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心臓・循環器内科 メタボリックシンドローム?

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< 発症のしくみ >

運動不足、食べ過ぎ、肥満

インスリンの作用を妨害

血糖値が上昇

すい臓が大量のインスリンを増産

インスリンには脂肪を合成する作用あり

おなかに脂肪が貯めこまれる
内臓脂肪

この大型の脂肪細胞は、
良いアディポネクチンを↓
悪いアディポサイトカインを↑

インスリンの作用を妨害したり、
血液を粘っこくしたり、
血管の壁などを傷める

動脈硬化が急激に進行

メタボリックシンドローム
心臓病の発症リスクは、危険因子が
2つの人は
10倍
3つ以上の人は
31倍

日本の3大死因は
がん・心臓病・脳卒中です。

皆さんが病気になれば、
ご本人はもとより、
ご家族にとっても大変不幸なことです。
社会にとって重大な損失です。

ぜひ上手な健康管理を心掛けてください。
データに基づいた管理は
医師にご相談下さい。

「予防できる病」は、避けて通りたい

 『メタボリックシンドローム』とは、内臓肥満・脂質異常症・高血圧・糖尿病のうち複数が同時にある状態のことです。メタボになると循環器疾患にみまわれる確率が急に増えることがわかっています。ここに注目するということは、死亡率などで病の重さをみるのではなく、予防できる病気は予防しましょう、健康寿命を延ばしましょう、という、病への考え方です。

 世界保健機関によれば、メタボリックシンドロームは、先進国を中心にいぜん増加中です。日本基準では日本のメタボリックシンドロームとその予備群は40歳以上男性の2人に1人です。その発症には、家系・加齢などの背景に加え、脂肪の多い食事と運動不足というライフスタイルが深く関連しています。これは襟元正す余地あり、です。先進国の人類は早期にライフスタイルを改善しなければいけませんよ、というひとつの大きなメッセージでしょう。

 これからのご自分の人生に避けうるリスクがあるのかどうか、一考する機会が増えることは、良い事のはず。あなたがあなたらしくあり続けるために、そして大切な周囲の方々のために。

診 断 基 準(日 本)

必須条件*
内臓脂肪の目安=ウエスト周径(立位、軽呼気時、へその高さ
   男性 85 cm 以上*
   女性 90
cm 以上
      これらがCTの内臓脂肪面積100 cm2に相当するとされます。

これに加え以下が 2つ以上 あれば、日本基準で『メタボリックシンドローム』です (薬剤治療を受けている場合=「あり」です

1)脂質異常症
   中性脂肪が 150 mg/dL 以上 または HDLコレステロールが 40 mg/dL以下
2)高血圧
   収縮期血圧が130 mmHg 以上 または 拡張期血圧が 85 mmHg 以上
3)高血糖
   空腹時血糖が 110 mg/dL 以上

*注)日本男性の腹囲一律 85cmという基準は、国際的に特異とされています。
*注)2008年内に日本以外「世界の」メタボ診断基準は、腹囲は診断の必須条件でないものに統一されます。
   厚生労働省は、基準を世界に合わせるご予定はないようです。が、世界の治療研究は世界基準で行われ進歩していきます。
   医学解釈はまた複雑になります。医学は医師にお尋ね下さい。

体を動かせば何でも良い

 従来、日常生活内に最も無理なく組み込める運動は“ウォーキング”と言われ続けてきました。「街の中を見回してみると、階段あり、坂道あり、コース取り自由な無料ジムみたい」・・楽しくそう感じることができましたでしょうか・・

 健康維持に最適な運動消費カロリーは1日約300kcalです。1日300kcalを消費するには、1日1万歩です。時間なら計1時間。室内用自転車でも1時間。はたして疲労感多き現実の中、長続きさせられましたでしょうか・・

 1例ですが、2008年の米国ガイドライン勧告は、ジム運動よりも、もっと楽しめる運動を支持する方向に変わりました。小児・青少年は毎日1時間以上、大人は週2回、1回1時間半以上の運動を行うべきであること、そしてポイントは「身体を動かしさえすれば何でもよい」「楽しく続けられさえすれば何でもよい」。当院はこれをしごく当然の、良い勧告と考えます。重要なのは何の運動をするか決める事ではなく、何でもよいから身体を動かせば良い、多いほど良い、くらいに考えること、そして楽しいことを始めましょう。

食事はバランスと腹八分目
内臓脂肪がたまりやすい食事は、皆様ご存じの通り 
  • 高脂肪食(脂っこいもの)
  • 高ショ糖食(甘いもの)
  • 高カロリー食(食べ過ぎ)
  • 低繊維食(野菜不足)   です。

「よく噛んで、ゆっくり」食事をとる方が、自然に食べ過ぎを防いでくれます。バランス良く腹八分目の、ゆったり楽しい食事。「大人の食べ方」こそが、無理なくメタボになりにくい生活の知恵になります。

 

アルコールはほどほどに:
「百薬の長」とも呼ばれるアルコールですが、脂肪に変わりやすいので要注意。おつまみには高カロリーものが多いので、うまく品を選んで下さい。


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