![]() ブラジルでは出産することをdar a Luz(光に与える、光の中にもたらす)と表現します。当会の前身は国際協力事業団ブラジル国家族計画・母子保健プロジェクトです。主に出産を扱うため、一般にはProjeto Luz(光のプロジェクト)と呼ばれていました。 このプロジェクトの目的は「出産のヒューマニゼーション」でした。そして、我々は現在NGOとしてプロジェクトを継続しています。 近代科学は事物を細分化し、単なる物として扱うことにより飛躍的な発展を遂げました。しかし同時に人間の体は単なる「機械」のように扱われ始め、本来病気ではない自然なプロセスであるお産までが過剰な医療介入を受けるようになりました。出産現場における人間疎外が進み、「安全」の名のもとに不必要な医療介入が膨らみ始め、ブラジルにおいてはそれが世界最高レベルの帝王切開率(ブラジル全体で約40%。中産階級以上の人が行くプライベートクリニックでは90%を越えるところもあります。なおWHOは15%を決して超えるべきではないと勧告しています)となって現れています。 しかし、同時にブラジルではそれに対して以下のような出産をもう一度人間の手に取り戻すための「出産のヒューマニゼーション」という動きがうまれています。 必要十分な適正技術を用いることにより、不必要な医療介入を排する 出産が本来持っていた社会的文化的な意味を重視する 産婦/家族/地域社会/ヘルスプロフェッショナルが満足を得られる 安全なお産をめざす わたしたちは、このような「出産のヒューマニゼーション」を推進し、新しいモデルを世界に提示し、21世紀における新しい「出産」を考えていくことに貢献したいと考えています。 |