3日目 アワッサからアルバ・ミンチへ
今日は魚市場を見学した後40箇所の水源と言われるアルバ・ミンチまで移動しチャーモ湖でワニやカバを観光する。
朝ホテルの庭に出るとハンマーコックが巣の引越しをしていた。古い巣や草むらから巣の材料を加え新しい巣に運んでいる。巣は長さが1mもあり、鳥の体に似合わぬ大きなものだった。
ハンマーコック 巣
7時半にホテルを出発、10分ほど走るとアワッサ湖畔の魚市場に到着した。テラアピア漁を終えた漁船がここに来て獲った魚を売るのである。
魚市場 テラピア
浜辺ではテラピアを3枚におろしている少年や網をたたんでいる少年が見られ、少年が大事な労働力になっていることがわかる。
網をたたむ少年 テラピアを3枚におろす少年
おろしたテラピアの屑が海に捨てられるのでペリカンが岸辺に集まっている。ここには魚が多いのか昨日見たエジプトガンやイエローヒルドストックのほかいろいろの鳥が見られる。
ペリカン カワセミ イビス
50分ほどして魚市場を出発し20分ほど走るとオモロ族の村に到着した。この村にはダネバ洞窟という遺跡がある。昔の住居跡で今は結婚式場に利用されている。
オモロ族の村 ダネバ洞窟
15分ほどして村を出発し10分ほど走るとたくさんの馬車が通ってきた。人を乗せた馬車、薪を積んだ馬車が次々通る。薪を積んだロバも通る。近くの市場に向かっている人たちだ。
馬車 荷馬車 ロバ
10時15分クフェ村に到着した。この村にはアラバ族が住んでいる。広場を囲んで藁葺き屋根の丸い家が並んでいる。壁に絵の描いてある家があるがイスラム教徒の家だ。この家の主は3人の妻を持ちそれぞれに家があるという。家の中を見せていただく。屋根は傘の骨のような形の木で支えられている。
民家 屋根の裏
壁にはメタージュというインディラを載せる皿とジュバナというインディラにかぶせる蓋が懸けられている。部屋の隅に囲炉裏がありここでお茶を作っている。
メタージュとジュバナ 囲炉裏
村の男は麦わらの背の高い帽子をかぶっている。女は濃紺の着物を着ている。
アラバ族の男と女
20分ほど見学してから出発する。道端にはキャンドルツリーというリュウゼツランに似た草がたくさん生えていて背の高い花茎にたくさんの花をつけている。
キャンドルツリー
1時間ほど走ると道路沿いの広場に大勢の人が集まっていた。ホデティ市場だ。
ホデティ市場
この市場にはワライタ族の人たちが集まっている。中に入って写真を撮っているうち大勢の子供がついてきてカメラを向けると前に立ちはだかってしまい思うように写真を撮れない。シャッターを切るのが早いか子供が前に立つのが早いか競争になってしまった。
ワライタ族の女
12時25分ソドに到着、ペケレモアというレストランで昼食をとる。
ソドの通り
メニューはスープとラムの細切れとジャガイモ、人参であった。
料理
レストランの入口に若い女性が座っていた。エチオピアには美人が多いという話を実感する美人だ。
エチオピア美人
1時間後出発、雨が降ってきたが15分ほどすると日が差してきた。畑に小さな小屋がたくさん建っている。鳥を追い払うために子供が番をする小屋だ。やがて湖面が赤茶色い色をしたアバヤ湖が見えてきた。アルバ・ミンチはもうすぐだ。
アバヤ湖
15時25分アルバ・ミンチのシェチャ地区にあるベケレモア・ホテルに到着した。荷物を置いてすぐにチャモ湖の船着場に向かい25分ほどで到着した。チャモ湖はアバヤ湖と違い水が澄んでいてたくさんのワニがいる。ここで2艘の舟に分乗して湖に乗り出したが、古い方の舟は舟底が湖底についてしまいワニに近づけないというので途中で全員が新しい方の舟に乗ることになった。
湖の対岸に近づくと驚くほどの数のワニが岸辺で甲羅干しをしていた。長さ100m以上の岸辺に折り重なるようにしているから全部で数百頭いるだろう。体長が3mから5mくらいありそうな大きなワニだ。普通ワニは舟が近づくと水の中に逃げるが、ここはナッチサハル国立公園の中なのでワニは保護されているせいか悠々としている。
ワニのいる岸の近くで筏のような小さな舟で漁師が漁をしていた。ワニに襲われればひとたまりもないが平気な顔で網を手繰っている。この湖には魚がたくさんいてワニは魚しか食べないのだ。
甲羅干しのワニ(拡大) 漁師
岸辺には胸から上が白いフィッシュイーグルという鷲や、ペリカンの大群も見える。マラブーが上空を飛んでいた。着陸するまでまったく翼を動かさずに滑空し、まるでグライダーのようだった。
フィッシュ・イーグル ペリカンの大群(拡大) 滑空するマラブー
さらに先に行くとカバがいた。水中から顔を出すときシューという大きな音を立て鯨のように汐を吹き上げていた。近くにワニが泳いでいたが全く干渉しない。ワニは魚を食べ、カバは陸の草を食べているのだ。
カバの汐吹き
観光を終えて船着場に近づくと舟底が湖底についてしまい桟橋につけない。やむなく筏のような小舟に1人ずつ乗って4人が上陸したらようやく舟底があがり桟橋につくことができた。
来た道を引き返し、先ほど荷物を置いたベケレモラ・ホテルにチェックインする。客室はロッジ風の建物になっていて風呂はないがシャワーと水洗便所がある。ベッドの上に蚊帳がついているが蚊は飛んでない。ただ用心のため蚊取り線香をたくことにした。この地方のマラリヤは強烈で発病すると命にかかわるのだ。
ベケレモラ・ホテル 客室
夕食は屋外のレストランでアバヤ湖とチャモ湖を眺めながら食べる。チャモ湖の魚の料理はなかなかおいしかった。