平成14年 5月 1日
「今 月 の 言 葉」
「地球温暖化」の言葉が有りますが、今年は極端の様です。
東京で3月中旬に「花見」を楽しみ、4月中旬には東北地方に出張して花見を楽しんできました。
日本人の「桜好き」は歴史的にも感じますが、時には為政者達が悪乗り的に利用した事も有りました。
今でも同期入社者を同期の桜と呼びますが、軍歌の「同期の桜」の中では「見事に散りましょう、
お国の為」と桜の散り際が一斉なのを称え・揶揄して戦場での「死」を美化していました。
そして戦死すれば桜の名所である靖国神社や千鳥が淵の墓所に祀られる栄誉を信じ、多くの英霊が散って
いきました。
この様な事を思い出しつつ桜の花見をしたら、改めて今の日本の平和と・この礎となって戴いた多くの英
霊の方々に感謝の気持ちが沸いてきます。
そして平和な日本では、ゴールデン・ウィークに突入して「レジャー列島」に変身しました。
相変わらず政治家の「泥試合・暴露合戦」が続く日本を脱出して、中国(上海)に行って来ました。
行く度に変わりゆく中国の活気と、東京より大都市の上海(人口が1400万人 + 潜り在住者400万
人?)の熱気に今回も圧倒され・多くの事を考えさせられて帰国しました。
だいたい、食事するだけで大変です。
5階建てビルの全てが「食堂」で、1フロァーに100位の中華用の円卓テーブルが配置されています。
この様な「食堂ビル」が多く有るのに、夕食時間には満席で待たされる事 約1時間。
やっとテーブルに着くと食事を楽しむ人達の喧噪と、テーブル毎に全員が立ち上がって「乾杯!!」の
音頭が多く聞かれます。 私達のテーブルは静かなモノで、完全に「負け」て居ました。
上海市街から約2時間半、揚子江の辺に近い所に有る工場まで運転手付きレンタ・カーで行きました。
車窓からの田園風景は私が育った昔の九州の田舎の風景に似ており、魚が釣れそうな池や川が多く見られ
ます。
昔のノスタルジア? に耽っていると、突然に「工業集団」なる工場ビルが見えてきます。
そして高速道路が建設中で、この辺は既に上海地区に拡大・吸収されていく予定だとの事です。
この様な「工業集団」なる工場ビルを何度か見送った後、私の目的工場ビル群に到着しました。
この工場では私の関係先へのOEM製品の他、私も良く知っている日本メーカーへのOEM供給品も併産
しています。
真に、中国は世界の「OEM供給国」を実感させられます。
OEM生産だけでなく「コビー製品」の生産も盛んで、世界的にブランド力がある私の関係先の製品は確
認できた分だけで中国内17社でコピー品が生産されているとの事。 その、1社を訪問してみました。
悪びれた様子も無く視察を受け入れ、展示室には私が開発のお手伝いをして苦労した製品のコピーが飾ら
れています。
立派な製品カタログを渡され、中身はコピー製品のオンパレードです。
(印刷も良くなり、まるで日本の本家会社の中国語版カタログ?)
工場にも案内されましたが、不況に喘ぐ日本の本家会社より大量に生産されていました。
生活程度向上により需要が旺盛になった13億人とも言われる中国の国民分と、「世界の工場」を標榜し
て生産活動を続ける中国。 「善し悪しや、好き嫌い」は言って居れません。 無視も出来ません。
あれだけの生産力を誇る中国マーケットに対し、どの様な戦略で臨むか・・・? が現在の企業の課題になっています。
私は海外に行く度に、「何回 行っても・行く度に新しい感動と発見に遭遇」します。
今回 私に中国訪問の機会を戴いた関係先や、上海で私に各種の情報を戴いた皆様に改めて感謝を致しす。
また飛行機便の都合で行きは成田空港・帰国には関西空港を利用しましたが、私の様に横浜在住者は
関西空港の方が便利に感じました。
上海発15時30分(日本時間)の便に搭乗し、横浜の自宅に20時過ぎには到着できました。
関西空港からは東京・羽田空港への国内便が多く出ており、羽田から横浜までは30分以内・470円で
行けます。
成田から横浜への移動は最低でも1780円と、少ない列車便に乗っても2時間を要します。
これは、成田空港の存在価値を問われる大きな「国内問題」だと感じます。
貴社の発展を祈念しつつ、今月もでオピニオン発表をさせて頂きます。
何か、一項目でも貴社の経営にお役に立てれば幸いに存じます。
また、本オピニオンへのご意見・ご質問等もご遠慮なくお申し付け頂ければ幸いです。
以 上
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