10日目 ディメカの土曜市、ハマル族の村訪問
今日はトゥルミのキャンプサイトに連泊しディメカの土曜市を観光した後、ハマル族の村を訪問しダンスや牛跳びを見学する。
夜強い雨音で目を覚ました。明日は道がぬかるんで大変なことになると思ってテントの外を見ると地面が濡れていない。風でマンゴーの林が音をたてていたのだ。
マンゴー林
9時にキャンプサイトを出発、今日も埃のすごい泥道を走る。潅木の間に数羽のホロホロチョウが見えた。乾ききった枯葉の上でなにを食べていきているのだろうか。
ホロホロチョウ
30分ほどでドンバイテ村に到着した。ここにはハマル族が住んでいる。
ドンバイテ村
村の入り口に牛囲いがあった。放牧した牛を毎晩ここに収容するのだ。
牛囲い
家の中を見せていただく。軒先が低く入口が小さいので身をかがめないと入れない。
ハマル族の家 入口
家の中はかなり広く炊事場と寝室が分かれている。
炊事場 囲炉裏
この村も1人2ブル払って写真を撮らせてもらう。ハマル族の女性は結婚すると髪型を変え棒状の取っ手のついたビニャレという首輪をつけて溶接し取れなくしてしまう。
このあとディメカの土曜市を訪れる。この市場にはハマル族、ベンナ族の人たちが集まっていて足の踏み場もないほどの人出である。
壷を作る人たちは特別のカーストに属していて他の人たちから離れた場所にかたまって座っている。
壷売り場
200mくらい離れた広場では牛や羊が売られている。アフリカの牛は年とともに角が伸びて立派になる。ただ食べ物が不足しているので痩せていて肉は少ない。
家畜売り場 牛
後とから後へと人々が歩いてくる。瓢箪を持っているのは飲み水を入れているのだろうか。
市場へ向かう人々
カメラを向けるとすぐ金を要求してくるので自然な姿を撮るのは難しい。あらかじめ撮る相手を決めておいてカメラをさっと向けてシャッターを切りさっと戻さないと見つかってしまう。それでもシャッター音を聞いて金を要求されることもある。
品定め(拡大) 品定め(拡大)
おしゃべり(拡大) 立ち話(拡大)
体にペインティングをした男がいた。ホロホロチョウの模様を真似しているのだという。若い人は脚が長くスタイルがすばらしい。それに誰も姿勢が良いのには感心する。
ホロホロチョウのペインティング 若い男
途中レストランに場所を借りて昼食のお弁当を食べる。市場で真っ白なサツマイモを買った人がいて一口食べさせてもらったが甘みがあっておいしかった。
3時間半ほど市場で過ごしてからキャンプサイトに戻り、テントで横になって暑さで疲れた体を休める。
17時今度はハマル族が住んでいるワンニャケ村を訪れる。初めに女性たちの歌を聞かせてもらう。娘たちが並んだ写真を撮ったら横幅を縮小したような感じになった。それだけスタイルが良いのである。
ハマル族の女(拡大)
このあと踊りが披露された。初めは女性だけの踊りで2人の娘が2列に並んだ女性の間を跳ねながら行き来する。次いで男女の踊りになった。満月の夜に男女が踊りをして相手を見つけるのである。このあたりではぴょんぴょん跳ねる踊りが多い。
踊りが終わった後は髪結いを見せてもらった。髪の毛を赤土で染めて束にしていくのだからかなり手間がかかる。
髪結い
最後に牛跳びの儀式の様子を見せてもらう。牛跳びの儀式は少年が1人前の男になるための儀式で、例年この時期はあちこちの村で行われているが、今年は異常気象で作物が育たないのでどの村も行っていない。そこでやむなく儀式を再現してもらったのである。
本来は牛を8頭から十数頭並べ成人を迎える若者が素裸で牛の上を渡るのであるが今回は牛が4頭で既に成人した若者の模範演技となった。助走してきて牛の背中に飛び乗って渡っていくのであるが、背中に強い衝撃が加わるので牛が嫌がってなかなか並ばない。それで1人が左手で牛の角を掴み、右手を牛の口の中に入れて顎を掴み、もう1人が牛の尻尾を掴んで無理やり並ばせるのである。
牛跳び
帰りがけに留守の家があったので入り口から家の中の写真を撮ったら、おばあさんがやってきて2ブルとられてしまった。金をとるために留守のふりをして見張っていたのだ。
家の中
キャンプサイトに戻り夕食をとる。ドライバーたちが民族楽器の竪琴のような形のギターを弾きながら歌を歌ってくれた。彼らはなかなか陽気だ。