貴州省旅行記

7日目  大塘を経て黎平へ

 今日はミャオ族の村とトン族の村を訪ねながら凱里から黎平へ移動した。 

 7時45分ホテルを出発しバーラ河に沿って舗装路を快調に走る。40分ほど走ると河岸に村が見えてきたのでバスを停めて写真を撮る。

 
パーラ川           季刀村 

 9時20分新橋村に到着した。ここは短裾ミャオ族の村で、我々のために歓迎の踊りを見せてくれることになっている。


新橋村

 準備が整うまで村の周りを散歩すると川で男の人が洗濯していた。男が洗濯しているのは初めて見た。村によっていろいろ習慣が変わるものだ。くりくり坊主の子供が飴をしゃぶりながら我々を見ていた。この子にとっては我々が珍しいのだろう。

  
洗濯する男        村の子供

 村の中から民族衣装を着た女性と蘆笙を持った男たちがやってきて歓迎式が始まった。


歓迎式

 村の中に入るには強い酒を3箇所で飲まなければならない。飲むときはどうということはないが後になって効いてきた。

 
お酒を飲む

 村の中心の広場に出ると銀の飾りをしゃらしゃらと音を立てて民族衣装を着た娘たちが出てきて踊りが始まった。家鴨の踊り、お酒を勧める踊り、豊作を祝う踊り、椅子の踊り、蘆笙の踊りが続く。。

 
踊り

 娘さんたちの踊りが終わると今度はおばさんたちの踊りだが、踊りというより歩きに近いものであった。この後に2人の歌の掛け合いが続き最後に我々も加わって団結の踊りをして歓迎式は終わった。

 
中年の女性の踊り

 11時5分新橋村を出発、,20分ほど走ると棚田が見えてきたのでバスを停めて写真を撮る。


棚田

 12時30分永楽鎮に到着、この村の冷府飯店で昼食をとる。また別の旅行社のグループと一緒になった。気温が33.7度にも上がり、防寒衣など持ってこなければよかったなどの声が出始める

 
冷府飯店

 13時40分に出発、谷川沿いに走る。道端には野生の白い色や薄紫色のツツジの花がたくさん見られる。14時榕江県に入る。カーブだらけの山道を通り過ぎて車江郷というトン族の村を通っているとき左手に高い鼓楼が見えてきた。最近建てられた観光用の鼓楼で21層の屋根があり、高さが51mあって最も高い鼓楼である。このあたりは茶畑が多く見られる。

 
ツツジ         観光用鼓楼

 17時40分高進村に到着した。この村は2年前に貴州省を訪れたとき、荷物車の事故でたまたま立ち寄った村である。入り口に風雨橋があり、川では女たちが野菜を洗ったり洗濯をしている。

 
風雨橋           川で洗う女性

 橋を渡って50mほど歩くと鼓楼がある。屋根は7層になっており、下部の2層は4角形、中間の4層は6角形、最上部は8角形になっている。鼓楼は屋根の層が奇数、角が偶数にすることになっているという。鼓楼の正面には2頭の龍が飾られている。

 
鼓楼            正面の飾り

 鼓楼の前で葬式が行われていた。ソーラというチャルメラのような音の楽器が鳴らされ、棺桶の前で頭に白い鉢巻をした喪主が線香に火をつけていたが、参会者が少なく、しかも鼓楼の中で子供たちが大きな音を出してテレビを見ていてなんともさびしい葬式であった。2年前この村を訪れたときは鼓楼の中で囲炉裏に当たっていた村人たちが私たちは皆兄弟だと言って和気藹々の雰囲気だったが、たった2年でずいぶん変わってしまった。テレビが入ったことが村人の心を変えてしまったのだろうか。


葬式

 鼓楼の隣には新しい舞台があった。この前来たときは気づかなかったので最近建てられたのだろう。貧しい村ではあるが、トン劇の伝統を守るために村人たちが金を出し合って建てたのだろう。


舞台

 20分ほどして出発して10分ほど走ると青寨村に到着した。この村の鼓楼は8角形で80年前に建てられたものという。村の中の様子は高進村とあまり変わらい。

 
風雨橋              鼓楼

 20分ほど見物してから村を出て50分ほど走り、19時30分黎平賓館に到着した。星なしのホテルでエレベーターがない。バスタブがついていたが、熱い湯だけ出て水が出ないので入れなかった。トイレは洋式だったがこれも故障していてバケツに水をためて流さなければならなかった。
 夕食に油茶が出た。茶色い茶に焼き米を入れて飲むのである。

 
焼き米          油茶

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