青海省旅行記
15日目 チャプチャ(共和)から西寧へ
9時にホテルを出発、120km先の西寧に向かう。道は良く周囲には菜の花畑が広がっている。夕べ雪が降ったのか近くの山の肌が白くなっている。9時35分3600mの峠を越して少し走ると倒淌河の町に出た。ここで国道109号線(青蔵公路)に入りラサの方向に向かう。
倒淌河の町
大草原の中、路面の良い空いた道を時速120km以上のスピードで走る。20分ほどすると前方に青海湖が見えてきた。青海湖は海抜3199m、面積4635平方kmで琵琶湖の6倍の広さの塩水湖である。周囲は約300kmあり、毎年周囲を回る自転車のロードレースが開かれている。
湖畔で下車し菜の花畑の写真を撮る。対岸には白雪に覆われた祁連山脈の山々が輝いている。この山を越えるとシルクロードの世界だ。
菜の花畑(拡大)
道端で菜の花畑で採った蜂蜜を売っていた。500mlのペットボトルに入りで10元(135円)である。菜の花の香りのする純粋の蜂蜜なのでお土産用に買う。花粉も売られていた。花粉は体に良いと言われるのでこれも買ったが200グラムで15元(200円)であった。
蜂蜜売り
さらに15分ほど走り天馬の像のあるリゾート地で下車する。3年前に来たときは閑散としていたが、今日は中国人の観光客で大混雑である。湟魚を見ようと1人20元の入場料を払って船着場に行くが、前回たくさんいた湟魚が1尾も見えない。イシさんが1月前に来たときは30分探してやっと1匹見つけたという。乱獲で激減してしまったのだ。
天馬像 船着場への道
道路の南側にできた食堂街で昼食をとる。前に来たときは1軒もなかったから最近建てられた店ばかりだ。観光客が十倍以上に増えたのだから店の数も増えるのだ。
レストラン街
料理ははじめに湟魚の唐揚げや煮物、スープが出された。骨があるがなかなかおいしい。しかしこんなに湟魚の料理を出してよいのだろうかと気にかかる。湟魚は成長が遅くこの大きさまで育つのに10年もかかるのだ。
湟魚の料理
1時間後食堂を出発、近くの丘に登り青海湖を眺める。上の方から見ると菜の花畑は意外と少ない。土地の乾燥を防ぐため菜の花畑は牧草地に変えられているのだ。
青海湖とリゾート地
来た道を引き返す。道路は高速道路のように見えるが人や自転車やトラクターが通っている。人の通行が許される1級国道なのだ。倒淌河を通過すると左手の丘の上に2つのお堂が見えてきた。文成公主が故郷に別れを告げた日月山の峠で日亭と月亭という2つのお堂が建っている。
1級国道 日月山峠
菜の花畑のパッチワークが美しい。高度が3000mくらいまで下がってきたので青麦(チンコー麦)の畑が広がりポプラの街路樹も植えられている。人口15万人の湟源県の町を通過した後、高速道路に入る。
菜の花畑
15時35分西寧市内に入る。西寧の人口は150万人、西寧の名は西の安寧を保つ意味でつけられた。さらに30分走り中心部に近い青海賓館にチェックインした。
青海賓館 西寧市街
部屋で少し休んだ後市内を散歩する。市場があったが市の規模の割には小さい。
市場
今日でドライバーたちと別れるので三録元というレストランでお別れ会をする。同行の女性の1人がジェクンドで買った民族衣装を着てきて大人気だ。ドライバーたちは初めのうちはビールを遠慮していたがそのうちカンペイ、カンペイといってなん杯も飲み干した。国が変わっても人の気持ちは同じようなものだ。