青海省旅行記

9日目 黄河源流域訪問

 今日は黄河源流域のオリン湖を訪問する。8時30分ホテルを出発、ゴビ砂漠のような草原の中の一直線の道を進む。


草原の中の道

 野生のロバやモンゴルカモシカ、鷲が見える。野生のロバは白と茶のツートンカラーで美しい。鷹はまだ巣立ったばかりの幼鳥で100mくらい離れたところで親が見張っていた。

  
野生のロバ            モンゴルカモシカ            鷹

 1時間半ほど走るとオリン湖(鄂陵湖)に出た。水は澄んでいるが岸辺の石には茶色い藻が着いている。塩水湖だが鱗のない湟魚という魚が棲んでいる。

 
オリン湖            湖水

 湖岸に魚の加工工場があったが資源保護のため漁獲が禁止されたので放置され、シルクロードの遺跡のような姿になっている。


魚加工工場跡

 この後オリン湖に沿ってさらに1時間ほど走るとツォワ・カルツェドカ寺院の前に出た。質素な寺院で本堂には仏像がなく大きなマニ車があるだけである。本堂の脇には仏塔が並んでいてその背後にはおびただしい数のマニ石を積んだマニ塚が並んでいる。

  
ツォワ・カルツェドカ寺院            マニ車                マニ塚

 寺の前にチベット人の少女がいた。ラジオも新聞もない外界から隔離された世界に住んでいるが、暗い感じはまったくない。


チベット人の少女

 黄河源流記念碑のある寺の背後の山に登る。中腹に黄河源流記念碑があるが周囲には泉もなければ川もない。ちょっと期待はずれの場所だ。


黄河源流記念碑

 山の頂上にも黄河源流記念碑が立っている。ここにも泉もなければ川もない。この山に降った雨はオリン湖に流れていくのだから山の頂上が源流になるという考えなのだろうか。

 
山の頂上               黄河源流記念碑

 頂上からはオリン湖が眼下に見える。頂上にもブルーポピーがあちこちに咲いている。このあたりではブルーポピーはごくありふれた花だ。鶴の鳴き声が聞こえたので見回すと頭の上を吸う輪の鶴がゆうゆうと旋回していた。ヒマラヤを越える鶴がいるのだから5000mの高度を飛ぶことは鶴にとって軽いことだ。

  
オリン湖         メコノプシス ホリドゥラ          鶴

 花の写真を撮りながらツォワ・カルツェドカ寺院まで歩いて降りる。

  
高山植物

 道脇の土の削り跡にはヤクの毛がたくさん着いていた。毛が抜け替わる時期になると体をこすって毛を落とすのだろう。


ヤクの抜毛

 14時45分にツォワ・カルツェドカ寺院を出発、来た道を引き返し2時間10分かかってホテルに到着した。今日は黄河源流の流れを見られると思っていたのでちょっと期待はずれであった。


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