広西チワン族自治区旅行記

8日目  黎平から三江

 今日はトン族の村肇興と地平の風雨橋を訪れてから三江へ移動する。 

 7時45分ホテルを出発し肇興へ向かう。あいにく雨が降っていて涼しい。山道を登っていくと見事な茶畑があったのでバスを停めて写真撮る。さらに走っていくと今度は椿の木の畑があった。油茶の葉は椿の葉を油で揚げて煮たものである。

 
茶畑             油茶の葉

 10時25分肇興に到着した。肇興はトン族の村で5000人の人口がある。5つの村を統合したため5つの鼓楼がある。村の門をくぐって中に入り村の中央で下車する。

 
肇興村の門         肇興の街並み 

 歓迎式の準備が整うまで丘に上って鼓楼を眺める。黒い屋根の間から鼓楼が突き出しているのが見える。


丘からの眺め

 歓迎式は鼓楼の前で行われた。トン族の娘さんが歓迎の歌を歌い、我々も日本の歌をお返しする。次いで歌いながら親に感謝する踊り、月に感謝する踊りが続く。現地には「ミャオ踊トン歌」という言葉があるがトン族の女性は歌が上手だ。


鼓楼
 
歓迎の歌

 続いて蘆笙の演奏が行われ、男女の歌、三味線のような形をした琵琶の演奏が続いた.

 
蘆笙の演奏         

琵琶の演奏

 最後にプロポーズの場面が演じられた。4人の娘さんが座っているところに琵琶を持った5人の男がやってきてそれぞれ申し込む。1人あぶれるわけだが、その男は次々と娘さんのところに行っては断られ最後の娘さんのところで申し込んだときは娘さんから承諾の帯をかけてもらい嬉しくなってぼーっとしている間に他の男に娘さんを連れ去られてしまうというコミックな筋書きだった。

 
プロポーズの場面         ふられた男

 昼食になれ鮨が出た。なれ鮨は鯉などを唐辛子をつけてつぼの中に何年間もつけて造る。女の子が生まれると鯉を獲ってきてなれ鮨を作り結婚するまで保存しておいて夫に食べてもらう風習がある。1つ食べてみたが骨だらけでおいしいものとは思えなかった。
 食後村の中を散歩する。

 
河岸の家            風雨橋 

 13時45分に肇興を出発し15時に地坪に到着した。地坪は貴州省で一番低い土地で海抜は160m,平均気温は18度Cである。.ここには長さ70m、幅4mで貴州省で一番長い風雨橋がある。この橋は清の時代に造られたが文化大革命で破壊されてしまい1968年に修復された。釘を1本も使わずに造られている。

 
地坪の風雨橋

 橋の近くに大きな水車があった。川の水を1mくらいのパイプに汲みパイプが最上部に来ると水が流れ出すように角度を調節してあり、流れ出した水を樋で受けて田に流すのである。この地方には直径10mくらいもある水車がたくさん見られる。

 
水車          パイプから流れ出る水

 13時45分肇興を出発し都柳江に沿って上流へ走る。途中河岸でトイレストップしたとき河に水牛が泳いでいた。ちょっと見るとカバが泳いでいるように見えるほど水になじんでいて、畑で鍬を引いたり思い荷車を引いているときの姿からは想像できないほどリラックスしている。水牛といわれる所以がわかった。

 
都柳江          泳ぐ水牛

 17時15分左手に橋が見えたのでバスを停めて写真を撮っているとトン族の女性が歩いてきたが、白い鉢巻をしている。中国では白い鉢巻は葬式の時に巻く習慣になっているが、日常的に巻いているのは、老漢族と同様に昔の戦争のときの風習が続いているのだろうか。

 

 

 
人和橋      鉢巻を巻いた女性

 右手に滝が見えてきた。バスが順調に走ってきて時間が余裕があるというのでバスを停めて写真を撮る。この滝は普段は水量が少ないが雨が降って水量が増えた。滝を過ぎて10分ほどすると工事中のダムの脇に出た。道がどろどろのぬかるみ道になりバスがスタックしそうになる。さらに進むと工事でストップされる。30分ほど待たされようやく通過できた。


 18時50分三江に到着した。三江は正式の名を三江トン族自治県と言い、人口は33万人でトン族、ミャオ族、ヤオ族,チワン族が住んでいる。三江の名は都柳江、洵江、孟江の3つの河が流れていることから名付けられた。ここには風雨橋が108もある。今日泊まる行旅之家は星なしのホテルでエレベータはなくシャワーであるが客室は広い。夕食後ホテルの近くでタイ式のマッサージをしてもらった。25元(370円)と安かったが1時間以上も丁寧に揉んでくれてマッサージに病みつきになってしまった。

 
三江の通り         行旅之家

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