ベトナム旅行記
13日目 ソンラからマイチャウへ
今日はマイチョウまで長距離を移動するので7時にホテルを出発した。20分ほど走るとTRUONG SINHの町に出た。この町には市場があり、黒ターイ族の女性がの姿がたくさん見られた。このあたりの黒ターイ族の女性は頭に刺繍をした頭巾をかぶっている。この頭巾は結婚前に自分で刺繍をして作っておき結婚式の時につけるのだという。結婚前の女性は頭巾をつけず髪の毛をポニーテールにしている。
買い物をする黒ターイ族の女性 頭布の刺繍
道端でビール瓶に蜂蜜を詰めて売っていた。蜂蜜は酒に入れたり、牛肉を焼く前に漬けたりするほか、きれいになるよう女性が顔に塗るという。
LOONG LUONGの町を発ってから山の中の道に入る。この道は国道6号線だが、道路の中央部だけがアスファルトで簡易舗装されているだけで両側は土の道である。2004年末に完成W歩目標に工事をしているのであちこちで凸凹の泥道になる。825mの峠を越えて平地に出るとまた市場があった。雨よけの屋根の下で大勢の人が品物を並べているが客の姿は見られない。それでもじっと座って客を待っている。カメラを向けても誰も嫌がらない。なにか不思議な感じのする市場だった。
市場
市場の売り手
熟したマンゴーが売られていたので買ってみる。2,3個くらい買えるだろうと思ってマンさんに10,000ドン(80円)渡したら、そんなに買ったら食べきれなくなると言われた。2kg買ったら日本で200円以上する大きなマンゴーが8個も入っていて6,000ドン(48円)だったのには驚いた。ベトナムの田舎では金の使い出がある。
マンゴー
道の両側には稲刈りの終わった田が広がっている。これから耕して田植えをするのだ。道端でマンゴーを売っていた。ヒューさんがお土産用に10kg買ったら25,000ドン(150円)だった。50個くらいあるから1個3円くらいにしかならない。このあたりはイエンチョウという村でマンゴーが名物なのだ。
稲刈りの終わった田 マンゴー売り
しばらく走ると村人が稲刈りをしていて、周りにはたくさんの牛や水牛が草を食べている。これから始まるきつい耕運作業に備え体力を蓄えているのだろう。
村の風景(拡大)
9時30分イエンチョウの市場でバスを降りる。ここではザオ族や赤ザオ族の人たちが見られた。ここの赤ザオ族の民族衣装はサパ周辺の人たちとはかなり違っている。
ザオ族の人々
赤ザオ族の女性
この後山道を登っていくと花モン族の若い夫婦がいたので写真を撮らせてもらう。バックハーの花モン族とは違い地味な衣装だ。スカートや腕の飾りはちゃんと刺繍してある。男が民族衣装を着ているのは珍しい。
花モン族の夫婦
さらに1時間ほど走ると小さな町に出た。ここでは赤モン族の人たちが見られた。
赤モン族のおばあさん
大勢の赤モン族の少女が食堂に入っていった。血のつながりが濃いせいかよく似た顔をしていて、どの子も美少女だった。写真を撮らせてもらおうと近づいたら奥の方に逃げてしまった。写真を撮らせてはいけないと親から注意されているのだろうか。
赤モン族の少女
バスはまた山の中の道に入っていく。道端には高床式の家が点々と建っているのが見える。
高床式の家
やがて広い谷が見えてきた。谷間には広い畑と点在する農家が見える。高度計は790mをさしている。
谷間の村(拡大)
さらに5分ほど走ると道に遮断機が下りていた。これから発破で崩した岩を取り除く作業をするので1時間待てという。やむなくバスを降りて作業が終わるのを待つ。気温は34度もあり結構大変だ。
バスのそばにアゲハチョウが飛んできた。身体が小型で尾が長い。これまでもきれいな蝶は何度も見ているが撮ろうと思って近づくとすぐ飛んでいってしまい、それに羽を立てて止まるのでなかなか難しい。こんどは時間がたっぷりあったので長い時間シャッターチャンスを待ったが結局羽を広げた姿は撮れなかった。
道路工事 アゲハチョウ
山を下るとモッキョウ高原に出る。モッキョウを漢字で木州と書き、昔は木がたくさん生えていたが,今は草原になっている。ここではミルクとお茶が名産になっている。モッキョウの町で昼食をとる。用意が整うまで町の中を散歩する。この町には青モン族の人たちの姿が見られた。青モン族は赤モン族の支族で昔1人の女性を巡って若者が争い、負けたほうの若者が村を出て腹いせに赤モン族と反対の色で民族衣装を作ったと言う。
青モン族の女性
いちも食事の量が多すぎるので皿数を押えるようにマンさんに伝えてあるのだが、今日は多すぎるのでモンさんに聞くとセットになっているのだという。仕方がないのでご飯を食べないでおかずだけ食べたが食べきれなかった。これだけたくさんあって23000ドン(190円)だからなんとも安い。
セットメニュー
14時10分食堂を出発する。道の両側にはお茶畑が続いていて手入れをしている人たちの姿が見える。
お茶畑
再び山の中の道になり1215mの峠を超した後は110m台の山道が8kmも続いたあと平地に出る。ここには赤モン族の住むラオンルオン村があった。この村には髪の毛が足の先よりも長くしかも毛先まで毛量がたっぷりある女性がいるというので見せてもらおうと思って村の中に入る。しかしその女性は結婚して隣の村に行ってしまい、隣の村には山の中を3kmも歩かなければいけないというので諦めた。他の女性は髪の毛を頭の上に巻いているが自毛は長くなく羊毛を付け足していた。
赤モン族の女性
赤モン族の子供
次に青モン族の村に向かう。道端で黄色い花のランを売っていた。大勢の人が売っているので山採りではなく増殖したものだろう。
ラン
青モン族の家は屋根の先が伸びていて背をこごめないとくぐれないほど低い。このため家の中は真っ暗だ。
青モン族の家 青モン族のおばあさん 青モン族の民族衣装
村のそばに小さな商店が並んでいた。アイスクリームを売っていたので買ったが2000ドン(16円)という安さだ。そばの店には子供を籠に入れて背負っている青モン族の母親がいた。背負い籠はなかなか便利だ。
青モン族の親子
16時50分過ぎライチョウに入り、17時5分白ターイ族のバンラク村に到着した。
バンラク村
この村では農家が民宿をやっていて通りには高床式の民宿の家が並んでいる。我々が泊まった家には80坪くらいもある大広間があり、この部屋に全員が落ち着いた。
民宿街 泊まった民宿
夕食前に民宿のオーナーの女性が焼酎を持ってきた。少数民族は母系社会だったので、この家では女性が実権を握っているのだ。焼酎は壷に入っていて竹で作ったストローをさして何人もの人が同時に飲むようになっている。
オーナーの女性とマンさん
明日お別れになるので今夜は白ターイ族の民族料理を食べてのお別れ会になった。
ガイドとドライバー 民族料理
食後白ターイ族の民族舞踊が始まった。稲刈り作業の動作が入っていると言われ比較的動きの大きな踊りであった。
白ターイ族の踊り
タイで行われている竹竿を使った踊りもあった。伴奏の音楽に合わせて竹をばしばしと挟み、竹の間に立った踊り手は足を挟まれないようジャンプしながら踊る。私にも参加するように誘われたが、くるぶしに当たると腫れ上がってしまうというので辞退した。踊りが終わった後、また焼酎が運ばれ皆で飲む。甘くていくらでも飲めそうだがアルコール度が高いので、調子に乗って飲むと後で大変なことになる。
竹竿の踊り 焼酎を飲む
寝るときは大広間に蚊帳を吊って寝た。気温は高いが壁や足下から風が入ってくるので意外と涼しかった。