青海省旅行記
8日目 マチェン(瑪沁)からマドゥオ(瑪多)へ
ホテルの前にある緑色粥屋に行き朝食をとる。中国では緑色は環境に優しいとか健康に良いなどという意味に使われている。この店の名物はルーチータンという茶色い茹で卵で、この卵は八角、五番粉、人参果、紅景天、雪蓮などの薬草を煎じた液でじっくり茹でであり、食べるといかにも薬効のありそうな味がした。
食後ホテルに戻り8時にマチンを出発、一昨日と同じ道を通って黄河源流域の町マドゥオへ向かう。今日は曇り空で風が寒く、2日続けて見えたアムネマチンは雲に隠れて見えない。我々はついていた。
チベット人の少女が馬に乗っていた。日焼けしないよう顔を頭巾で隠しモスレムみたいだ。
馬に乗った少女
4700mの峠を通過し、さらに15分ほど走るとチベット人のテントがあったので中を見せてもらう。テントの角には燃料に使う乾燥したヤクの糞が積み上げられている。主婦は35歳で子供は4人で長男は学校に通っているという。ヤクの乳にお茶を入れた飲み物をいただいたがお茶の味はしなかった。テントの外に出るとチベット犬が吼えながらこちらのほうに走ってきたのであわててテントの中に逃げ込む。チベット犬は狼に近いので怖い。
主婦 ヤクの糞 子供
さらに500mほど走ると一昨日4700mの峠で会った少年の家があった。風が寒いのでテントに入れてもらい昼食を食べる。
少年と家族 テントの中
テントの周りは草原でヤクが放牧されている。
草原
草原にはブルーポピーほかたくさんの高山植物が花を咲かせている。これまで見たブルーポピーは1本の花具気にたくさんの花を咲かせていたがここのブルーポピーは株からたくさんの花茎が出て1つの花茎に1つの花をつける。花や葉は同じに見えるが種類が違うのかもしれない。
メコノプシス ホリドゥラ 高山植物
峠を越えると完成したばかりの舗装路になり快調に北西に向かう。30分ほどするとチベット人のテント村があった。お坊さんの説法を聞くために集まっているのだ。彼らは1週間ここに滞在するという。
テント村 寺のテント 若い僧
チベット人というとこげ茶色の無地の服を着ているものと思っていたが、刺繍の入った豪華な服を着ている人が多い。ヤクを売って現金が入り、金の使い道がないので服に金をかけるのだろうか。
娘さん 少年 おばあさん
テント村を出て10分ほど走ると4500mの峠に出た。さらに30分ほど走るとたくさんのオボがあり、その1kmくらい先に町があった。花石峡の町だ。
オボ 花石峡
花石峡を出たあと坂道を登り15分ほどすると4500mの峠に出た。峠を過ぎるとゴビ砂漠のような荒地になり家もなければ花も咲いていない殺風景な道を走り、17時5分マドゥオに到着した。高度は4200mあり、これまでで一番高い町である。
我々は瑪多県招待所に落ち着く。招待所というからとダルラと同じような質素な宿を覚悟していたが、お偉方用の広い部屋に泊まることができ、部屋にはストーブがついていてなかなか快適である。ただ、客室にトイレや洗面所がなく、100m近くも離れた共同トイレに行かなければならないのが不便だ。
瑪多県招待所
夕食前に町の中を散歩する。町はT字型の道路にそって家が並んでいてTの付け根の部分に町の大きさにふさわしくない大きな映画館がある。ここの人たちはかなり派手な服を着ているのが目に付いた。