新型インフルエンザが発生した場合は、国と自治体が「新型インフルエンザ対策行動計画」に基づく行動を行います。具体的には、空港などでの水際検疫の強化、新型インフルエンザが疑われる患者さんへの入院勧告、不要不急の外出や集会の自粛要請、企業への自主対策要請、などです。
→ 「新型インフルエンザ対策ガイドライン」 →
「東京都の新型インフルエンザ対策関連情報」 →「多摩立川保健所の対策訓練」
ちなみに米国では、国内の感染の拡大(パンデミック)が確認されたなら、大学を含むすべての教育機関を3カ月間閉鎖することなどが、すでに決まっています・・
国は約1,000万人分のプレパンデミックワクチンを備蓄していますが、これは新型インフルエンザに対するワクチンではなく、鳥インフルエンザに対するワクチンなので効果は不確定です。実際に発生してから製造される、確実に有効なパンデミックワクチンは、国民全員が対象とされていますが、完成するのに最短6カ月かかるといわれています。
使用できるインフルエンザ治療薬としては、リン酸オセルタミビル(商品名
タミフル:2800万人分備蓄)とザナミビル水和物(商品名
リレンザ:135万人分備蓄)があります。これらが新型インフルエンザにも効果があるという保証は、ありません。
H5N1型鳥インフルエンザに対する効果が動物実験で確認された新薬は、現在、臨床試験中です。
私たちひとりひとりができるのは、新型インフルエンザに「かからない」「うつさない」予防です。
インフルエンザは、感染した人の咳、くしゃみ、つばなどの飛沫とともに放出されたウイルスで感染します。そのため、外出後の手洗い、マスクの着用、人混みには外出しないことが重要です*。衣服や肌に付いたインフルエンザウイルスは
1時間程度しか生きていられませんから、ウイルスが付着したままの手を舐めたりしない限りは感染しないでしょう。使い捨ての風邪用マスクでも、きちんと顔に密着させて着けていれば、感染者の咳などで飛んで来るウイルスをほぼ遮断できます。
*うがいはほとんど効果がありません。飛沫感染で喉の粘膜に付着したインフルエンザウイルスは、10分ほどで粘膜細胞の中に侵入しますから、外出して戻ってからうがいをしても遅過ぎるからです。
インフルエンザは、他人にうつさないことも重要です。インフルエンザに感染して症状のある人は、病気の悪化や周囲への感染を防ぐために、自宅で休養して下さい。他人に接しなければならない場合は、咳やくしゃみをする際にはティシュで口元を覆うか、マスクを着用して下さい。
発熱・咳・全身痛などインフルエンザと思われる症状がある場合に、いきなり近くの医療機関を受診すると、新型インフルエンザウイルスであった場合に他の患者さんに感染させ「二次感染」を拡大させてしまいます。新型インフルエンザ発生後に、インフルエンザと思われる症状がある場合には、まず「保健所等に設置される発熱センター」にご連絡いただき、指示された指定医療機関の専用外来を受診してください★・・
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当院を含む一般医療機関に、新型インフルエンザ疑い患者さんが来院された場合、待合室におられる患者さん全てと、PPE
(N95マスク・ゴーグル・使い捨て手袋・ガウン等)
を着用せず診療等にあたった全医療スタッフが、保健所の接触者調査の対象者となります。→
「健康福祉センター(保健所)等での対応」(PDF)