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- 枠に納まっていることは、きちんと習得しておかなければならないことは言うまでもない。
- それだけではふるいが効かないので、新傾向問題が増加する趨勢にあるであろう。比較・変化・総合・分析が全科目に亘る着眼点を示すキーワードになると思われる。
- 進学教室などの進行表にこだわらずに、独自に準備を進めるには、各科目とも厚めの参考書3冊が前提条件になると思われる。(本人から見て取りくみやすいものから始める。)特に、そこに組み込まれている問題は、本文での説明を補充する狙いもあるので、解答・解説も含めて熟読しておくべきであろう。国立大付属の問題集(よい問題が多い。)と難関校の過去問(受けるかどうかに拘わらず、取り組むことで、自分の位置が分かるものである。)、及び実際に受ける学校の過去問が必須となる。それ以外の問題集は、受験を前提にせずに各科目の実力を試すのにはよいが、受験にこだわる場合には、参考書とそこにある問題で十分であろう。そして、参考書や過去問では歯が立たない科目・分野について、確認の意味で普通の問題集をこなせばよい。暗記科目・分野は、問題集をこなす過程で覚えていくようにしないと飽きてしまうものである。
- 尚、よい問題とは、それを素材に更に深く考え、種々の問題を関連づけて取り上げることが出来るような問題のことである。これを子供一人で実践するのは不可能に近い(実践出来るならば、自動的に合格するであろう)。そこに、優秀な家庭教師―一流国立大卒乃至はその学生(私立は受験科目が少ないので、その卒業生や学生の指導力はアンバランスになっている場合が多い。)―に依頼する価値がある。但し、前向きに取り組んでくれる先生でないと無駄なので、慎重な対応が望まれるであろう。何も準備をせずに、家に来て子供に質問されてから考えるといった類―私の学生時代には、これを当然視する者が多かった。―は論外である。逆に、そうした準備に対する報酬も含めて支払わなければ、やる気満々の家庭教師の方がやめていくと思われる(「学部試験が近づいたので辞めます」とか言って)。
- 学校の教科書準拠テストで(少なくとも受験科目について、小4以降)90点以上を取れない子供は、中学入試ではなく、高校入試で勝負することを考えるべきであり、その方が高校入試に於いてこそ確実に勝利出来るであろう。(小3以前では97点以上が基準となるのではないだろうか。)高校入試の方が競争率は高いであろうが、(小3から中3の)6年かけて準備するのだと思えば、どんな難関校でも十分合格可能になるであろう。その点の決断を曖昧にしたまま進むと、虻蜂取らずになりかねないであろう。
- 健康第一・受験第二であるが、だからといって、学校の体育や行事の他にわざわざスポーツクラブに通うなどは愚の骨頂であろう。受験を目指す今の小学生は、そんなに暇ではない筈である。「自分はスポーツクラブにも通ったまま合格したよ」という人は、運がよかったとしか言えないのであり、もしも緻密に学力を試されたならば、弱点をさんざんに露呈する羽目に陥った筈である。時間と問題量に限りがあるから、どうしてもこういう偶然性を生みだしやすいが、こうした「合格者」の体験談に振り回されるべきではないであろう。あくまで「完全合格」を目指すべきであり、合格はそのもたらすささやかな結果の一つに過ぎない。受験勉強に力を入れておくと、その上の段階での勉強にとって大きな支えとなるし、その充実感は本人の生涯に亘る支えにもなるものである。
- 尚、過去問を集めたものには、解答に誤りのある場合が散見される。おかしいと思った時は、優秀な家庭教師(その問題集の解答解説の制作に関わっているか、そうした者とコネがある場合が多い。学校の教師は当てにならない。)に相談すべきであるが、さもなければ、その理由付けに合理性があるかを慎重に吟味して、自ら決すべきである。その意味では、両当事者のversionを見極めるべき裁判官に似ている。尤も、少なくとも裁判ではない―他人の人生を勝手に決め付けるという暴挙を犯すわけではない―という安心感があるし、そもそも理由付けに呻吟することこそが真の勉強であって、真の生きる力を養成するものであろう。出来るだけ早く「領収書」人間―教師や書物、果てはマスコミや政治屋などの言うことを無批判に受け入れてしまう者―から脱却しておくことが、見通しの効いた人生を送る基となるのである。
