色彩学のABC


〜色彩学のABC〜
ここでは、色彩学の基礎・基本をわかりやすく説明していきます。
- 色の分類
世の中には色があふれています。人間が識別できる色数は一説によると、数百万種とも言われています。
その中で有彩色と無彩色に分類できます。
- 有彩色:赤、青、緑などの色味をもつすべての色

- 無彩色:白、灰、黒の色味を全くもたない色

- 色の三属性
色は互いに独立してもっている3種類の性質があります。これを色の三属性といいます。
- 色相:赤、青、黄のような「色味」を表すもの。
- 明度:有彩色にも無彩色にも明るさの度合いがあります。この「明るさの度合い」を表す。
- 彩度:一般的には「あざやかさの度合い」を表します。
したがって、有彩色や無彩色と色の三属性との関係は、下の表のようになります。
- スペクトル
あの「万有引力の法則」を見つけたニュートンは太陽からの光を暗室に通し、そこにプリズムをおいて見たところ
虹のようなきれいな色の帯を見つけました。これをスペクトルといいます。

- 色相環
上のスペクトルの両端をつまんで環状にし、つなぎ目に赤紫を加えると色相環ができます。下の図は
後で説明する(現時点ではまだできてませんが....)マンセル表色系の色相環です。

(注)上の図の色は私が作ったため,あまり正確ではありません!だいたいこんなもんか?程度で見ていただければ
とおもいます。あしからず。
- 混色の原理
原色というのは、どんな色を混ぜ合わせてもつくることができない色のことです。
色をもつ光(色光といいます)には3つの原色があり、色をもつ材料(色料といいます)にも3つの原色があります。
前者を色光の三原色、後者を色料の三原色と呼びます。
色光の三原色→黄みの赤・緑・紫みの青(一般的にはRGBと呼ぶ)
色料の三原色→シアン(緑みの青)・マゼンタ(赤紫)・イエロー(黄)(一般的にはCMYと呼ぶ)
色光の三原色を用いて混色(色を混ぜることを混色といいます)すると明度が上がるので加法混色と呼び、
色料の三原色を用いて混色すると明度が下がるので減法混色と呼びます。
色光の三原色をすべて混ぜると白色に、色料の三原色をすべて混ぜると暗灰色になります。
〜左図:加法混色〜
〜左図:減法混色〜
色光の三原色はカラーテレビやスポットライトなどに応用され、
色料の三原色は染料や顔料、絵の具などの色素材料に応用されています。
これらの混色とは別に、中間混色といって混色すると明度が平均化する方法があります。
中間混色にも2種類あります。
- 回転混色→回転させることによって混色させる(色独楽の原理ですね)
- 並置混色→色を細かいドット(点)などで並べることで混色させる
(織物や点描画(新印象派スーラの「グランドジャッドの日曜日」が有名)などが有名)
- トーンについて
トーンは色の調子を表す言葉で、明度と彩度を分けずに同時に表したものです。左の図はもとの絵を
縮小したものなので、少しわかりにくいです。ご勘弁を!
一番彩度が高い色を純色といいます。この純色のあたりに属するのが、ビビッドトーン(v)です。
これに少し白を混ぜると明度が少し高くなり、彩度が少し低くなります。これがブライトトーン(b)です。
これにもう少し白を混ぜるとさらに明度が高くなり、彩度が低くなります。これがライトトーン(lt)です。
もっと白を混ぜると非常に薄い色になります(高明度、低彩度)。これがペールトーン(p)です。
このように、純色に白を混ぜてできる色(b,lt,p)を明清色といいます。
純色に少し黒を混ぜると明度も彩度も少し低くなります。これをディープトーン(dp)といいます。
さらに黒を混ぜるともっと明度と彩度が低くなります。これがダークトーン(dk)です。
もっと黒を混ぜると低明度で低彩度の色になります。これがダークグレイッシュトーン(dkg)です。
このように、純色に黒を混ぜてできる色(dp,dk,dkg)を暗清色といいます。
明清色と暗清色を合わせて清色と呼びます。
また、純色に適当に灰色を混ぜることによってストロングトーン(s)、ソフトトーン(sf)
ダルトーン(d)、ライトグレイッシュトーン(ltg)、グレイッシュトーン(g)になります。
これらの色をまとめて中間色とか濁色と呼ぶことがあります。
また、無彩色は明度が高い順にホワイト(W)、ライトグレイ(ltGy)、ミディアムグレイ(mGy)、
ダークグレイ(dkGy)、ブラック(Bk)の5段階に分けることがあります。
お分かりいただけましたか?
9月19日にほんの少しだけ増やしました。でもまだまだ増えますよ!
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