものではない感じでした。室内をのぞくとロールケージが張り巡らされていて964,993より点数が多かったです。本当になにもないレーシングカーって感じでした。唯一市販車と同じメーターが市販車面影を残すのみでした。
964とはまるでべつものの凄みを感じさせます。一緒にいった友人もこれは完全なレーシングカーだなといいました。本当にそんな感じで、こんなん公道で乗れるのかいなってちょっと不安になりました。
車検を取るにあたって、調べたところ、1999年モデルでセンターロックホイールで車検を取った車はないってことでした。ということはまったくの1から車検を通さないといけません。このあたりは裏技ってのがあるようですが、正攻法でいくとお店がいうのでそうしました。
まず第一は音です。触媒は最初からついているので、問題なしでしたが音は大問題です。純正ステーもなくマフラーをまったく新規にステーも含めて制作してもらいました。よってわたしのマフラーは他車には付きません。ってことは売れない・・・音の問題は高回転は多少犠牲になるけど静かなのを作りました。すぐ爆音にできるそうですが。低中速は多少トルクアップしてるらしいです。
つぎにサイドブレーキです。これは最初からないので、何回も警察と交渉してサイドブレーキに似せたラインロックでokが出ました。センターロックホイールも何とかokでしたね。車高はぎりぎりでなんとか大丈夫だったようです。
その他は保安基準にあうようにホーンとリアのナンバー灯をつけました。それとカップはラジエーターファンもないので、これを左右別々に作動するようにスイッチを付けて手動ファンにしました。実際はほとんど用なしでしたが。
ほかにも細かいところで警察とやり取りがあってついにナンバーを取得
することができました。お店が移転とかいろいろ作業がとまってた時期があったのでナンバー取得まで3ヶ月ほどかかりましたが、実際は1ヶ月ほどの作業でした。
はれてナンバーが付いてお店に戻ってきたcupを見たときやっと公道で乗れるなぁと感慨深いものがありました。ちょっとじろじろいろんな角度から眺めてみると何度もかきますが、レーシングしていてわたしの好みにぴったりです。
次にドアをあけて・・・おお、軽い!なんという軽いドアなんだ!FRPとカーボンで出来ていて、ウインドウはポリカーボネイトです。そのほとんど衝突安全性には役に立たないドアのかわりにロールケージがドアの代わりに十字に入っていますおまけに中心はスティフナーでがっちり補強が入っています。乗り込むのがちょっと大変ですが、ぶつかって怪我するよりはましです。
乗り込むにはアクロバチックな姿勢が必要です。おまけにレカロのバケットも通常よりサイドサポートが深く出来ていますのでなおさらです。頭をぶつけないようにして乗り込むと、思ったより着座位置が高く好みではありません。これは要改善項目でした。
座ってみると993までのカップよりぜんぜんレーシングな感じがします。頭のサイドサポートが出ているので、左右の視界は絶望的です。全体的雰囲気はメーターこそノーマルですが、空調スイッチが何もないパネルなどいかにもって感じです。イグニッションは相変わらず右にあってノーマルと同様にまわします。
そしてついにエンジンに火をいれます。
キュルキュルブオーン・・・ありゃ・・・・シーーーン
さすがにレーシング簡単にエンストしてしまいます。
それで気を取り直して、アクセルをちょっと煽りながらエンジンを始動します。キュルキュルキュルキュルブウーーーオーーーン、ウォンウォン・・・・シーーーーーンまた止まってしまいます。アクセルは煽ったままで結構深く踏み込んでないと上手く始動しないようです。当日はむちゃくちゃ寒かったことも関係あると思いますが。
もう一度トライします。キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルブウーーオーーーーーーーーーーーン、ウォンウォンウゥンブォーーー
と上手くいきました。ウォンウォンはアイドルが結構最初一定しないのです。水温が温まるまで、アクセルは放せません。落ち着くまで10分くらい我慢しました。アイドルは1500回転弱で回ってますが、そこからは少しアクセルを踏むだけではエンジンが反応しなくてウォンウォンとなってエンストしそうになります。2000くらいになるように思い切ってアクセルを踏み込まないと反応が悪いのです。
んーームやっぱし大変なものを買ってしまったかもしれないとちょっと不安になりました。
懸案の排気音は結構静かでなんとか近所迷惑にならずにすみそうで安心しました。
エンジンの次はちょっと前後に動かしてみました。
結構クラッチ、重いといってもスタンダードGT3とはそう重さは変わりませんがつないでみます。ダンパーなしメタルのようでつながりはスパっといきますが、少し半クラッチがあります。964CUPのほうがジャダーは出やすいと思いました。ただ、やはりアイドル発進は絶望的に無理でした。なんと言ってもアイドルでつなぐとすぐエンストしますし、アクセルを踏んでいると激しいスナッチに見舞われます。回転を2000程度にあげておいてつなぐのがよさそうでした。
ただ、ここでも2000回転を維持するのが結構大変です。ゆっくり踏み込んで2000回転にはできないのです。アイドリングから2000回転までのプログラムがないんじゃないかと思うほど、回転が一定しませんので、ちょっと大目に踏み込んでゆっくりアクセルを戻して2000回転程度にするのがよさそうでした。それでも結構難儀なしろものです。
クラッチがスパっとつながるので、いいところでスパっとクラッチも放さないといけません。放すか放さないかのところで上手くアクセルをあわさないとここでも激しくスナッチします。クラッチを放しても上手くアクセルを踏まないとスムーズに発進できそうにありません。
レースではまったく関係ない領域ですが、公道を走ろうとすると難儀なのです。年式が新しくなると、結構改善されているようですが、それでもスタンダードのようにはいかないと思います。
第一にエアフロメーターといものが存在しません。負圧感知のいわゆるDジェトロという方式のようです。スタンダードはエアフロがあるのですけど。まあ、吸入抵抗になるものはいらないってことでしょうか?
吸気温度センサーはついてました。この方式だと低回転はやはり不安定になりがちです。とくにハイカムの場合インテークの発生負圧が不安定なので、アイドルも必然的に高くとらないといけませんし、低回転は不安定になりがちですね。
それでも慣れれば発進できそうで、安心しました。
次に困った問題がありました。ハンドルが絶望的に切れないことです。
ちょっと移動させるにも何度も切り返しが必要なことがわかりました。
クラッチエンジンによくないことは明白なのですが、今後は極力切り返ししないようにしないといけませんでした。
もう少し気になった点があります。バケットのせいで横方向が絶望的なのは先に書いたのですが、ミラーもCUPのものはちょっとスタンダードより小さいものが付いてました。室内から調整はできるのですが、調整幅が少なくなかなかいい位置に決まりません。今後バケットは普通のSPGにして調整することとしました。
それからウインドウが固定なので、スライド窓にしてもらったのですが、これが高速の券をとるにはいいのですが、風があまり入らない感じなのが気になりました。ただレースカーなのであきらめてはいますが、もうすこし大きくすればよかったとちょっと後悔しました。
全体の窓もポリカのところは結構すり傷があって曇ってますが、まあこれは仕方ないですね。
あとホーンがステアリングに付かないのでパネルにホーンスイッチが付いているのですが、とっさのときには迷いそうです。
といったところで、いろいろ問題ありそうでしたが、全体的にはかなり気にいりました。色が白っていうところがいいです。それも99もでるなのでグレーシャーホワイトで割りと明るい白なのがいいです。どうも00-01のビアリッツホワイトはクリーム色みたいでいまいち好きになれないです。
ミッションがロッドシフトなのがまたいいです。00からはケーブルになってます。カッチとした感じがたまりませんね。シフトノブは993GT2エボと同形状です。
一通り見終わったあと、あとは納車されるだけです。積車に乗せにくいので取りにいく行くことにしました。取りにいくまでの間困ったことに、バッテリーが上がってしまいました。キルスイッチが切ってなかったためですが、このあたりはスタンダードと同じですね。でもいったいどこに電流が流れているんだろう?バッテリーを乗せ換えて、対処しました。
バッテリーは端子を外しておくのが一番よさそうです。
ついに納車の日が来たのですが、結構寒い日でした。おまけに夜になってしまったのでちょいと不安でしたが、この日を逃すともう少し先になってしまうので、決行しました。
エンジンをかけてしばらく暖気します。水温が上がったところでおもむろにクラッチをつなぎ動きだします。バックで駐車場から出ないといけないので、慎重にバックしました。
ところが下り坂で楽にバック出来たのはいいのですが、今度は発進が上りになります。いわゆる坂道発進状態です。この車で坂道発進をするのは結構気が重かったです。サイドブレーキがあればいいのですが、ラインロックでほとんどオンオフしか利かないロックスイッチだったのでこれまた難儀でした。2−3回発進に失敗しました。後ろから来た車はあきらめて迂回してしまったようです。
仕方ないので後ろからすこし押してもらってやっと発進することができました。本当にちょっとビビッてしまいました。その最初の発進もちょっとガクガクするし、おまけにすぐに曲がり角があるので公道にでるまではひやひやでした。
そしてついに公道にでました。
公道に無事に出たのはいいのですが、細い道で何と対向車がくるではないですか!おまけに路道駐車の車もあるし、どうしたら?ここはいったん止まるしかないか?出来れば止まりたくないが・・・と思っていると相手が止まってくれました。しかし、やっぱりすれ違うのにちょっと狭いのですよ困ったことに、あいてが止まってくれたので、ここは行くしかないってことで、ちょっとガクガクしながらもなんとか対向できました。本当にちょっとびびったのですよ。
つぎに訪れた試練は、シフトアップです。回転落ちが速いのです。止まってエンジンをふかしているときは何か空冷のほうがいいなぁと思っていたのですが、いざ走り出すとかなり早く回転が落ちてしまいます。エンジンが十分あったまってるつもりだったけど、オイルまで温まってなかったようで、ぼやぼやしてるとエンストしてしまいます。スパっとつなぐのがいいのですが、街ではスピードが出すぎてしまいます。
困ったなあと試行錯誤してると、スパっとクラッチ放してそーーーとアクセルを合わせる技を発見しました。これが分かるまでガクガクものでした。
ところがすぐの信号でもういいかと思ってクラッチを切ったらみごとにエンストしてしまいました。エンストしたとたんに信号が青に変わるし、エンジンすぐにかからないし、もうーーっと思ってると何とかエンジンがかかって急いで発進・・・・ありゃ?ありゃ?ん?と壊れたかと一瞬思いましたが、クラッチをびびって十分つなげてなかっただけでした。スムースに発進しようとするあまりリリースが十分でなかったようです。
それはもう超初心者のガクガク発進になりました。穴があったら入りたい気分でした。なんとか信号もクリアーし、シフトアップも出来るようになったところで高速道路の入り口につきました。
高速道路入り口では、またまた試練が待ち受けていました。窓が固定になってるので、スライド窓を作ってもらったのですが、小さいのでちょっと係りの人と後続車の迷惑をかけるなあと思ってました。前もって高速料金650円は用意しておいたのですが、どうやって支払うかちょっと考えてしましました。
一応上手く料金所で止まったのですが、ベルトを外してヨイショって感じで身を乗り出しました。スライド窓を開けてお金を払おうとしたら、係りの人が降りてきて、腕だけスライド窓から入れてきました。ああ良かったって感じです。
ところがまだ問題が、止まったはいいけどちょっと登りになってるので、何と坂道発進です。やだなあと思いながらクラッチはゆっくりはなしつつ、車が反応したところで、ラインロックをオフにします。今度はかなり上手く発進できました。多分オイルも暖まってたので少し最初より低速トルクがあったようです。
ブイーンと発進して2-3とシフトアップします。相変わらずcupはミッションがソリッドマウントなので、室内にミッションの金属音が響きます。ミッションのギュイーンっていう音で室内が充満します。排気音なんて全然聞こえません。6000程度まわしただけでは、964RSとそう速さに差を感じませんでした。ただ後2000残っているので、これはあとのお楽しみにとっておきました。
足の感じですが、高速の継ぎ目では拍子抜けするほど軽くいなします。初期のあたりがものすごくソフトなのに気がつきました。しかし、コーナーではグっと踏ん張る感じで事実上ロールは感じません。イヤーいい感じです。
ところがブレーキがいただけません。スポンジーでこれがcupのブレーキ?って感じなのです。エア抜きは完璧なはずなのですが、どうも初期ストロークが大きいのです。マスターシリンダーの動き出しがすごく遅い感じなのです。絶対的な効きはいいので、調整がいるなあと思いました。が全体てきには、かなり気にいりました。
無用のシフトを繰り返し轟音の中にいながらやっぱporscheはレーシングモデルに限るなあと何度となく感じたことを改めて感じながら高速道路を降りました。
その高速を降りるのも、実はちょっと考えまして、家まで帰るまでの道のりで坂道発進をしなくていいところを、頭のなかでシミュレートしました。そうするとどう考えて、一つ遠くのインターがいいことに気がつきました。ただ、曲がり角が狭いところがあるので、そこがちょっと問題かなぁと考えたのですが、そこしかないという結論に達してそうしました。なぜかというとステアリングが大型トラックなみに切れないのです。ちょっとした曲がり角でもかなり大回りになってしまいます。
今度は無事に料金所を通り抜けることが出来ました。ここの料金所
は平坦なのであまリ気を使わなくてすみました。ちょっと書くのを忘れてましたが、高速道路でチケットを取るために、実は子供用のマジックハンド?っていうのかな、はさむおもちゃですけど、これは必需品です。あるとかなり便利です。後ろからみるとちょっと滑稽かもですが、人目など気にしていられません。
一般公道に出てまあ順調だったのですが、やはり最初の細い曲がり角は緊張しました。かなり大回りしたつもりでもぎりぎりでセーフっていう感じでした。対向車がいたらアウトでした。何とかクリアーし、次に最初で最後の坂道発進かもの交差点に差し掛かりました。ここは信号交差点なのですが、幸い夜になっていたので、交通量が少なく信号までの速度調整が出来ました。ちょうど信号が見えたときは赤だったのですが、速度を上手く調節して、青に変わってから通り過ぎました。
ここまでくると家はもうすぐです。最後の難所家までの細い旧道に差し掛かりました。対向車がくると絶対止まらないといけないところがあるので、祈るような気持ちで差し掛かりました。ラッキーなことに対向車はなく家までスムーズにいけました。
と思ったら、何と家に入れるときに曲がりきれませんでした。ここは誰もいないので慎重にバックして事なきを得ました。着いたときには手に汗をびっしょりかいてました。結構寒い日でしたが、ヒーターなしにもかかわらず体はかなりほてってました。本当に緊張したのですよ。
こうして無事に最初のcupによるグランドツーリングが終了したのです。
車庫に入ったCUPをながめてみると改めて、車高の低さに気がつきます。車高を上げることも可能だったのですが、レースで一応セッティングされたものですから、あまり触りたくなかったのでそのまま納車してもらいました。測定ではキャンバーは前後とも-3.5度になってました。
日を改めて、気に入らないところの作業に取り掛かります。まず、ヒップポイントがすごく高く感じるので、何とか下げなければいけません。
よく見るとレールサイドマウントでは結構すでに低くなってます。ということはシートレールを外して固定にするしかないかな?と思いました。何はともあればらさないことには始まりません。
シートを外してレールを外すとこれが結構重いし、背が高いのです。以前の964、993のレールより明らかに重いです。それでは、以前のレールがつかえるのかと言うとまったく互換性がありません。それで、ちょっと考えて、以前フェラーリに使っていた固定のステーがあるのを思い出しました。これを使って少し穴あけ加工をするだけで使えそうでした。
現物あわせで穴をあけてサイドマウントを合わせて見るとどんぴしゃの感じでした。それでもさらに低くなりそうだったので、サイドの穴も出来るだけ低くつくようにあけ直しました。これでかなり低くつけることが出来ました。かなり理想的なポジションに変化しました。
ところがここで困った問題がおきました。
運転席を固定してしまったおかげで、何と降りられないのであります。
99モデルはステアリングクイックリリースが付いてないのです。
無理してアクロバッチクな体勢をとれば降りられないことはないのですがそれでは腰を痛めそうです。もともと付いていたバケットはかなり太もものサポートが深いのでさらに降りにくいのです。
どうしようか迷って、ひょっとするとクイックリリースってのが市販されているかも?と思いつきengine builders supplyに問い合わせたところモモボスにボルトオンで付くクイックリリースキットがあるというので、早速注文しました。2万円くらいでした。もう一つwindwardというところにもあったのですが、かなりしっかりしたものらしく10万円くらいしたため断念しました。
送れらてきたクイックリリースキットは、やっぱアメリカ製だなあって感じでした。作りはまあ許せるかな?って感じで、すごくいいものって感じではなかったです。一応標準のディープコーンステアリングで、つけてみると、かなりステアリングが手前にきてしまいます。これでは手前が好きなわたしでも、おばちゃん抱え込みハンドルになって、ちょっと近すぎます。どうしようかちょっと考えて、モモボスをぶった切ることにしました。ベース部分だけ残して、そこに好みの厚さのスペーサーをはさんで付けることにしました。ベース部分には新たに穴をあけてねじを切りなおさないといけません。ちょっと失敗しましたが、外見的には問題ないレベルに落ち着き、強度的にも問題なさそうだったので、一応完成としました。
ステアリングをつけて座ってみると、いい感じで自分にぴったりのポジションになりました。乗り降りも簡単にステアリングを外せますので、すごく楽になりました。ドアロックのないcupにはステアリングを外しておくことによって防犯にもなりますし、一石二鳥ですね。
ただやっぱりサイドが見難いので、やっぱ公道を走るときの安全性を考えスタンダードなSP-Gにしてしまいました。
この状態でガレージから出して近くを走ってみました。
走ったといっても最初なので、休日の朝早くに出かけました。
ちょっと緊張するいつもの細い道を抜けて信号を超えると、一級国道です。1-2-3とポンポンとシフトして結構いい感じで走れます。やっぱポジションは大事ですね。ステアリング、シフトの位置関係もばっちり決まりました。気持ちよく走ってても、やっぱ気になるところがあります。
それはやはりブレーキです。踏み始めのストロークがポルシェらしくないほど大きいのです。多分、前オーナーの好みに調節してあるようでした。それに、ラインロックの配管がステンメッシュで作ってあるのがちょっと気にいりません。やっぱブレーキは金属配管が膨張を考えると望ましいです。さらに例のラインロックスイッチがどうも使いにくいのです。これをレバー式に変えて、配管も引きなおそうと決意しました。
さらにパッドも炭化しているようなので、新品に換えることにしました。ブレーキ関係の部品はデーモンツーウィークスのカタログを見ているといろいろありましたので、ラインロックレバー、配管とブレーキ関係の真鍮のユニオンを買いました。さらに配管するための特殊工具も近所のホームセンターなどから調達しました。
パッドはPAGID RS4-4を輸入しました。一通りの部品がそろったところで、作業に入りました。
ブレーキの配管はABSユニットとマスターシリンダーから枝分かれするようにとってありました。ちょうどリアにマスターシリンダーのリアに効くところから室内に引き込んでありました。助手席側の穴から通してあったのでちょっと配管が長い気がしましたので、最短になるように運転席側から引くようにしました。配管にフレアーをつけてつないでいくのですが、ABSのところはちょっと変わった方法でオリジナルが配管されていたので、最初の配管は市販品が使えるよう溶接してありました。
わたしもいろいろトライしましたが、上手くいかず、この配管を流用しました。
配管を現物あわせで切ってフレアーをつけて、ちょうどシフトの真後ろになるとことに、ラインロックを設置しました。やはりレバー式のほうが数段使いやすいです。設置方法もいろいろ試してみたところ、市販の台形ステーを使ってちょっと上に設置したほうがよさそうだったので、試行錯誤して現在の位置になっています。
ところが、せっかく金属配管にしてエアー抜きしてパッドも新品にしたにもかかわらず、ブレーキのフィールが今一なのです。どうもマスターシリンダーが動き出すまでの遊びが大きすぎる感じです。それでブレーキの遊びを調整することにしました。
ブレーキの遊び調整はロッドの22ミリナットを調節するだけだったので短時間で終わりました。まあまあの感じにはなったのですが、やはりバキュームブースターは今一で、964RSのような剛性感は出ませんでした。これはきっとコストダウンなんでしょうね。ここでも964RSのブレーキはいいなぁということが証明されてしまいました。
ブレーキ関係が終わったところで、今度はエンジンがなんであんなにすぐ止まるのかなぁと思いながら、エンジンルームを覗いてみると、エアクリーナーがかなり汚れてました。きのこ型エアクリーナーが付いてるんですが、これを外して早速洗剤でごしごしと掃除しました。かなり汚く何度も掃除してまあ満足なレベルになったところで、洗ったバケツをみるとかなりひどい汚れでした。これでは吸入空気も少なくなってたはずです。
乾いたところでエンジンをかけてみるとやはり以前より早くアイドリングのすわりがいいようです。こころなしかエンジンのレスポンスもいいように感じました。
これで、一応気になるところが無くなったので、ちょいと高速道路でも飛ばしてくるかと思って、ある朝早起きしてすいている伊勢自動車道へいきました。
その日は比較的暖かかったので、なんかいい気分でした。エンジンも調子もいい感じでしたし、早く飛ばしたいとおもいましたが、そう簡単には調子よく動いてくれないので、エンジンをかけてしばらく暖気します。暖気もマフラーが静かなので安心してできます。わたしの家の周りはすごく静かなんですけどこのマフラーなら安心です。
ゆっくりと車を動かして公道に出ます。やっぱ調子いいです。
ブレーキもまあまだちょっと不満はあるものの前よりは数段いい感じですし、エンジンもよく回るように思いました。パワー感も以前よりずっとあります。
そうこうしているうちに高速の入り口に着きました。
高速道路入り口は自動発券機になってるので左ハンドル車線にはいります。そこで、おもむろにマジックハンドを取り出し券をゲットします。ちょと一息ついたところでいよいよ発進します。
まず5000回転ほどまでまわしてシフトアップ、ダウンを繰り返します。結構高回転エンジンといえど、2000回転も超えれば走るのに支障のないトルクは出てきます。そこから3000回転をこえるとアクセルのつきがよくなってきます。3000-5000くらいの間では特別はやくもなく、964と同程度の感じでした。でもクロスミッションなのでつながりがすごくいいです。このあたりだけでも気持ちよく走れます。
次に6000回転まで回してみるとかなり速さを感じます。十分速い感じなのですが、964と比べて特別速い感じではなかったです。それでも、6000回転でこれだけ速いとそれより上はもっとあるのか?
次に7000回転までいきます。そうするとパーシャルスロットルでもかなりトルクを感じます。全開で7000までいってみるとかなり速いーって思いました。まだまだ余裕で行けるなぁと。ただ、室内騒音はかなりひどいです。この音に精神的に打ち勝たなければいけません。静かで速いのではなく、まさしくレーシングカーなのです。
特にギアノイズは凄まじいものがあります。
最後に8000回転まで回してみました。こうなると異次元の速さを感じます。すごくトルクフルでかなりいっちゃってるなぁって速さです。ただ、冷静に考えると最後の300回転ほどはちょっとトルクが落ちる感じなので、回しきるより早めのシフトアップのほうがよさそうでした。ただ、わたしのはマフラーが静かなやつに変わってるのでノーマルカップ用だともっといいかもしれません。
ただ、もう十分以上の速さなので、わたしにはこれ以上の速さは必要ありません。この速さはフェラーリ360を回しきったときと同等かそれ以上のものがあると感じました。直進性が公道では今一なので本当に危うい感じがするのです。
それでもすごくいいです。まだサーキットは走ってませんが、どんなのか今年は一度は走りたいです。
ある程度満足できる仕様になった996cupでしたが、気軽に乗っていきってわけには行きません。高回転型エンジンなので、街乗りに使うのは、ちょっと気が引けます。使って使えないことはないのでしょうが、わたしの性格では、ちょっとというところです。
それで、まあ借り物の964があったのですが、どっかに964cupとかそれなりのレーシングポルシェがないかなあと考えてました。いろいろと話はあったのですが、どれも物が今一で気に入らなかったのです。
出来れば白の964系がベストだったのですが、これが本当にいいものがありません。唯一あったものは、996cupを買うときだったのであきらめました。
そうこうしているうちに雑誌を見ていたら個人で964RSracigを売りにだしている人を見つけました。メールで連絡を取ってみると先約があって、その人がどうするか決めてからでないと返事が出来ないとのことでした。
数日後先方から連絡があって、なんでもちょっと気に入らないところがあってキャンセルになったということでした。理由はわたしには些細なことに思えたのですが、気分はヨッシャーって感じでした。
わたしの家からはちょっと遠いところの人でしたので、メールでやり取りすることにしました。何回かやり取りしてるうちにかなり信用できる方だったので、現物は見なくてもいいやって感じになりました。
普通ではちょっとリスキーな買い方なんですが、信頼できる人ならそういう買いかたもできるってことですね。それからがちょっと困ったことがありました。買うと決めたのはいいのですが、取りに行く足がありません。そこでいつものお店のひとに頼んでいってもらうことにしました。
そうして晴れてマリタイムブルーのRS RACINGがお店にやってきたのです。個人売買だったので、現状でみてみてもかなりいいものでした。オリジナル状態を保っているのがすごく良かったです。オリジナルな964RSをさがすのは現在ではかなり難しくなってるようです。オーディオが付いていたり、助手席がわがパワーウインドウだったり、ステアリングが変わっていたり、4点ベルトがついていたりなど些細なことでオリジナルと違っていたりします。わたしのもちょっと変わっていましたが、すべてオリジナル部品がありました。この点もすごく良かったです。
別にオリジナルが一番というわけではないのですが、オリジナル状態を保っているほうが好ましく思えます。改造も売るときのことを考えるとオリジナル状態に戻せる範囲がいいのじゃないかと思うのですが、それは人それぞれの考え方がありますね。
ということで、しばらくお店で桜の役割をしてもらって、時間があるときにとりに行きました。
お店から明るいところでみたマリタイムブルーのRSは、思ったより明るい感じがしてちょっと派手かな?と思いました。白が一番いいけどこれもかなりいけてるなぁと。室内に乗り込むとなるかしい声が響く空間があります。アクセルの反応がダイレクトに背中に伝わってきます。内装つきだとやはりどこかオブラートで包んだような感じがあったので、レーシングはやっぱりこれだなと妙に納得しました。乗った感じがちょっとシルバーと違うので何でかな?と思っているとそういえばステアリングと正対しているなぁと思ったのでこれが違いなんだなと。CUPと同じようにバケットのサイドマウントがオフセットして取り付けてあります。通常のマウントだとステアリングに対してすこしオフセットしてしまうのでこれが矯正してありました。そしてバケットシートが、現在のSP-Gと違ってちょっと背もたれが立った旧型だったのでちょっと窮屈んあ感じでしたが、これはすぐ慣れると思いました。
お店から出て走りだすとやはり軽さを感じます。見慣れたインパネなんだけど、室内が明るいせいかちょっと新鮮に感じます。やはりレーシングカーとはいえないけど程よい味付けで公道を我慢することなく走れるようになってるレーシングライクカーなんだと思いました。
これがCUPになるとすさまじいギアノイズやサスストロークの短さなどからちょっと乗る気が萎えてしまうところもあります。それもいいのですがやっぱり疲れてるときには今一乗りたくないですね。
お店から出てついに我が物となった964RS
RACINGはノーメンテにもかかわらず、すごく調子いいように思いました。カーンとまわしてみても振動も少なく特別うるさいとも感じなかったです。強いてあげれば排気
がノーマルなためちょっと物足りないなぁと思いました。マフラーは後で何とでもなるので、ここはレスポンスを楽しむことにしました。
993RS CLUBSPORTとの違いはなぜだか分かりませんが、高回転までまわしたときに振動が993RSの方が大きく感じました。個体差かもしれませんが、993は背中に妙な振動を感じたのです。993RSは6速ですごくクロスしているのですが、こと公道に限っていえば964RSの5速クロスミッションのほうが息の長い加速が楽しむことが出来ていいと思います。6速だとおいしいところがすぐ終わってしまいます。
室内で感じる印象は同じようで微妙に違います。やはり964のほうがスパルタンに感じます。純粋な速さでいけば993なのでしょうが心情てきには964の方が私は好きですね。
そんなことを考えいるうちに家に着きました。ガレージにいれた964RSは996CUPと並んで、なんともいい感じです。ロールケージが入ったPORSCHEを2台なんて狂気としか思えないでしょうが、やっぱり好き物には抗しがたい魅力があります。
964に関してはほとんど欠点は見あたらないのですが、簡単に出来るところを改造することにしました。
改造といっても大したことはしません。まずコンピューターチップを交換します。RS RACINGはCUPとおなじく運転席の真後ろの本来なら座席になるとことに縦についています。ですから簡単に交換できます。
次に牽引フックをつけます。リアはノーマルでフロントは993用をつけます。964用はちょっとやわなので、がっちりした993用純正モータースポーツ用です。ちょっと前に出ますが、こっちのが剛性がありそうです。つぎにキルスイッチを室内(本来ありますが、外してあったので)と外につけます。アウターはフロントウインドウの前につけて穴をドリルであけてつけます。これだけでかなりレーシーになります。
それからエンジンマウントをCUP用に変えました。これだけでボディのレスポンスがよく感じます。そんなにうるさくならないので、これはお勧めです。ミッションの入りもよくなります。ただ、ミッションマウントは通常ならRS用がいいと思います。CUP用にするとすさまじいギアノイズと戦うことになります。といいながらもわたしはCUPマウントを仕入れてありますが・・
クラッチもいまのところノーマルRS用ですが、強化品のメタルを仕入れてあります。これにすると発進が難儀ですが、超ダイレクトなレスポンスになります。
以上の計画を含めて、現在の仕様でほぼサーキット走行に支障ないようになりました。964RSのノーマルな足はラジアルタイアにはすごくいい感じでサーキットを走れますが、Sタイアだとちょっと柔らかに感じてしまいます。本来ならこれで速く走れるはずなのですが、わたしはまだまだ下手なので、インチキしてCUP足を仕入れてあります。まだ付けたわけではないので、なんともいえませんが、多分国産Sタイアの強力グリップにはこちらの方がいいと思ってます。
ということで着々とサーキット仕様になっていっています。
2台のレーシングライクポルシェを所有することでわたしの狂気の車人生も最終章を迎えている気がしています。
この物語も、もうそろそろ最後に近づいてきました。
2台のサーキット仕様ポルシェを所有するってことは狂気以外の何者でもない気がしますが、996,964とそれぞれ味が違いいまのところ飽きることがありません。乗るたびに新たな発見があります。その日の体調によっても感じ方が微妙に違ってきます。
公道仕様フェラーリは所有する喜び、発するオーラ、姿形、エンジン、排気音などすばらしいのですが、レーシングライクポルシェの前では普通の車に思えてしまいます。今でもフェラーリを見るといいなあと思うのですが、いざ所有者になってみると今ひとつしっくりこないのです。
もう少し年齢を重ねると良さが分かるかも知れません。
今のところ何をするにしてもポルシェが一番と感じてしまいますが、スタンダードポルシェでは何か物足りないのです。日ごろからガンガン使えばまた新たな発見があるのかもしれません。ただ今の生活環境のなかではポルシェを日常的に使用することは出来ません。
そういうことで日常使用をするのなら別になんでもいいとさえ思っています。ただ、やはりドイツ車がいいと感じるところはあります。国産カリーナもあるんですよ、実は。
それで、普段使わないなら尖がったポルシェがいいと感じてるのでしょう。ちょっと人と違ったことをして見たいという願望が強いのです。自己顕示欲がつよいのかな?あまり意識はしないのだけど・・・
最後に
ポルシェのよさは人によって感じるところは違うでしょう。だけれどその根底に流れるレーシングの精神は忘れるわけにはいきません。
この精神がある限り、わたしはこれからもずっとポルシェを愛し続けるでしょう。
終わり