| 斧旋脚のリーチが伸びた理由
KOF2003→KOFXIと移行するに当たり、他キャラと同じようにシェンも様々な調整を受けました。
2003で「地味」「没個性」「存在理由が解せない」と、虐めとも取れる発言が各所で飛び交ったことからか、
シェンは通常技、特殊技、必殺技、そしてニュートラルポーズに至るまで、
これでもか!これでもか!というぐらい変更が加えられました。
個人的に近距離立ちCは2003型がいいと思うのですが。それは別の話です。
遠距離立ちBについては、いつの日か「あんな時代もあったね」と笑いながら話せる日が来ることを祈るばかりです。
……何で変更したんだ!そこを!!
技の追加に加え、シェンは良調整を受けました。
やはり主人公チームにいるからには、Sクラスまでいかなくてもそれなりに戦えるキャラであって欲しい。
そんなシェン好きプレイヤーの声と、開発者の願いが天に届いたのでしょう。
中でも目を引く良調整されたと思われるのは、

こちらの特殊技「斧旋脚」です。
03では素で出すと一瞬止まってから「おりゃあ!」と蹴りを放ち、その足もお世辞もリーチが長いと言えず、
結局は連続技の繋ぎか、中段という属性を使って、強引にガードを崩す手段にしか使えませんでした。
(しかしガード崩すだけなら截攻崩撃の方が使い勝手が良い)
ですが、XIでは素で出しても出が早く、なおかつ中段。
ガードされても「→+C」で出る「斧旋豪腕拳」でフォローが可能。
もちろんキャンセルから出して連続技の中継に使うことも可能です。
キャンセル版がヒットしたら斧旋豪腕拳か、ゲージがあれば強激拳→(SC)虎豹連撃で大ダメージ。
ガードされても弱激拳か、斧旋豪腕拳で五分。つまりノーリスク。
よって、斧旋脚は中間距離でブンブン振り回せる技になりました。CPU戦でも大活躍です。
(被カウンターなのでその辺は気をつけないといけませんが)
しつこいようですが、ガードされたら斧旋豪腕拳でフォロー!
この「斧旋脚」、XIからシェンを使い始めた方は何気なく使っていると思いますが、
03からのシェン使いの中には一瞬、「あれっ!?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そう、リーチが絶妙に伸びているのです。
体感出来ない、という方はまず、ゲームセンターでXIをプレイしてきて下さい。
選ぶキャラはシェンです。カーソルを合わせ間違ってオズワルドになったら、何食わぬ顔でリーダーにして、
JOKERなりハート→Aで、カーネフェルの真髄を満喫して下さい。
無事、シェンを選べた人は(まさかここで躓く人はいないと思いますが…)、CPU相手に斧旋脚です。
コマンドは「→+B」、簡単です。余裕があったら斧旋豪腕拳まで。コマンドは「斧旋脚中に→+C」。
ゲームセンターでXIをプレイし終わったら、自宅に帰ってネオジオなりPS2版のKOF2003を起動して下さい。
そしてシェンを選択して、斧旋脚を素で出してみて下さい。
別に連続技の繋ぎに使ってもいいのですが、素が一番分かりやすいです。
「おりゃあ!」の声と共に、短い蹴りが出たのを確認出来ましたでしょうか?
出来れば相手に直接当ててみて下さい。
「近距離立ちC→斧旋脚→激拳」も微妙に繋ぎが厳しいのが確認いただけましたでしょうか。
近距離立ちCがちょっと遠いと足が届いていないのですね。何をやっているのでしょうかシェンは。
03がない?
そういう方のために、図解入りで説明していきたいと思います。

左が03斧旋脚、右がXI斧旋脚の出がかりです。
出がかりには全く違いはありません。それにしても間抜けなポーズですね。

同じく左が03斧旋脚、右がXI斧旋脚の蹴り部分です。
見ての通り、XI斧旋脚の方がかなり遠くまで足を伸ばしていることが分かります。
軸足の無理な角度加減や、今にもバランスを崩して倒れそうな腰の曲がり具合が彼の努力を雄弁に語ります。
という感じで、03→XIで斧旋脚のリーチは格段に伸びました。
問題は、「何故リーチが伸びたか」ということです。
連続技の繋ぎが楽になる?それもあるかも知れません。
牽制がしやすくなる?確かに遠距離立ちBの変更に伴い、斧旋脚を新たな牽制に使う手もあります。
しかし被カウンター属性なので、そうそう簡単には振れません。
伝説の03遠距離立ちBの牽制力には遠く及ばないのです。
ゲームシステム面から、伸びた理由は見出せないので、
一度視点を変えてビジュアル面からこの疑問に迫ってみることにいたしましょう。
一部のシェンファン内で「シェンは股下が短い」ということがまことしやかに囁かれています。
この際なので、同じぐらいの身長を持つ、元チームメンバーデュオロンと比べてみましょう。
ちなみに、身長は以下の通りです(データはKOFXIのものです)
シェン…188p
デュオロン…189p
僅か1pしか差がないので、比較対象として、デュオロンはうってつけの相手です。
では、実際に比較したものを。
(身長は大体、合わせたつもりです)

DW…デュオロン、ウエスト位置
SW…シェン、ウエスト位置
DM…デュオロン、股下開始位置
SM…シェン、股下開始位置
身長が1pしか違わないのに、あまりに違いすぎるウエストと股下の長さ。
「デュオロンの足が長すぎるんだ!」という意見もあるかもしれません。
が、この顕著な差は、足が長すぎるの一言では済まされないものがあります。
一部シェンファン内で囁かれていた「シェンの股下短いんじゃない疑惑」は、疑惑では済まされなくなりました。
早い話、シェンは足が短いのです。
少なくとも、デュオロンよりは。
03時代、あるいはその前か後。
いずれにせよそのことを指摘された(大方アッシュに)、もしくは自分で気付いてしまったシェンは、
そのことを気にしていたと思われます。
自分は足がデュオロンより短い。ウエストの位置が露骨に違う。
アッシュは身長が10p程度違うのに、何故か足の長さは同じぐらい。腰の位置が同じ。
この事実にシェンは、表面上は29歳の落ち着きを見せ、動揺を隠しておりました。
しかし、現実はそう甘くなく

KOF2003の斧旋脚は見事なまでのリーチの短さ。
届かない足。連続技に組み込んでも、ちょっとでも距離があるとスカる足。
これにはシェンも「どうにかしないと「足が短い」ことがばれてしまう」と思いました。
そして一念発起した彼は

XIで半ば強引に足を伸ばし、長く見せる努力をしました。
結果、斧旋脚のリーチはXIで大幅に伸びたのです。
ということで、長くなりましたが、XIで斧旋脚のリーチが伸びた理由は
「シェンの意地と努力の結果」
しかしながら、皮肉なことにこの努力によって世のシェン使い達は
「斧旋脚のリーチ、伸びてないか?」ということに気づき、
デュオロンなどと比較した結果、シェンの足は短い、という事実が公になってしまったのでした。
ちなみに、斧旋脚からの派生としてXIから加わった「斧旋豪腕拳」。
あれはあまりにも足を伸ばしすぎてバランスを崩し、どうにか体勢を立て直そうとしたら、たまたま相手に拳が当たった。
威力もそこそこ高く、ガードされても不利ではない。
「これは使える!」ということで派生技『斧旋豪腕拳』が出来たのは、あまりに有名な話……

(勢い余ってバランスを崩し、どうにか立て直そうとするSさん(仮名)の図)
というのは真っ赤な嘘なので、信じないように。
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