貴州省旅行記

14日目  張家界観光後、上海へ移動

 今日は世張家界を観光したあと空路上海へ移動した。

 朝食のとき注文を取りに来たのでメニューを指定したが、持ってきたのはすべて別のもので何のために注文を取っているのかわからない有様だ。それに客は私たち12人しかいないのに料理が出てくるのが非常に遅い。よくこれで4星ホテルになったものだ。

 9時にホテルを出発、1時間ほどで張家界自然森林公園に到着した。張家界自然森林公園は天子山自然保護区、索渓峪自然保護区とともに武陵源自然風景名勝区として世界遺産に指定されており、総面積は398平方キロメートルある。

 
駐車場           公園への道

 駐車場から10分ほど歩くと森林公園の入り口に着いた。ガイドから入場券のカードを受け取り入場口に行くとなんと機械に親指の指紋を読み込ませられた。カードはなんども使えるので本人であることを確認するために指紋を取っているようだ。

 
公園入口           広場の道

 入口から5分ほど歩くと大気(口巴)広場に出た。広場の周囲には多数の奇岩が眺められる。

 
大気(口巴)広場           大気(口巴)広場からの眺め

 今日は午前に黄石寨と呼ばれる山に登って観光するので、広場から専用バスに乗ってロープウエイの駅へ移動した。駅前の広場からの眺めもよい。3台が連結しているロープウエイに乗り5分足らずで上の駅に着いた。歩いて登ると2時間半もかかるという。

 
駅前広場からの眺め         ロープウエイ

 駅をおりると近くに烽火台と呼ばれる展望台があった。展望台から垂直に切り立った大きな岩がたくさん見える。左手の山の上には六奇閣という展望台が見える。この展望台は黄石寨で最も高い位置にある。

 
烽火台からの眺め

 次いで六奇閣に向かう。ここには3階の展望台があり周囲360度を眺めることができる。


六奇閣
 
六奇閣からの眺め

 2階で民族衣装を着た土家族や白族、ミャオ族の娘さんがモデルをしていた。これまで土家族の民族衣装の写真がなかったので撮らせてもらったが、モデル代が10元というからいい商売だ。


土家族の娘さん

 次いで摘星台に登る。六奇閣よりは低い位置にあるが前方に視界を遮るものがないのでなかなか良い眺めだ。

 
摘星台からの眺め

 遊歩道の脇に茶畑があった。ここで取れるお茶は高山雲霧茶という銘柄で販売されている。足下に白いスミレが咲いていた。植物に詳しい方がいたが初めて見る種類だと言っていた。

 
高山雲霧茶の畑        スミレ

 山を下り琵琶渓賓館で昼食をとる。庭にボタン桜や大テマリ、ツツジや名前のわからぬ赤い花が咲いていて目を楽しまされる。

 
ボタン桜        大テマリ
 
ツツジ          赤い花

 食後、ふたたび大気(口巴)広場に行き、今度は金鞭渓という谷川沿いの遊歩道を歩く。この谷川には体調50cm、体重5kgのサンショウウオが棲んでいる。以前はたくさんいたが、食べられてしまい数が減っている。金鞭渓は全長5.5kmあるので足の弱い人は駕籠を利用できる。

  
遊歩道         駕籠

 道端にはたくさんの野草が咲いていてこれらを見ながら歩くのも楽しい。

 

 
紫ケマン        オドリコソウ

 遊歩道の両側にはたくさんの奇岩を見ることができる。上から見下ろすのとは違って迫力がある。

 
遊歩道からの眺め

 形の変った岩にはもっともらしい名前が付けられている。母子情深は猪八戒が母親を背負っている姿だという。

 
母子情深        観音菩薩

 金鞭渓の名の基になった金鞭岩という尖った岩があった。高さ380mあり、脇には金鞭岩を守るように立っている鷹の形をした岩があって神鷹護鞭と名付けられている。

 
金鞭岩           神鷹護鞭

 花果山という尖った岩があったが、ここで西遊記が撮影された。この渓谷はどこでも西遊記の舞台になる景観だ。その先には師徒取経、劈山救母などと名付けられた岩がありもっともらしい説明がされている。

 
花果山         師徒取経
 
劈山救母           蝋燭岩

 谷川のせせらぎを聞きながら1時間ほど歩いていると泉があった。長寿泉と名付けられこの水を飲むと長生きできるという。

 
谷川           長寿泉

 泉の先にも奇岩が延々と続いている。

 
文星岩          双亀探渓
 
秀才蔵書         駱駝峰

 17時15分出口の広場に到着した。ここも素晴らしい眺めである。


出口の広場
 
広場からの眺め

 広場の隅にお寺のような建物があったがトイレであった。中国のトイレの汚さは有名であるがこのトイレは5星ホテル級のきれいなトイレだった。


トイレ

 遅れてきた人たちを待ち18時5分に出発、来た道を引き返す。百丈峡という高さ100丈(300m)の山が連なる渓谷を通り抜けしばらくすると前方左手に高い山が見えてきた。張家界のもう1つの見所天門山だ。山腹に細長い穴があいているが、昨年ヨーロッパ人が小型飛行機でこの穴を潜り抜けたという。


天門山

 18時50分龍勝に到着、スーツケースをバスの下の荷物入れに積み込むと車内が薬臭くなる。SARSの予防のためにスーツケースを消毒したのだ。近くの富蘭特飯店で夕食をとり20時に出発、10分ほどで龍勝荷花空港に到着した。これまではマスクをしている人をまったく見なかったが、空港内はマスクをしている人が多いので私もマスクをつけた。

 当初帰国の便は北京経由で帰国する予定になっていたが外務省の危険情報が2に変わったので昨日上海経由で帰国することにコースが変更され、21時55分発の中国東方航空のMU5312便に搭乗した。SARSの予防のため客室乗務員は全員マスクをしてゴム手袋をつけており乗客も9割方がマスクをしている。

 席につくとすぐ機体が移動を始め23時7分定刻より3分早く離陸、25分のフライトで上海浦東空港に到着した。機内で渡された健康申報表に健康状態を記入して客室乗務員に渡して外に出ると長い行列ができている。SARS予防のため体温を測っているのだ。

 
龍勝荷花空港          上海浦東空港

 0時10分空港を出発する。左手にはリニアモーターカーの線路に沿って高速道路を走る。2010年には世界博が開かれるという。40分ほどで上海逸和龍拍飯店に到着した。4星の大きなホテルで2年前に泊まったことがあるが、そのときは上海日航龍拍飯店という名であった。近くにある虹橋空港が昨年国内線専用になったので日航が手放したのだろう。

 チェックインの前にまた体温を測られた。部屋について荷物を受け取り風呂に入って出たら2時を過ぎていた。明日は4時半に起きなければならないので大変である。


上海逸和龍拍飯店

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