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欠陥住宅を考える

丸投げ

欠陥住宅ができてしまうメカニズム


「丸投げ」という言葉は建築業界では良く使われる言葉だ.建築工事を請け負った業者が,自分は何もせず(場合によっては窓口になるだけで)工事はそっくり下請け業者に任せてしまうこと.建築の世界に入れば入るほど「丸投げ」がいかに日常のように行われているかを目の当たりすることが多い.どういう問題があるかというと,丸投げする元請け業者はピンハネすること.よってそれを受けた下請け業者は適正価格以下の価格で工事をすることになるのでどこかで,「手抜き」をすることになる.

土木工事や建築の公共工事でもよくある話し.役所の担当者もその会社が丸投げするのを解っていながら発注する.現場でもその会社の人間でないことが解っていながら打ち合わせをするのだから不思議だ.私たちの税金を使う公共事業の入札制度は根本的におかしい.

丸投げは,端から見ている限り見分けることはできない.制服もヘルメットも名刺も元請け会社のスタイルに合わせるからだ.小規模の現場なのに大手の看板で工事をしているときなどは要注意だ.デベロッパー等が,(分譲マンション販売などで)大手ゼネコンが工事をした事を売り文句にしたいがために,丸投げを合意の上で大手に発注することもあると言う.住宅メーカーの工事もそのようなケースが多い.ほとんどが全国各地にある「協力会社」といわれる工務店が工事を担当しているだけ.

実は,このいえナビ研究会のある事務所(マンション)も丸投げによるものだ.建前上は不動産会社(東京I区に本社のあるN不動産.同じ名前のN建設は社長が援助交際をしたことで有名)の名前で設計をし,工事も請け負っているが,外注の設計事務所に丸投げし,工事も全て丸投げしているのだ.もちろんクライアントはそのことを知らない.私の場合そのことを後で知ったのだが・・・・・・.

このような,システムはクライアントの立場では何も良いことはない.少なくとも工事契約書で,ちゃんとその会社が施工することが明記してあるかどうかを確認したい.



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