貴州省旅行記

1日目  成田から青島を経て昆明へ

 9時45分、私たち雲貴高原の少数民族を訪ねるツアーの参加者と添乗員の田村さんを乗せたJALのJL783便は予定より20分遅れて成田空港を離陸した。今回のメンバーは男5人、女6人合わせて11人で、このうち3人が以前別のツアーで一緒になったことがあったのにはびっくりした。

 中国で流行しているSARSを恐れてキャンセルが続出し機内はがらがらである。乗客の多くはマスクをしているが、感染の危険性の高い客室乗務員がマスクをしていないのはサービス精神が感じられさすがである。我々は広州で中国に入出国するスケジュールであったのだが、広東省がSARSの危険度2になったため青島で入国して北京で出国するようにコースが変更になった。このため、集合時間が早くなり前夜から成田に泊まらなければならなくなってしまったが、短時間ながら青島を観光できることになったのはありがたかった。

 離陸後30分ほどしてジュースとおつまみが出て、引き続き朝食が運ばれた。メニューは若鶏のカツ、ハム、チーズ詰め、スモークサーモン、ポテトサラダ、フレッシュサラダ、プロフィトロール、ロールバターパン、それにコーヒーか紅茶かお茶であった。ホテルでパンを食べてきたのだが食欲を押えられずパン以外は全部食べてしまった。

 
機内              機内食

 時速200kmという非常に強い西風のため飛行機の時速は680kmに低下してしまい、予定より23分遅れて12時3分に青島流亭空港に着陸した。青島市は人口750万人、面積は10,650平方キロメートルあり、造船、海運、家電、コンピューターなどの産業がある。
 前回の旅行で使い残した金が1000元ほどあったが、この先両替できなくなるので用心のため空港内で5000円を両替したら342元くれた。1元が約14.6円になる。


青島空港

 今日から15日間世話になるスルーガイドの朱さんと、現地ガイドの王さんに迎えられて市内に向かう。朱さんは日本に3年留学していて今年の3月に帰ったばかりだという。
 青島ではSARS患者が発生していないので空港を出るとだれもマスクをしていない。今日は幸い晴れていて車内の温度は30.6度にもなっている。道端には赤い瓦屋根の民家が見える。ドイツの租借地だったことから当時の影響が残っているのだ。桃の木が花を咲かせていた。東京より暖かい。ビニールハウスが見えるが、山東省は農業が盛んで日本に野菜が輸出されている。


民家

 全長1600kmあるという青銀高速道路を走っていると前方にぎざぎざした山が見えてきた。浮山といい、この山から花崗岩が採掘されている。


浮山

 市内観光の前に世貿新貴大酒店で昼食をとる。最初に青島ビールが出された。酒に弱いので普段はビールを飲まないが、アルコール分が3%というので飲んでみた。よく冷えていておいしかった。日本のビールもこのくらいアルコール分が低くなれば良いのだが。私は血中コレステロールが高くなっているので脂ぎった料理は控えなければならないのだが、2時過ぎになっていて空腹だったので大食いしてしまった.

  
世貿新貴大酒店            青島ビール            料理

 食後海抜60mの丘の上にある小魚山公園に行き青島市の全景を眺める。1898年ドイツの租借地として開港されたため、100年くらい前ドイツ人が住んでいた煙突のついた石つくりの家が残っている。

 
小魚山公園入口           旧ドイツ人の家

 公園の下に海水浴場が見える。シーズンには20万人が訪れるという。遠くの丘の上にはテレビ塔が見える。このテレビ塔は235mの高さがあり、鉄塔としては中国で一番高い。

 
海水浴場          テレビ塔

 次いで青島のシンボル桟橋に向かう。旧日本領事館の脇で下車し、古いヨーロッパ風の建物が並んでいる海岸沿いの通りを10分ほど歩くとさんバ市の前に出た。


旧日本領事館

 桟橋は長さ480m、幅8mあり、大勢の人が歩いている。先端にはお堂のような建物がある。桟橋からは先程登った小魚山、青島のもう1つのシンボル小青島、ハイエルのビルを初めとした高層ビルが眺めれらる。

 
賑わう桟橋           小魚山公園
  
小青島             高層ビル群

 桟橋を歩いた後空港に向かい、空港近くの快通大酒店で夕食をとる。昼食を食べてから2時間しかたっていないので食欲がなかったが、食べ始めたら止まらなくなりまた大食いしてしまった。麹の香りのする味噌がおいしかったのでお土産の買おうと思ってガイドに話すと、この味噌は市販されているものではなくレストランの自家製だという。ビンに詰めてくれるといったが15日間もちそうにないので諦めた。快通大酒店の正面には大きなハングルの看板が見える。青島には韓国人が2万人もいるということだから利用客が多いのだろう。


快通大酒店

 食後青島空港に行きチェックインする。テロ対策のためか国内線なのにゲートを通るときパスポートを出さなければならなかった。アルコールの機内持込が禁止されたので、手荷物のX銭検査の際ミネラルウォーターのペットボトルを開けさせられ中の水を一口飲まされてしまった。

 18時50分昆明行きのMU4576便は青島空港を離陸し、水平飛行になるとすぐ夕食が運ばれてきた。先程食べたばかりなのに退屈なのでパン以外は食べてしまった。MU4576便は途中長沙により、乗客の入れ替えをした後23時25分昆明空港に着陸した。

 
機内食          昆明空港 

 現地ガイドの張さんに迎えられて23時55分空港を出発、0時10分昆明飯店に到着した。昆明でもSARSは発生してないのでだれもマスクをしていない。マスクをしていると息苦しいので私もはずしてしまった。

 
昆明飯店         ロビー

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