SPORT CAR PARANOIA
最高のポルシェライフを送っていたわたしですが、いつのまにかサーキットオンリーポルシェになっていました。普段のることが極端に少なくなってしまったのです。それにブレーキなどサーキット走行にはすごくメンテ代がかかるのです。そんなとき車屋さんに遊びにいったときフェラーリ328GTBが売り物としておいてありました。フェラーリなんて全然意識していなかったのですが、その時すごく格好いいなぁと思いました。ボディラインも艶めかしく、孤高の輝きを放っているように見えました。
ちょと座ってみますか?との声に甘えて座ってみました。アクセルブレーキの位置がかなりセンターに寄ってました。ハンドルが遠くてこれが俗にういうイタリアンポジションかと。クラッチを踏んでみるとストロークが長くてスポーティさにかける感じでした。ヘッドクリアランスも不足気味ですし、ポルシェ以上に狭い室内空間でした。ただステアリングから手を下ろしたところにシフトノブがありここはいい感じでしたね。
エンジンをかけてみるとボボボって感じでかかり徐々に点火されてる感じでした。後で知ったのですが、完調ならスッとファーストアイドルに入るそうです。結構ウォームアップレギュレーターの壊れてる328は多いです。
アクセルをあおってみるとパーンとはいかずスーーッと回転が上がります。回転落ちは結構よさそうでした。水冷だからこんなもんなんだなっとその時は思いました。以外だったのはノーマルマフラーはすごく静かだったことです。何か拍子抜けでした。
見た目ほどすごさを感じなかったってのが第一印象でした。でも外から眺めた格好はほれぼれしますね。
当時はサーキット走行にちょっと疲れていたところだったので、ちょっとフェラーリライフというものを考えてみました。もしこれを買うとサーキットは走らなくなるだろうなーでも新しい仲間が出来るかもしれないぞ、とも・・・・ツーリングにいけるか、夏もエアコンがあるので乗れるな、なによりフェラーリブランチに参加できるぞ、などなど。
つらつら考えていると俄然フェラーリが欲しくてたまりません。あんなにお気に入りだった964RSはどうしたことだろう?そのときはポルシェからすこし心が離れていたので、フェラーリに乗るのも悪くないか?
少し考えて本当に964RSを手放してもいいのか?かなり悩みました。フェラーリってそんなにいいのか?ここでお気づきの方はわかると思いますが、そう試乗をしていないのです。でもショウルームの奥にはいってるし、乗るとその場で買うっていいそうだし、ってことで試乗していなかったのです。どのみち買うなら試乗なんて必要なかったのです。
1週間ほど悩んだでしょうか?ついに決断の時がやってきました。
一週間ほど悩んだあげく、あれだけ気に入っていた964RSを下取りにして328GTBを買うことにしました。何が決め手になったかというと、一度はやはりフェラーリというものに乗ってみたかったってのが本当のところです。
そしてついに納車の時がやってきました。納車時にタイミングベルト交換、クラッチのオーバーホールをしてもらいました。タイミングベルトは2万キロに一度は交換した方がいいと言われてましたから。サーキット走るなら1万キロでの交換が望ましいらしいです。328の場合はですけど。
ゆっくりとお店を出ます。クラッチのつながる位置がかなり手前なのでちょっと最初とまどいましたがいたって平和にお店を出ます。ミッションが固くて最初2速にはいりずらいので3速にとばします。それでもかなりクロスしたミッションなので全然普通に走ります。ポルシェは全体に回転を抑えてトルクでグングン持っていく感じですが、フェラーリは回転上昇とともにパワーがついてくる感じです。
さて高速道路に入るといい音のエンジン音が聞こえてきます。排気音はそれほど聞こえません。流す程度ではいいのですが、ちょっとスピードを上げると直進性に問題があるのが分かりました。何だかショックの減衰が効いていない感じです。足も柔らかいですし、ステアリングの取り付け剛性が不足しているのが段差を超えるとステアリングポストがブルブルします。ブレーキを踏んでみるとスポンジーでお世辞にもいいとはいえません。(後期ABS付きはいいですけど。)制動力も足らない感じです。ボディも緩いですし、ポルシェと比べるとまるでおもちゃです。
でも、それだけではない魅力があるのも事実です。当初は持っているだけで嬉しかったですね。色んなところへ出かけましたし、新たな仲間も増えました。今でもおつき合いのあるラテン車乗りの皆さんとは時々ツーリングに出かけます。わたしはポルシェだったり、バイクだったりしますが・・
家についてガレージに入れると何とも妖艶な輝きを放ってたたずんでいます。思わずにやついてしまいました。
フェラーリ乗りに限らず派手系のイタ車に乗ってる人たちっていうのは、徒党をくんで爆走する傾向があります。一人のときは案外おとなしく彼女を乗せてゆっくり走ってることが多いですね。わたしもツーリングと称して色んなところへ行きました。ほとんど朝早くからSAに集まってスーパーカー展示会をしてひとしきりおしゃべりをして高速道路で爆走します。それがいいと思うかどうかは人それぞれです。
わたしも最初は楽しんでいましたが何かちょっと違うなぁと思い始めてきました。ある時968にクラブスポーツなる軽量FRが出ていることを知りました。値段的に何とか手がとどきそうだったのとサーキットもまた走りたくなってきていたので契約してしまいました。
当時足車にユーノスロードスターを使っていました。これはすごく面白くていつもオープンにして走ってました。コクっと決まるミッションや機敏なハンドリングがグッドでしたね。これを売ってしまい、ついに328と968の2台体制になったのです。
968は94年モデルを6ヶ月ほど待って買いました。色は白ですね。94年の4月登録でこの時期に登録したのは2台しかないそうです。この時からフェラーリはツーリングにポルシェはサーキットにという贅沢な堕落した人生が始まったのです。
968クラブスポーツはクラブスポーツパッケージといのがあってデカイ穴あきブレーキと
LSDが付いてます。このパッケージなしの物もあるので中古買う人は要注意です。
さて968ですが、思ったよりもよく走ります。これだけで十分と思わせるものがありました。2シーターですが、それほどの軽量化はされてません。エアコンも付いてますし、パワーウインドウも付いてました。
操縦性はすごく素直な特性で、アンダーも軽くFRであることもあってすごくコントローラブルでした。ただ、やはり毒牙がないというか素直すぎるというか911と比べると物足りないのは事実です。911の前に968などをと考える人は多いですが全く別物なので止めた方がいいです。
ブレーキは993と同様のサイズでしたが、コントロール性剛性感は993の方が全然いいです。ちょっとスポンジーでしたね。これしか知らなければすごくいいのですが。サーキットを走ってみてもブレーキは全然大丈夫でした。911とちがうのはトラクションですね。立ち上がり加速が全然違うのです。でもコーナリングスピードはそんなに変わらないです。130Rなどはほとんど911なみのスピードで回ってましたから。直線では200キロ強しかでませんですけど。
968は本当によくできたFRでした。ポルシェ911があったのが不幸の始まりだったんですね。968クラブスポーツは後になって評価が高くなった珍しい例ですね。ただ、今は事故車が多いので要注意ですね。
最高のFRである968でしたが、やはり刺激という面で物足りません。サーキットも十分走れるし、ハンドリングもかなりよかったのです。そこに降ってわいたような格安フェラーリ348チャレンジがあるとのこと、もちろんレースをしていたのでクラッシュもしてるし、いわゆる事故車だったのです。それでもヨーロッパで優勝経験もあるし、シリーズ4位というかなりのレベルにある車ということでした。派手な外見でしたがそれもレースカーということで納得できます。
そのころはフェラーリでサーキットを走れるなんて考えもしなかったので、グラグラ気持ちがゆれてしまいます。968も買って半年しかたってないし・・・別に気に入らないわけでもなかったんです。それでもフェラーリというオーラに負けそうでした。新車からフェラーリといえど事故車になるわけなので、考えてしまいます。
その348は一応エンジンを94年仕様になってってミッションも94年仕様になってちょっと全体にギア比が低くなってるとのことでした。レースカーなのでチャレンジフルオプションとのことでした。後で知ったのですが、軽量前後バンパーやメタルサスペンションブッシュ、オプションショックスプリングなど完璧なチャレンジでした。
ということでフェラーリの魔力にやっぱり負けてドイツにオーダーしてしまいました。
さてついに買ってしまった348ですが、日本についてから見たところ外見は予想通り飛び石でかなりやられていました。フロントを中心に塗り直すことにしました。カッティングシート部分は新たに張り直して、錆が出ているところは部分的に補修しました。さすがにレース車両だけあってかなりくたびれた様子でした。四隅すべてヒットしてましたがそれなりに直ってたのでよかったです。
エンジンは結構調子よさそうでしたが、ミッションがちょっと固い印象でした。O/H直後のせいかもです。走行は40000キロでした。30000キロくらいまで整備記録が残ってましたのでレース車両として10000キロほど使用したことになります。問題はクラッチでつながりが唐突なのはいいのですが、かなり奥で切れるのでつなげるのがすごく難しかったです。そういえば日本についてすぐスターターが死にました。電装製なので国内でO/Hしました。
ドライビングポジションがすごく遠かったので、レカロ用スライドレールを加工して取り付けました。ステアリングもスペーサーを35ミリのを使って手前に寄せました。これでかなりましになりました。助手席は固定のまま取り付けて4点ベルトもつけたのですが、車検に通らないので、トヨタマーク2の3点ベルトを加工して取り付けました。触媒にヒートプレートがいるとのことで、これも溶接しました。そんなこんなで陸運局に3回ほど通ってナンバーを取得しました。
348チャレンジはストリートカーとしてみると、程度は最低でしたが、機関は極めて良好でした。ハンドリングはちまたで言われているような極悪直進性ではなくてかなりビシっと直進しました。キャンバーも結構ついてましたが本当に真っ直ぐ直進しました。現地89年登録の超初期型だったんですけどね。
たぶんブッシュがすべてメタルになっていて無駄な動きがなかったのと、きっちりとアライメントが出ていたためだろうと思います。曲がりも割と軽快でしたがサスストロークがちょっと多めで姿勢変化が割とおきやすいセッティングでした。流れたときにカウンターを素早くあてないとスピンしそうでした。流れ出しは割と分かったので対処さえ誤らなければ面白かったです。
ブレーキは結構剛性感があってよかったのですが、絶対制動と対フェード性がちょっと劣る感じだったので新品ローターにしたときスリットを入れてフロントキャリパーをポルシェ 91 CUP用に変更しました。ミニサーキットではフェードフリーでしたが、鈴鹿ではちょっとつらいところもありました。
サーキットで問題だったのは水温油温が暑い日の鈴鹿では数周でヒート気味になることでした。それさえ除けばラジアルタイアであればこのままで結構楽しかったです。ただ、やっぱり耐久性があったほうが楽しめるんですよね。
それとフェラーリと言えば排気音ですが、これはメックスというところで作ってもらいました。乾いた音で近所迷惑じゃない程度の音量ですごく作りもよかったです。なんでもパワーを重視して作ってるとのことでした。カーグラの後ろの京都ホイールセンターが売ってるアルファ用マフラーの製造元ですね。電話は075-983-6911です。
フェラーリでもサーキットを走れることがわかったのは収穫だだのですが、やはり耐久性にちょと難点があって気になってました。やはりサーキットはポルシェだなぁと考え初めてしまいました。328はいろんなクラブにも入ってフェラーリとはなんぞやっていうことを知るには非常によかったのですが、やはりツーリングだけでは飽きてきてしまいます。
根がサーキット好きなので仕方ないです。それに348はエアコンもついてましたし内装も一応付いてましたので、ツーリングも可能だったのです。そう考えると328の必要性は感じなくなってきました。そこでまたサーキット用のポルシェがないかなぁなどと考え初めてしまったのです。
でも964RSはもう一度買ったしなぁ・・と思っていると偶然かいつものポルシェ屋さんに964CUPが入庫したのです。328を下取りしてもらって・・・と見た瞬間に買う気になってましたので病気ですね。
ちょっと室内に乗り込んでみるとバケットが2つで内装剥き出しなのがスパルタンです。ロールケージが溶接してあるし、すごく凄みを感じました。その時初めて気がついたのですがシートがちゃんとステアリングに対してまっすぐでオフセットしてないのです。あとシフトレバーがRSより長かったですね。車高はRSとあんまり変わらなかったですね。ストリートで使用するためちょっと上げてあるみたいでした。クラッチは重さはRSとあんまり変わらないように感じました。91モデルなのでドアパネルがRSふうなのですがハンドルがフィアットチンクチェントと同じで、オープナーのひもが少し細いものが付いてました。
といことでまたまた試乗せずに買ってしまったのでした。
初めて964CUPのエンジンをかけたときに室内に響く轟音でレーシングしてるなーと思いました。アクセルを踏んでみるとすごくいいレスポンスなのですが、冷静に見てみるとRSとほとんど変わらない印象でした。それよりギアノイズがすごいなーと思いました。
初めて発進したときエンストはしなかったのですが、メタルクラッチのためスパっとつながりちょっとギクシャクしました。ポルシェのメタルディスクはダンパーがついてないので、唐突につながってしまいます。おまけにリア過重が大きいので発進には気を使います。発進してからも3000回転くらいまですさまじいギアノイズが響きます。最初はこの音になれるのが大変です。疲れてるときには乗りたくないと思いました。
発進してみるとすべての動きがダイレクトに伝わってきます。ただタイアがP-ZEROだったのでステアリングレスポンスはRSと変わらない印象でした。シフトをしてみると回転落ちが心なしかRSよりいい感じがしましたが、乗り慣れてくると同じかな?とも。シフトレバーは91CUPの場合少し長めなのですが、ストロークさせるときにのシフトゲートがRSよりちょっと曖昧な印象でした。964RSは重めですがカッチとシフトできるのです。
ちょっと飛ばして見るとあらゆる反応がダイレクトで反応も鋭いことが分かります。ただやはり代償として当たり前ですが快適性は全くないです。ただヒーターも付いてますし乗ろうと思えば公道使用も出来る範囲でした。足は固いです。固くてストロークしないので路面が悪いとすぐ接地感を失います。要注意ですね。ブレーキはフロント径がRS(322)に比べると304ミリとちょっと小径なのですが、キャリパーサイズは同じです。効きも同様でした。パッドはPAGID RS4-2の純正薄い緑色でした。市販品は青です。
シフトをしていくとRSよりちょっとギア比が離れている感じがしたので、調べてみるとスタンダードギア比でLSDも40%のものが付いてました。92からのCUPがどうかはしりませんがRSはクロスミッションでLSDは加速20%で減速100%というものが付いてます。ミッションのシンクロはスティールです。スタンダードは真鍮です。ポールフレールの本によるとCUPはミッションのボーキングの歯が120度にカットしてあって素早いシフトを可能にしたということでした。このあたりがシフトにちょっと曖昧さを生じさせる要因かなぁと感じていますが、実際は??です。
964CUPが来てからちょっとモディファイしました。ちょっと貧弱に見えたブレーキですがEBSからフロントブレーキキットを輸入しました。ブレーキは3.6ターボの赤いキャリパーと322ミリスリットローターでフローティングタイプのものです。パッドはカーボンベースのものでアメリカ製です。すごく安くてよかったのですが、今はもうないようです。付けてみるとちょっと考えてしまうほどの泣きでした。でも効きはよかったです。
もうひとつはマフラーですがこれは東洋システムのステンレスで薄めのステンで作りもよく乾いた音でした。ただ室内はギアノイズがすさまじいので排気音は聞こえません。あと18インチのBBS LMホイールをしばらく履きましたがばね下が重くなりイマイチだったのですぐ売ってしまいました。タイアはGグリッドだったかな?ようするに何でもよかったのです。
ワインディングを走ってみると、事実上ロールは感じませんが、タイトコーナーではアンダーステアが強く感じました。路面が悪いと容易に接地感を失いますし、突き上げはかなりの物です。路面が濡れているとテールスライドが起こりますが速度が低いのでコントロールは容易です。レーシングスピードでは大変ですが。
964CUPはレーシングカーといえど極めてロードカーに近く我慢すれば日常使用が可能です。ヒーターも付いてますし、サイドブレーキもあります。エンジンもスタンダードを精度よく組み上げただけですから、アイドリングも普通ですし、低速トルクも十分です。これが993以降になると日常使用は大変です。アイドルは高いですし、低速トルクは不足してます。おまけにセンターロックホイールで、サイドブレーキ、ヒーターなしです。それでもナンバー付けてる人はいますけど・・・996CUPの方がまだ発進時のクラッチ操作は楽です。
初めて964CUPで鈴鹿サーキット西コースを走ったときは雨でした。その時はパソコン通信で知り合いになったデルタEVOの人も来ていました。さすがに4駆には負けるだろうと思っていたのですが、以外にもCUPは結構速くて立ち上がりでも全然負けてません。ポルシェのトラクションの良さが分かりました。ただやっぱり雨足が強くなると横に流れます。コントロールは容易だったので、スプーンなどでは容易にドリフト状態を維持できました。タイムも期待できないのでちょっと流して走ってみることにしました。中速以下ではコントロールは容易なのですが高速になるとやはり難しいです。130Rではインに巻き込んで飛び出しそうになりました。それでも楽しんで走行会を終えることが出来ました。
次ぎは晴れです。この時は964RSと同じように走行可能でしたが、ヘアピン立ち上がりでテールスライドしたときに少しお釣りをもらってしまいました。そんなことは今まで無かったのですがさすがレースカーってところです。ある時寒い日でしたが、少し下った西コースのショートカットの立ち上がりで見事にスピンしてグラベルに捕まってしまいました。本当にアッという間の出来事でなにもすることは出来ませんでした。唯一当たるなと祈るだけでしたね。
そんなんで面白いけどちょっと手に負えないところがあるなぁと思いました。欲しい欲しいと感じながらもいざ手に入れてみるとネガな面も見えて来て気になるなんてなんとも贅沢なものです。
初めて964CUPで鈴鹿サーキット西コースを走ったときは雨でした。その時はパソコン通信で知り合いになったデルタEVOの人も来ていました。さすがに4駆には負けるだろうと思っていたのですが、以外にもCUPは結構速くて立ち上がりでも全然負けてません。ポルシェのトラクションの良さが分かりました。ただやっぱり雨足が強くなると横に流れます。コントロールは容易だったので、スプーンなどでは容易にドリフト状態を維持できました。タイムも期待できないのでちょっと流して走ってみることにしました。中速以下ではコントロールは容易なのですが高速になるとやはり難しいです。130Rではインに巻き込んで飛び出しそうになりました。それでも楽しんで走行会を終えることが出来ました。
次ぎは晴れです。この時は964RSと同じように走行可能でしたが、ヘアピン立ち上がりでテールスライドしたときに少しお釣りをもらってしまいました。そんなことは今まで無かったのですがさすがレースカーってところです。ある時寒い日でしたが、少し下った西コースのショートカットの立ち上がりで見事にスピンしてグラベルに捕まってしまいました。本当にアッという間の出来事でなにもすることは出来ませんでした。唯一当たるなと祈るだけでしたね。
そんなんで面白いけどちょっと手に負えないところがあるなぁと思いました。欲しい欲しいと感じながらもいざ手に入れてみるとネガな面も見えて来て気になるなんてなんとも贅沢なものです。
さてまたまた買ってしまったポーラーシルバーの964RSレーシング(パッケージというらしい)ですが、やはりロールケージは入ってるってことは無敵の剛性感です。CUPより内装があってはるかに文化的乗り物です。普通にみれば十分野蛮ですが。このRSはシートがレカロSP-Gじゃなく964RS BASICと同じレカロだったので、SP-Gと物々交換しました。シートはレカロSP-Gがわたしにはベストですね。腰が痛くなるって人もいますが、ランバーサポートを体型にあった位置に入れると長距離でも全然問題ありません。
RSは普通のクラッチですので発進もCUPに比べると楽ですし、日常使用でも楽々です。スタンダードに比べると難儀ですが、慣れれアイドル発進も可能です。街乗りしてみるとやはり964RSはベストマシンであることを再認識させられます。コンパクトで十分扱えるパワーに圧倒的エンジンレスポンス、刺激的な乗り味など、いつまでも乗っていたいと感じさせるものです。
ここでちょっとした比較です。964RSはホイールが7.5Jと9Jなんですが、CUPは8Jと9.5Jです。CUPはリアに21ミリのスペーサーが付いてます。タイアサイズはストリート使用ではほぼ同じものが使用可能ですがわたしはCUP、RSともは225/45と255/40を使ってました。RSはアドバンネオバです。ホイールナットがRSはアルミですがCUPは貫通の鉄です。鉄なのはレースでインパクトレンチを使用しても大丈夫なようにとのことです。あとアライメントが当然違いますね。CUPでは3度ほどのキャンバーがついてますがRSは1.5度程度ですね。RSでもCUPと同じセッティングに出来るよう同じ部品が使ってあります。スタンダードとは違います。あとスタビリンクにCUPはピロが使ってあります。その他のブッシュは同じ強化品だと思います。
またまたサーキットでRSということになったんですが、ROMをデーモントゥーウィークスというイギリスの通販会社から買ったものを付けました。これが結構具合がよくて中速トルクが太くなったのが分かります。トップエンドは鈴鹿裏ストレートで230行きましたのでかなりあるようでした。レスポンスは前のCUPの方がいいんですけどね。感覚といのは当てにならないものですね。
サーキットでラジアルタイアだとやはりRSの方がわたしはコントロールが容易でした。街でも何とか使える乗り心地などを考えるとやはりRSがBESTですね。
そんなこんなでサーキットでもう少しパワーがでないか考えマフラーを東洋システムからB&Bのたこ足マフラーキットを輸入して付けました。サウンドがうるさくなってちょっと水冷ぽい感じになりました。パワーは体感てきにはあまり変化を感じませんでした。サーキットでもあんまり変化がなく投資の割に効果が今一でした。それにこのマフラーアメリカ製なので作りが今一なんです。取り付けも結構苦労しました。ちょと加工しないと付かないのです。
といことでいつもRSにばかり乗るようになってしまい、フェラーリはあまり乗らなくなってしまいました。
あまりフェラーリにも乗らなくなったし、などと考えているとRSだけで十分かな?とも思えて来ました。しばらく考えていたのですが、2台あっても維持費がかかるからなぁと考えていると売ってしまうことにしました。お店に委託のような形で置かせてもらったところ次ぎの買い手がついたので売ってしまいました。
これで964RSだけになりました。ところがしばらくするとやはりフェラーリが欲しくなってきたのです。そのころはフェラーリもやっぱりいいなぁと思っていたので、どうしようかなぁと邪心が芽生えて来たのです。当時はベストモータリングなどで盛んに355は素晴らしいとやってましたので、感化されてしまったのか355ならサーキットから街まで964のようにいけるかも?しれないと勝ってに考えてしまったのです。
などと考えていると355チャレンジがあるとのこと。本格的なフェラーリの市販レースカーかぁと考えていると何だかすごく素晴らしいものに思えてきました。本を調べるといろいろなところで特別な仕様になってました。大きいファンとオイルクーラー、特別の足まわり、メタルブッシュ、メタルクラッチ、巨大なブレーキ、高圧のフューエルプレッシャーレギュレーター、ロールケージ、バケットシートなどなど特別なものにあこがれるバカなわたしは一度で参ってしまったのです。おまけにフェラーリの魔力にもとりつかれたようでした。
まだまだ懲りない大バカもののわたしは、348チャレンジにつづいて964RSを手放してしまったのです。本当このあたりの感覚は狂ってますね。今でもそうですが。355チャレンジという当時ばりばりのフェラーリレース車両をついに買ってしまったのです。2台が一台になるわけですから当時結構高かったです。車両は5000キロほど走行した中古だったのですが最初からエアコンは付いてました。サイドブレーキが無かったのでラインロックを付けましたこれは業者さんに付けてもらいました。マフラーはタイコ付きのチャレンジ用でした。それなりの音量でしたが、あまりいい音とはいえませんでした。
初めて乗ってみるとパワステの軽さにちょっととまどいましたが足は思ったより柔らかな感じでバネは硬いけど減衰力が不足してるように思いました。これならRSの足の方がしっかりしてると思いました。ポジションは348とあまり変わりませんがミッションの感じがちょっとごっりっとした感触があってあまり好きではありませんでした。軽いけど頼りない感じなんです。348は重かったですが、もっとしっかりした感じでしたし、ストロークも短かったです。一般には評判が今一の348ミッションですが、わたしはこっちの方がすきでしたね。
ブレーキは348と同じシステムものが付いているはずなんですが、何となくこっちも348より頼りないんです。たぶんブレーキマスターシリンダーそのままでキャリパーだけ大きくしたので、フィールが悪いんだと思います。絶対制動力はいいんですけどね。
それでエンジンはというと・・・
その355のエンジンなんですが綺麗に8500まで回るのですけど、どうも今一感動的なこうなんていうか、バーンといく感じがないんです。速いのはもちろん速いんですよ。ポルシェの加速に慣れたみにはどうもしっくりこないんです。348よりバーンと行くのかと思ったら800回転ほど余計に回るだけって感じなんです。パーシャルスロットルでのトルク感が不足してるんです。第一印象はなんだ348と全然かわらないじゃないか!です。そんだけ348のエンジンが良かったのかも知れませんが。
確かに回せば速いと思いました。ただいつも回してるわけじゃないし、ここでバーンといって欲しいときにいけない感じなんです。それにコーナーからの脱出でいまいちトラクション感にも欠けるのです。後ろからこう蹴飛ばされる感じが圧倒的に不足してます。エンジンサウンドはさすがにいいなぁと思いましたが。
それで飛ばすとやっぱり重さを感じます。軽快な感じが不足してます。軽量化もいまいち突き詰めてないですし。そんなこんなで今一印象の良くない355チャレンジでした。
そうこうしている内にサーキットを走る機会がやってきました。
鈴鹿西コースに持ち込んだ355チャレンジですが予想通り、結果は著しいものではありませんでした。まずトラクションが不足しています。スプーンやヘアピンの立ち上がりでポルシェに置いて行かれます。それでも最終てきにはストレートの終わりでなんとか追いつく感じなのでパワーはそこそこあるようです。ただやはり重さがあるのでテールスライドでのタイムロスが大きいです。ちょっとでもミスするとまずポルシェに追いつくことは不可能です。コーナーでの挙動も比較的唐突なところがあって難しいです。アンダーが消えるようにじわーっと流すのが難しいです。まあ流れたとしてもパワーステアリングですので修正舵は何とかあてることができます。
コースでの挙動ですが130Rでは手前で230弱でます。ブレーキは剛性感は今一ですが効きはいいのでなんとかポルシェと同様に入って行くことができます。加速も回転を落とさなければそんなにポルシェと差はないようです。Uターンでちょっとアンダー気味になります。下っているためかもしれません。スプーンへ向かうところではちょっとポルシェに離されてしまいます。デグナー手前のブレーキングはポルシェと同様にしても問題ないです。周回を重ねてもフェードすることはなかったです。2つ目がテールスライドが起きやすかったです。わたしの運転のしかたによるのかもしれません。
ヘアピンの進入はブレーキでアンダーが消えればポルシェより楽に立ち上がれます。ただやはりトラクションは不足気味なんですけど。まっちゃんはトレッドが広いせいか割と怖くないですね。スピードが乗ってるとあんまりアンダーにならないのでポルシェのようにおっかなびっくりってことは無かったです。スプーンはちょっと下っているのでやはりちょっとアンダー傾向になってしまいます。テールが流れる感じもするのでポルシェよりアクセルの開け始めが遅れる感じでした。
というように低速コーナーは比較的いい感じですが鈴鹿ではあんまり楽しい感じではなかったです。348ともトップスピードを除いてあんまり変わらないし・・・
ある時YZ瑞浪サーキットを走ったときはちょっと楽しめました。ショップの走行会でポルシェ軍団に負けず1番時計をだすことが出来ました。
そんなこんなで何回か鈴鹿を走っているときです。130Rを4速で立ち上がって次ぎに向けてブレーキングを開始したときそれは起こりました。
あれ、ん???4速から・・・えっシフト出来ないぞ!ありゃホントかいな??しばらくぼーぜんしてしまいました。100万円か?などと頭に修理費が浮かびます。困ったなーと考えながら車を外に出して止めたのでした。生涯2度目のセッションストップの原因となりました。一度目は964CUPで飛び出したときです。
恥ずかしいなーなどと考えながらフェンスの外に出てレッカーを待ちます。そのまま走ってピットに戻っても良かったのですが、他にダメージを及ぼすといけないのでそうしました。知り合いのお店で直してもらうことにして、親切にもそこに来ていた人が積車に乗せて持っていってくれました。
ということでしばらく趣味車なしの生活が始まりました。一度なくなってしまうと何となく気が抜けた感じになるのですが、しばらくすると慣れてしまいました。車無し生活も出来るモンだと・・・今までは車が無いなんて考えもしなかったですが、初めての趣味車なしです。色々考えることもあって今ではなんだったんだろう?と考えてしまいました。ここらでフェラーリも売ってスッピンになるのもいいかな、などととも考えてしまいました。修理も当分かかるということだったのでそのままになっていたのですが、ある時サーキット走行に964RSを貸してくれる人が現れました。
さあもう一度964RSをサーキットで楽しめます。実際走ってみるとやっぱり感覚的にはわたしにポルシェだなと思いました。フェラーリは自分には合わないんだとその時悟りました。
964RSでサーキットで走ってみるとそのトラクション性能は抜群であることが分かります。このトラクションが気持ちいいと思わせる最大の要因かも知れません。それと中速のトルクの太さとアクセルの付きの良さが気持ちいいです。フェラーリだとどうしても回転型のエンジンなのでアクセル開度とエンジンのレスポンスやパワーの出方に微妙な感覚的ずれがあるのです。ポルシェの加速を得ようと思うと感覚的にはアクセルをポルシェの1.5倍踏み込まないといけません。全開にしてしまえばパワーは十分なので、味付けの差と思います。
ハンドリングの差というとやはりポルシェの方が高速で安定しています。どっしり構えているというかトラクションがバッシっと効いて安心です。その分低速コーナーは苦手なんですけど。フェラーリはというと低速はクイックに入っていくのですが高速はなんだか落ち着かなくて不安です。それはボディ剛性にも関係してるのかもしれないです。RSはサーキットを走ってもミシリともいいませんが、フェラーリはガタピシいいます。すべてに於いて頼りない感じです。
ということで格好いいおもちゃでしかないフェラーリは工場に入っている間に売ってしまうことにしました。都合のいいことにある人が欲しいということで買い手が付きました。
そんなこんなでしばらく本当に車なしの生活が始まりました。こうして狂気のスポーツカー人生は終わりを告げたのでした。