ベトナム旅行記
3日目 ハジャンからイェンミンへ
今日はイェンミンまで100kmの移動だが、道が悪いので7時10分にホテルを出発した。まず食堂によってフォーを食べた後ベトナムコーヒーを飲む。ベトナムコーヒーは濃くてどろっとしているので時間をかけてちびちび飲まなければならない。
ハジャン省を旅行するときは警察の許可証が必要なので現地ガイドのスーさんが警察に出かけた。その間町の中を観光する。道路がきれいでごみなどは落ちていない。ハジャン市の道路はベトナムで一番きれいで雨の日に外からハジャン市に入るにはタイヤを掃除しなければならないという。街路樹や道端の家の庭木には竜眼とマンゴーの木が多い。ちょうど実りの時期で実をたわわにつけている。
市場があったので中に入る。生鮮食品や日用品が並んでいたが、お目当ての少数民族の人の姿は見られなかった。市場の前には商店街になっているが、ベトナムでは道路に面した土地の値段が高いのでどの家も間口が狭く奥行きが深い。フランス統治時代の影響か正面にはヨーロッパ調の装飾が施されている。
市場 商店街
無事に許可証をとれたのでハジャン市を出発、ロ川に沿って走る。道はまだ舗装されてなく、凸凹の悪路が続く。
ロ川 悪路
道端の畑にはトウモロコシが植えられている。このトウモロコシはむちむちした柔らかいトウモロコシで少数民族の人たちが作っている。この地方は11月から5月までは雨がまったく降らないので米は年1回しか作れないがトウモロコシは年2回作れるという。
ベトナムのトウモロコシは中国から来たもので、昔ベトナムが中国へ貢ぎ物を持っていった使節がトウモロコシをご馳走になり、おいしかったので自分の国の王様にも食べてもらおうと思って種を分けてくれるよう頼んだ。しかし断られてしまったので生のトウモロコシを食べて種を噛まずに飲み込んでベトナムに持ち帰ったという。
1時間ほどしてマンリャンという村についた。ここにはザオランテン(DAOLANTEN)族が住んでいる。マンさんが4ヶ月前に訪れたという家を訪れる。家の中にはいると大きな部屋の正面にテーブルと椅子が置かれ、いつ客がきても良いようお茶の用意がされていた。今回周った山岳地方ではどの家でもこのようにお茶の仕度がしてあった。部屋の左側は台所、右側は寝室になっていた。家の周りには畑に囲まれているが斜面なので段々畑になっている。
家の中 段々畑
若い人が畑に出かけてしまっているので、おばあさんに民族衣装を着てもらい写真をとる。ガイドのマンさんは前回撮った写真をたくさん持ってきていて、モデルになってもらった人に渡している。こうすれば喜ばれるし、次に来るときも暖かく迎えられる。庭にはパパイヤの木があり実をたくさんつけていた。ベトナムでは自然の食料が豊富なので乾季でなければ食べ物に困ることはない。
ザオランテン族の民族衣装 パパイヤ
次はボーイー(BO Y)族の村に向かう。途中棚田の縁を女の人が修理していた。棚田は維持するのが大変である。
棚田を修理する女性
ボーイー族はハジャン省だけに住んでいる民族で全人口は1420人である。ベトナムでは子供の数は2人までと決められているが、ボーイー族は3人まで認められている。
ボーイー族の家 民族衣装
ボーイー族の村を出た後は、とんがった石灰岩の山の間の道を進む。
石灰岩の山
11時40分クアンバの町に到着、昼食をとる。マンさんに勧められて白茄子の油炒め、野菜の油炒め、香采の葉に包んだひき肉、鶏肉の唐揚げ、青菜のスープを注文したらとても食べきれない量でもったいないが残すほかなかった。しかし代金は全部で18000ドン(140円)だから安い。
レストラン 料理
50分ほどしてクアンバの町を出発、52km先のイェンミンへ向かう。この先は路面が良くなり快調に走る。車は少ないが少数民族の人たちが歩いている姿を良く見かける。
少数民族の人たち
10時20分カンティン村に出る。橋の袂で白モン(H'MONG)族の少女がスモモを売っていたので買うついでに写真を撮らせてもらおうとしたが、恥ずかしがってなかなか前を向いてくれない。周りの村人に言われてようやく前を向いてくれた。
白モン族の少女 橋からの眺め
カンティ村を発って50分ほど走るとザオランテン族の村に出た。
ザオランテン族の村
この村の人たちは日常的に民族衣装を着ているので早速写真を撮らせてもらう。小さな少女の目がとても可愛かった。
ザオランテン族の娘さん
母子 少女
ザオランテン族の村を出た後は坂道を登る。車窓からの景色は素晴らしいいが、少しガスがかかっているのが惜しい。
山道からの眺め
15時30分イェンミンに到着、ホテルに行く前に近くにあるザイ(ZAY)族の村を訪問する。
村から眺めたイェンミン市街
マンさんが以前訪問した家を訪問する。2階建ての家で1階には動物を飼っていたが、不潔なので別に動物用の小屋を別に建て、今は倉庫として使っている。
民家 1階
靴を脱いで2階に上がると板張りの大きな部屋になっていて田んぼから戻ってきた家の人が昼寝をしていた。女性はカーテンで仕切った3畳くらいの部屋で寝ている。この村は町の近くなので普段は民族衣装を着ていない。そこで近所の娘さんに頼んで民族衣装を着てもらい写真を撮る。
2階の部屋 ザイ族の娘さん
このあと村の中を散歩する。前日降った大雨で村の中を流れている小川が溢れ収穫間際の稲が無残に倒されている。小さな川でも油断できない。
1時間半ほどして村を出てイェンミン・ゲストハウスにチェックインする。夕食はまた食べきれないほど出たが、マンさんにベトナムでは残すのは失礼でなく、全部食べてしまうと逆に足りなく出したと思われてしまうと言われたので半分近く残した。