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ROAD TO PORSCHE

鈴鹿サーキットの近くで生まれ育ったわたしはいつの頃からか車に興味を持つようになっていました。当時高校生だったわたしは富士で行われたF-1を見て興奮していました。
当時はオートテクニック、オートスポーツとういう雑誌がF-1の情報元でした。

そのころからオートテクニックにはラリーのことがたくさん書いてあり、その記事に感化されたわたしは身近なスポーツとしてラリーにも興味をもつようになりました。安いこともあって高校を卒業するころには、ベストカーガイドという本が面白く定期購読していました。その本には新車インプレなどの他にラリーのことも載ってたためです。

そこに当時気鋭の徳大寺有恒という評論家がポルシェのことを書いていました。その記事を読んで初めてポルシェ911という車を意識しました。ただ意識しただけで、興味は依然としてラリーにありました。ポルシェは非現実的存在でしたから。

大学に入るといよいよラリー熱が爆発して一般クラブに入り実戦活動をしていました。こちらに一生懸命で、ポルシェのことは忘れていました。ある時、初めてサーキット走行会なるものに参加したとき、丁度前の時間にポルシェ軍団が走ってました。衝撃的は音と速さだったんですけど、ヘアピンで見ていると時々ドドドアンダーで回っていく姿をみて本で書いてあるように運転難しそうだなぁと感じていました。

そのとき初めていつかはポルシェに乗りたいなーと漠然と思いました。大学も終わりに近づいたころ、友人が白のポルシェ911SCに乗ってきました。間近でみるポルシェはすごく格好よく音も何だか新鮮で今までに聞いたことがない音でした。助手席に乗せてもらったらもう本当に衝撃的でした。これがポルシェの加速かと感動しました。このときが初めて現実味を帯びてポルシェが目の前に現れた瞬間です。

大学を卒業して就職のため上京すると色んな誘惑がありました。車は持っていったのですが、あまり使用せずもっぱら電車を使用してました。誘惑が多く、田舎モノの悲しい性のため浮かれて車のことは忘れていました。

ところが、一時帰宅したときに友人と話をしていたときポルシェの話になり、何だか急に興味が出てきました。ちょっとしたお金もらえたし、寮で月4500円の家賃で生活費もほとんどかからなかったため、ローンをすればなんとなるかな??などどと舞い上がってしまいました。実際はいくらするのか全然知りませんでした。

当時友人はRX-7に乗ってましたが、フレアフェンダーが格好いいといってました。さらに944のフェンダーはもっと格好いいとも・・・そんなもんかなと最初は思ってました。

当然目標は911でしたが、調べると当時は高くてとても買えるようなものでは無かったです。でも924,944なら何とか買えそうな感じでした。

そうは言っても、ポルシェをどこで買うのかよく分かりませんでした。当時世田谷環状8号線近くに住んでました。それがよかったのか、雑誌でさがせばいっぱい外車屋があるではないですか。それでぶらっと休みの日に行ったお店にポルシェ924ターボがあり、やっぱ近くで見ると格好いいなーと思いました。お店の人と話をしていると2日後に944が入ってくるというではないですか?じゃー一度見せて下さいってことでその日はお店を出ました。

2日後にお店に行くと白い84年式の944がありました。ぱっと見てすごく格好いいと思いました。当時ブリスターフェンダーの車はRX7ぐらいで、他は後付けの格好いいとはいえない市販フェンダーばかりでした。当然舞い上がってました。911のことなどその瞬間とんでいってしまいました。924ターボももうどうでもよくなり、これに乗りたいと思っていました。全く冷静さてなかったです。当時はタイミングベルトがネックであるなんてしらなかったし、故障なんて考えもしなかったです。

それでも冷静さを失ってはいけないと思い、ちょっと考えさせて欲しいといって店を後にしました。買う気ありありだったのですが、ちょっとすぐ買うのは恥ずかしいかな?と考えたわけです。相談する人もいないのに・・・支払いは何とかなるかと妙に楽観的でしたね。

次ぎの日改めてお店に向かい契約書に印を押しました。おおーこれでついに俺もポルシェオーナーだぜと・・・今考えると何とおバカなと思ってしまうけど当時は経験もないのでしかたないかな?

後は納車を待つばかりだったですけど、やっぱ整備に不安があったので納車されたら一度ディーラーにもっていこうと思ってました。
そしてついに納車の日が来ました。

納車された944ですが当時はまだ珍しく、それなりの注目度もありました。
運転席に座って実際運転してみると国産と違い足を投げ出すポジションでこれがスポーツカーというものか、と思いました。ハンドルの位置が低すぎると当時指摘されていましたがわたしはあまり気になりませんでした。それよりスペックは大したことがないけどしっかりした感触のよく効くブレーキに感動しました。ただ、ヒールアンドトゥはやりにくかったです。速さは大したことは無かったですが、伸びのある加速感で気持ちよさはありました。RX7の友人が遅いといっていましたが・・・単に速さだけではないものがあると思ってました。

高速道路ではそれなりのスピードで飛ばしていても安定していましたし、なにより姿を見ただけで、その気はないのによけてもらえました。今ではそんなことはないだろうなー。
納車されてしばらくして名古屋のミツワに持っていきました。1週間でみてもらい2.7万キロでしたが、タイミングベルトの交換とエンジンマウントの交換をしました。これで当分安心して乗れるだろうとのことでした。その時の金額は24万円くらいでやっぱポルシェは高いなーと思いました。その時対応していたセールスのY氏はポルシェセンターに移ったいまもダイレクトメールを送ってくれます。

しばらく箱根通いをしていましたが、当時は今みたいにポルシェで走り回る人も多くなく911乗りの人がすれ違うとき挨拶代わりのパッシングをしてくれました。

1年半ほど乗ってましたがやっぱり物足りなくなってきました。そこで当時名古屋に出来てまもないポルシェ屋さんに911を見に行きました。

飽きっぽいのか、結構気に入っていた944でしたがやっぱり911ではありません。名古屋で向かったポルシェ屋さんにはたくさんのポルシェが並んでいました。当時は結構中古並行がありましたね。当時は中古並行がどういうものかもよく知りませんでした。ただ、見に行っても高いのです911は。911SCでも500万はしていましたから。欲しい欲しいと思っても買えないものは買えません。

その時となりにBMW ALPINA B2.8が目に飛び込んできました。お店の人の話ではかなり速く911SCとそう変わらないよというのです。本当かとちょっと思いましたが、当時はBMW ALPINAといえば911に匹敵するほどのステイタスがありました。思い悩んだあげく何とそのALPINAを契約してしまったのです。911は遠のきました。ALPINAですこし修行するのもいいかと思ったのです。今考えると何で買ったんだろうと思いますが。

このALPINAはクロスの5速ミッションでレーシングパターンだったのがすごくよかったのとエアコンの中央吹き出し口にデジタルディスプレイがあってちょっとレーシーでした。ちょっとよかったことといえばビッグ6を3に載せたためにエアコンが無かったことです。エアコン無し車にはこのときならされました。無くても結構いけるということを悟りましたから。

足のセティングやエンジンの吹け、排気音など思ったよりよかったです。中でも排気音はすごく気持ちよかったですね。触媒が無かったのは内緒です。速さも十分と思えるものがありました。ステアリングは結構スローでしたがコントロール性は抜群でした。操れる車でしたね。

しかし結局911では無かったのです。

またまた、一年ほどしてやっぱ911じゃなきゃダメだ。一回乗らないとどういうものか分からないってことで、またまた名古屋のポルシェ屋さんに向かいました。そこで見たのは、マリンブルーの911と赤いカブリオレです。下取りの値段がすごくよかったのですが、取りあえず試乗ってことになりました。

最初に87のマリンブルーに乗りました。適当に乗ってきてくれってことでしたが、初めて乗る911、心臓バクバクでした。ポジションはそれなりに常識的なんだとおもいました。ペダル配置は思ったほど変ではありまありませんでした。アイドリング発進も意識してましたが、以外と簡単でした。

速さはそんなに感じなかったですけど速さの質っていうのかトラクションはかなりすごいなこれって思いました。ハンドリングは興奮してたのでよく分かりません。とにかくトラクションの印象が強烈でした。
もどってくると汗びっしょりでした。

次ぎに赤のカブリオレにのりました86年式でポルシェシンクロでしたが以外にしっかりしてました。屋根を明けて走っていたのでかなり注目されてしまいました。一度バーンと加速したときにオーバーレブしそうになったのは内緒です。

お店に帰って下取り条件とか支払いについて相談しましたが、車種をどうするか後で返事をしますといってその日は店をでました。

結局勢いで87のカレラ、サンルーフ付きを契約したのですが、今考えるとあまりこれが間違いの始まりだったのか・・・赤のカブリオレはちょっと派手なのとポルシェ911を初めてのるには抵抗があったし、911を味わうならクローズドボディの方がいいと思ったからです。

しばらくノーマルで堪能していたのですが、どうも改造したくなっていけません。そのころPCJのジムカーナの誘いを受けました。ジムカーナは遅かったのですが、松波氏が89クラブスポーツですごく上手く操っているのが印象的でした。わたしも改造しても速くなれるわけではないのですが、ショックやらタイアなどを交換しました。

ショックはカレラ用ビルシュタインの今でいうRタイプにしました。当時はクラブスポーツって名前がついていました。タイアはルーフの17インチにしたのですが重くて失敗でしたね。見た目はいいのですが。

その後しばらくは見た目の改造に走りました。当時はルーフCTRが信奉されていましたので、それにあやかったバンパーやメーターなども交換しました。おりしもバブル期でしたのですごく高かったですね。当時は独身でしたのでそれでも勢いで買ってしまいました。
当時はそれでもサーキットのことはあんまり考えてなく、いろんなところへポルシェでいきました。それはそれですごく楽しかったです。

ところがサーキット走行の誘いを受けて鈴鹿南コースを走ってからがいけません。最初はおそるおそる走ってましたが、徐々にスピードアップしてきました。当時信頼していたブレーキもサーキットではアッというまにフェードしました。もう怖くて速く走れません。このとき一緒走っていた964CUPや964RSは何ともないようなのです。すごいなーと思いました。あんなブレーキが付いてるポルシェが欲しいと猛烈に感じた初めての時でした。

そのあと仕方ないのでブレーキをあまり使わなくてすむ様にひとりでドリフト走行を楽しんでました。結構といかかなり面白かったですが、全然遅かったので抜かれまくりでした。終わると女の子が拍手してくれたのが救いでした。

このあたりからサーキットに目覚めたのでした。

サーキットに目ざめてしまったわたしは、内装剥がして軽量化するはロールバーはいれるはトーションバーを変えるで改造オタクと化してしてしまいました。スタンダードポルシェには革の独特の臭いがするのですが、その臭いも1年ほどでさよならしてしまいました。サーキットで速くと思って始めた改造でしたが、一ヶ月ほど自宅ガレージで足が上がったままになりました。費用を抑えるために自分で改造しました。エアコンも取り外してしまいました。軽量化の恩恵はすぐに体感できて、乗ってみるとすごくビビッドになり速くなった気分が味わえました。こうなると街乗りには全く不向きですし遠くへ行く気機会も激減しました。

これはこれで楽しかったですが、当時出たばかりの964RSを見てしまうとなんだかむなしくなってきました。サーキット走行ではファクトリー純正スポーツモデルの964RSに全くかないません。いくら改造したところで、素人改造版では完成度は低いですし、ブレーキのポテンシャルの差はどうしようもなかったです。

92年当時ディーラー新車価格1350万円くらいしましたから、欲しくてもどうしようもありません。ところが一年ほどすると結構新車同様の中古車が出てきました。それでも1000万円くらいしましたが、何とか無理すれば買えるかなーと漠然と思ってました。

たまたま遊びにいったいつものポルシェ屋さんで964RSはすごいって話をしたのですが、その1週間ほどしてから964RSが入ったから見に来てと連絡がありました。見てみるとほぼ新車のコンディションを保った個体でした。欲しいけどやっぱ高いしなぁと思っていると、見透かしたようにちょっと乗ってきていいよというので、試乗することにしました。
そこで受けた衝撃は・・・

試乗のためにお店から出された964RSですが、何やら不整なアイドリングで高性能を予感させます。フライホイールが軽いなんてその時は全然知りませんでした。低い車高とホイールからのぞくブレーキに圧倒されます。ブレーキはこの世のものとは思えないほどでかく感じました。車高もこんなんで公道走ってもいいんかいなと思うほどです。白いボディでレーシーな感じが強調され、見ただけでこころからホホホホシーーーィって思いました。

ドアを開けると、えっ何だこの軽いのは?トントンと叩いてみる?アルミ??かと思いました。ずーっと後で知りましたが鉄でしたね。磁石をあてればすぐ分かったことですけど・・・乗り込んでみるとバケット2脚でリアはシートがありません。リアはカーペットだけですが、CARRERA RSの赤い文字、その赤にあわせたシートベルト、ドアをみると何もない?おおおおレーシーだ。赤いひもがオープナーか。ドアを締めてみるとカシャンって閉まるポルシェの音だが軽い感じの甲高さがあるぞ、んーーん素晴らしい。ステアリングはちょっとスタンダードより小振りでちょっと太いな。センターパッドにはRSの文字がある。ステアリングから手を下ろしたところにシフトレバーがあるな。ただ着座位置がちょっと高いな。バケットもちょっと大きいな。などと思ったけど後でなんとでもなるな。

アクセルをあおってみると信じられないくらいの素早さで、タコメーターの針が跳ね上がるじゃないですか!スッスッスすごい!!!この世のものとは思えなかったです。回転落ちも速くて、アイドルまでストンと一気に落ちる針、まあ何とレーシーなすごすぎ!って本当に感動しました。

さあ出発です。おそるおそる発進を試みる・・・

エンスト!って思ったでしょ?実はお店から道に出るところはすこし下り坂になってるのでスルスルって上手く動き出したのですよ。1速2速とシフトしていくとちょっと回転落ちが速いのでカックとなってしまいます。それよりすごく足が固いのが第一印象です。上下に体が揺さぶられるぞ、こんなに固いんだ、直進するのもちょっと気を使うなー。でも全然ネガな印象ではなく、何だか嬉しくなってしまいます。ちょっとアクセルを踏み込んでみると、おおおすごいレスポンス、カミソリエンジンとはこのことかと思いました。

コーナーにさしかかりステアリングを切ってみる。ん?ちょっと切り始めがダルかな?ネガティブオフセットのせいかな?切って行くとグングンレスポンスします。またまたスゲーって叫びそうでした。ただ、保舵力はそんなに重くないな、930の方が重いなと思いました。操舵力もちょっと930より軽めの印象でした。

ちょっとスピードを上げてコーナーに入ってみると切り始めのステアリングのダルさは感じません。スパっとコーナーに入ってオンザレール感覚でした。このときハイスピードのために低速でちょっとダルになってるんだと感じました。

次ぎにブレーキを試すと岩のような剛性感あふれるペダルフィールが頼もしいです。踏んでみると本当に真綿を締め付けるようにぎゅっと効きます。930も結構いい感じでしたが964RSは本当に最高です。コントロール性効きどれも最高だと思いました。これは今でもそう思います。サーキットではどんなに頼もしいか想像するだけで嬉しくなってしまいます。

クラッチは意外に軽くミートも慣れればそんなに難しくないな。なれないとちょっとしんどいと思うけど。半クラッチが少しあるので発進不能にはならなかったです。

シフトが結構しっかりしていてゲートも明確でした。スタンダードカレラ2とは大違いに感じました。後で分かったことですが、シフトレバーが長いのとシンクロがスティールになってるそうです。ちょっと固めのシフトでしたが素早くシフトしても音を上げないのには感心しました。ミッションはG50/10で1-3速がクロスしてるのも後でしりました。

駆動系の剛性感も印象的でした。低速のスナッチは微塵も感じないですし、エンジンがブレーキングに動かないのでコーナー中のシフトも可能だなーと感じました。
ボディ剛性もスタンダードよりさらにアップした印象です。これも後で分かったのですが軽量化以外にリアを中心に溶接点数が増やしてあるそうです。

お店に戻ってきて興奮状態で素晴らしいとお店の人にいうとそうでしょうね本当に素晴らしいですよRSはと、でもここは一つ冷静になってっと・・なれなかったのは内緒です。

お店のひとは足を固めただけでは、あんなフィーリングにはならないといってました。たしかにそんな感じがしました。色んなところに特殊なことがしてあるのは後になって知りました。

ガラスがわざわざ薄いものを使ってる、エアコンなしでファンベルトが一本だ、ボンネットがアルミだなど好き者をくすぐるところが満載なのでした。
もう買うしかありませんが・・・・

93年当時964RSは1050万くらいしました。すごく高いですよね。問題は改造しまくった930なんですが、一応下取りでということで交渉しました。戻せるだけ戻すってことで決着しました。しかし、次ぎ買う人は大変だったろうなぁ。すごく足が固かったですから。

ついに契約した964RSですが、リアタイアが5分程度に減っていたので交換してもらう約束をしました。当時はうぶだったので、結構お店のいいなりだったかも?ということで当時最高のNA-PORSCHEを手に入れてしまいました。もう本当に嬉しくて天にも昇る気持ちでした。

納車はお店で受け取るとこにしました。その方が高速道路を走って家に帰ることが出来るからです。高速でどうかを試したかったってことです。

納車当日が来て、お店で車を受け取って、車に乗り込みました。思わず笑みがこぼれます。やっぱスーパーレスポンスでいいなぁなどと思いながら高速に乗り込みます。手動窓なのでちょっとアクロバット的姿勢で料金を払いいよいよ名古屋高速へ突入です。

高速へ入ると加速のすごさに圧倒され何か血の気が引く感じを受けるほどでした。問題あるかもと思っていた直進性ですが、結構安定していて怖くないです。コーナーも本当に安定しているし、公道では事実上オンザレールですね。ヒールアンドトゥをしてみると案外930より全然楽に出来ました。ただ、空ぶかしのレスポンスがよすぎて最初びっくりしました。

次ぎに東名阪道に入ると高速の継ぎ目でドンっと突き上げが来ます。ちょっとタイアが重いのかな?なんかそんな感じだな。銘柄はヨコハマA008Pでした。これは変えるしかないなと思いつつ、楽しみながら家に帰りました。

家に帰りついてから、あまりのうれしさにガレージでにやにやしながらしばらく眺めてしまいました。早速気になっていた塗装のざらざらおそらく鉄粉?を取り除くため水を流しながら粘度でつるつるに仕上げました。外せるものは外して中までワックスを塗り込みました。ぴかぴかになったRSを眺めるとさらにうれしさ倍増でした。

しばらくおとなしく公道を走ってましたが、やはりサーキットで実力を試したくなってきました。それで気になっていたバネしたの重さを解決するためタイアをP-ZERO Cに換えました。換えたらすぐ効果が分かりました。高速の継ぎ目がいままではドンて感じだったのがトンって感じに変わりましたから。劇的といってもいいと思います。

ある日鈴鹿サーキット走行会(西コース)の誘いを受けました。早速出かけることにしました。当日は晴れで結構暑い日でした。サーキットに着くとそれなりの準備をしてレーシングスーツに着替えます。走行前の注意があっていよいよコースインです。

最初慣熟走行を2周繰り返しました。もうその時から高性能を予感させる挙動を示します。ステアリングをスパッと切ってすぐ反応するノーズ確かなブレーキ性能の予感が感じとれました。慣熟を終えると一度全車ピットに戻ってもう一度仕切り直しです。

コースインしても最初はゆっくり感触を確かめながら走ります。徐々にペースを上げて行くとRSの足でもちょっと柔らかめなのが分かりました。でもブレーキングはやはり完璧でした。休憩はタイアの空気圧調整にピットに入ったくらいでほぼノンストップで2時間走り続けてもなんともなかったです。

しばらく走ると速い車同じようなペースの車が分かってきます。そこで同じRSの人とどうかを確かめるためコース上で他のRSを待ちました。

ゆっくりと流していると、来ました2台の964RS!すぐに追いかけるといやらしいので見えなくなってから、スピードアップします。無理するとコースアウトしてしまうのでそこは冷静に見えてこないかな?などと考えながらペースアップです。するとどうでしょうしばらくすると前の2台が見えてくるではないですか?向こうが少し遅い車に引っかかったようです。

ヘアピン手前で姿をとらえました。まっちゃんコーナーを行くときはほとんど差が変わりませんがスプーン入り口ですこし間が詰まりました。まっちゃんコーナーは途中で3-4へシフトアップが必要で横Gがかかったままシフトしないといけないのでちょっとびびります。おまけにどこがラインなのかよく分からないところもあるし、長い間横Gがかかってクビが痛くなります。アクセルを踏んでいるかぎり飛び出すことはほとんどないですけどちょっと怖いです。

おっ?こっちのがちょっと速いかな?などとすこし嬉しくなったりして、などと思っているとストレートで少し離れます。ということはスプーンの立ち上がりでわたしが踏めてないってことです。ここは下りになっていてよく飛び出す人がいますしテールが流れそうになります。ちょっと考えてベストモータリングでプロがやっていた方法を思いだし次ぎの周に試してみます。それはスプーン一つめから2つめにかけてアクセルを一旦全開にして軽くブレーキングそこからアクセルコントロールをして出口で出来るだけ速くアクセルを全開にするってことです。

ここで何だか初めてアクセルで車の向きが変わるアクセルコントロールってこういうことを言うんだって分かった気がしました。それで今まで220弱しか出てなかったストレートエンドで、スプーンの脱出が上手くいくと225キロくらいメーターで出ました。

なんだかまたまた前との差が詰まってきました。130Rは150メーター看板くらいでブレーキングします。130Rの出口で大体上手くいくと160キロじゃくメーターで出てましたが
通常は150程度でした。次ぎにUターンしますここは結構ブレーキングが難しいです。大体無理してオーバースピードになりがちなんです。コーナーは下ってますが、アンダー傾向になりがちでしたね。わたしが苦手なコーナーです。ここを抜けると全開でデグナーへ向かいます。このあたりは差がないようでした。

デグナー一つ目は飛び出しやすいのでちょっと臆病ですが、150M看板ちょっとすぎからブレーキングします。つぎのコーナーもブレーキングしながらまわります。みなさんよく知ってるひとは慎重みたいです。飛び出すと自分もいたいけど、人にも迷惑をかけてしまいますから。ここを抜けるとヘアピンへ向かいます。

ヘアピン手前で軽くブレーキングしてヘアピンに行く人やノーブレーキの人もいました。わたしも最初は軽くブレーキングしていたのですが、そのうち一瞬アクセルを抜くだけでまわれることに気が付きました。そうすると何だかヘアピンの進入でかなり差が詰まるではないですか。ちょっとハードにブレーキを踏めば進入でインをさせそうです。

それで何周かする内に差が小さくなって来たところでズバっとインに入って抜きました。抜かせてもらったのかも知れませんが、気分はよかったです。そうこうするうちに鈴鹿シビックのレースカーと何故かいっしょに走ることになりました。

周回タイムはあまり変わらないようですが130Rをどこでブレーキ踏むんだ?というほど奥なのが印象的でした。さすがにコーナーは速いですが、ストレートは964の方が速いです。で頑張ってストレートで抜かせてもらったのですが、その周のスプーン立ち上がりで見事にスピンしてしまいました。タイムは大体1分35-36秒ってところです。あまり速くありませんが安全限界ってところです。

そんなこんなで何回もサーキットに通いポルシェのすごさ耐久力を見せつけられ、わたしにとって最高のポルシェが見つかったのでした。