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欠陥住宅を考える

阪神淡路大震災の反省

欠陥住宅ができてしまうメカニズム


阪神・淡路大震災以降,広告やパンフレットで,我が社の「○○工法だから」地震に強い,「○○工法」とは違い・・・・というよいうな文章や写真比較がよくでるようになった・・・・.古い家屋の多いエリアの中で,メーカー住宅はせいぜい築20年.(それが寿命であるのだが・・・)これを機会にキャンペーンとなったわけだ.ただし,「倒壊がゼロ」と言っても,地盤のずれによる倒壊はカウントされていないのだ.地震の強度が著しく高かったところでは,少なからず全・半壊があったのである.

阪神・淡路大震災で実際に倒壊や修復不能のダメージを受けた建物は,工法や構造の違いによるのではなく,地盤や建て方に問題があったり保守管理が行われていなかったり,中には耐用年数を大きく超えていたりした建物が被害にあっているのである.特に注目すべきは,「手抜き工事」や「粗悪工事」による「基礎」「筋交い」「通し柱」「コンクリートの品質」等に問題があった住宅である.

マンションなども,老朽化が進んでいるのに維持修繕が行われていなかったり,コストダウンのせいで強度が不足したりといったものが目立っている.こうした欠陥住宅ができるには2つの理由がある.1つは最初から安かろう悪かろうの住宅である場合,もう一つは業界の下請け体質(元請けがピンハネして各工事を下請けにまわす)が粗悪工事を招くきっかけになっている.

分譲マンション賃貸マンションでは多くの場合,歴然たる品質格差がある.賃貸マンションが採算を優先するうえで,どうしても建築費を圧縮しがち,という事情が背景にある.

地震に強い家というのは駆体の強度まで響くような価格から生まれてくるのである.逆に言うと「一定の強さがある住宅は,やはり一定の価格水準になる」ということで工法や構造のせいではないと考えるべき.



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