ベトナム旅行記

 14/15日目 マイチョウからハノイへ移動後成田へ

 早朝に外に出るとお土産品が出し放しになっている。この村では他人のものを盗むような人はいないので外に出しておけるのだという。そうは言っても外から観光客が入り込むのだから大丈夫かと気にかかる。お土産品の値段を聞くと驚くほど安い。木綿の上着が35000ドン(280円)、きれいに染めて刺繍をした木綿のスカーフ(写真右下)が10,000ドン(80円)という具合だ。モンさんの話ではハノイで買う値段の7分の1くらいだという。

 
お土産品

 朝食前に村の中を散歩する。民宿街の周りには畑が広がっていて、まだ6時前だというのにもう大勢の人が働いている。

 
朝の村

 パンとコーヒーの朝食をとって7時半に民宿を出発する。昨日に引き続き国道6号線を走る。眺めは素晴らしいが、工事箇所が多く凸凹の泥道が続く。

 
国道6号線からの眺め

 9時過ぎにムンケンに出る。ここからハノイまで102kmである。町の周りには桂林を思わせる石灰岩の山が連なっている。


ムンケンの町

 この後また山の中に入り6km続くCUN峠を走る。やがて右下に町が見えてきた。ホアビンの町で漢字で書くと平和になる。ホアビンの町はホアビン省の首府で人口が23万人ある。この町にはベトナム最大のホアビン発電所がある。ここからハノイまでは70kmである。

 ホアビンを過ぎてしばらく走っていると交通警官にスピード違反でつかまってしまった。そばに焼酎を売っている店があったので取り調べが行われている間に写真を撮る。この甕を並べた店は途中でずいぶん見られた。


焼酎の甕

 11時5分高速道路に入り40分ほど走るとハノイに出た。昼食はガイドブックに載っているというフォーの店で食べた。有名な店といっても牛肉と野菜の入ったフォーが6000ドン(48円)だから安い。


有名なフォーの店

 このあと初日に泊ったホアビン・ホテルに行き、19時半まで自由行動になる。暑いので涼しくなるまで待とうとシャワーを浴びてベッドで横になっていると雨が降ってきた。かなり強い降りだったが、16時過ぎに収まったので外に出てマンさんに教えてもらったアイスクリーム屋に行く。若い人が集まる有名店だそうだが、おいしいアイスクリームが3000ドン(24円)というから感激ものだ。


人気のあるアイスクリーム屋

 このあとホアンキエム湖へ行く。この湖にはゴックソン島という小さな島がある。ゴックソン島には玉山祠という祠があり、赤い橋を渡って参拝することができる。入り口の門には漢字が書かれ、かってはベトナムが漢字の国であったことを物語っている。

 
赤い橋         入り口の門

 橋を渡ったところに入場券売り場があり2000ドン(16円)を払って中に入る。門をくぐると左手に小さな祠があり女の人が手を合わせている。

 
切符売り場のある門          祠

参道

 参道の先には得月楼という赤い建物があり、中には13世紀に元の軍を撃退したグエン・ヴァン・ズーが祀られている。

 
得月楼             正面
 
祭壇

 奥の部屋には1968年にホアンキム湖で捕獲された体調2mの大亀が展示されている。


大亀

 このあと旧市街の方へ歩いていった。道はオートバイで大混雑で信号があっても渡るのが怖い。そのうち雨が強くなってきたので急いでホテルに引き返す。


オートバイの群れ

 19時50分マンさんに迎えられて水上人形劇を見に行く。水上人形劇は一弦琴やドラなどの音に合わせて女の人や男の人が話をし、それに合わせて舞台の奥にいる人形遣いが棒の先についた人形を操る。なかなか見事な技でどうしてこんなことができるのかとびっくりするような動きをすることもある。最後に人形使いが全員出てきたがヨーロッパ人がいたのには驚いた。

 
一弦琴奏者(最前列)        水上人形劇舞台

  人形劇が終わると直ちにノイバイ空港に向かい、ここでお世話になったマンさんとお別れしてベトナム航空VN958便の機内に乗り込む。こんどもJALとの共同運航便であったが、機材がJALの機材だったので自客室乗務員は全員日本人だった。帰りも機内はがらすきでゆったり座ることができた。VN958便は23時11分ノイバイ空港を離陸し離陸後40分ほどして飲み物とおつまみが運ばれたのでこれを食べてから休む。

 時計を2時間進めて5時に朝食が運ばれ、6時51分定刻に成田空港に着陸、15日間の旅は無事終わった。

 今回の旅はマンさんという少数民族に詳しくカメラ好きの素晴らしいガイドに恵まれ、さらに2人の日本語ガイドとも一緒に旅をできたので楽しく充実した日々を送ることができた。SARS騒ぎで出発日を遅らせ雨季にかかってしまったが、心配された崖崩れによる交通遮断や落石による事故に遭わず、田植えの光景や棚田から水が流れ出ている珍しい場面に出会うことができたことは幸運であった。後日聞いた話しでは私たちがハジャン省を出た翌日から強い雨が3日続き道路が冠水して車が走れなくなったということである。

 少数民族の伝統的な文化はどんどん失われつつある。少数民族の人たちは他の地域にもたくさん住んでいる。近い将来またベトナムに行って写真をたくさん撮っておきホームページで公開したいと思っている。なお、今回の旅行の手配会社と現地手配会社は次の2社である。

手配会社:トラベルワールド
現地手配会社:LE PHONG TOURISM AND TRADING COMPANY


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