自動巡回ソフトについて
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楽天日記上でしばしば話題になっていたのが自動巡回ソフトであり、当初は、アフィリエイト(ある商品の販売店へのリンクを貼り、そこをクリックして販売店を訪問した人が当該商品を購入すれば、わずかながら手数料が楽天上のポイントとして支払われるというものです。)目的のホームページ制作者が自分のところへの訪問者を増やすために利用しているものと理解していました。そこでは、訪問歴が表示されるために、訪問を受けた方が、どんなホームページだろうと訪問者のホームページを訪問することが自然の事象経過であると言えるのです。そこで、自動であちこち訪問してくれるソフトを用いて、足跡を残して回る者が多いとのことでした。
そこでの議論が盛んらしいということで、検索してみると、フリーソフトとして提供されており、一定の検索用語に照らして探知し得たターゲットのホームページを丸ごとハードディスクにおろした上で、そのページに更新があるたびに、更新した分を更にハードディスクにおろしていくものだと分かりました。まあ、ちょっとした盗聴ソフトのようであり、相手方のホームページを丸ごとハードディスクにおろして自分の管理可能下に置くという所為に照らせば、一種の違法な捜索・押収(民間人が行うのですから、窃盗と言うべきでしょう。)にも該当すると言えるでしょう。更に、これを公権力が用いれば、まさに違憲の所為であり、糾弾されるべき所為であると言うべきことになるでしょう。アメリカ合衆国のSECがこうしたソフトを用いて、株式投資に関する所為を摘発しようとしている問題について、ネット上のニュースとして取り上げられてもいました。参照http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/3941.html
こうしたソフトを用いる動機に照らせば、公権力の場合には、犯罪摘発・検閲目的となるでしょうが、民間人の場合には、やはり、アフィリエイトを典型とする商業目的で行うというよりも、荒らし目的で用いる場合が多いと推定されます。アフィリエイト目的ならば、相手方のホームページの記載内容には無関心であるはずであり、それをハードディスクに下ろすなどの無駄手間は省くはずです。しかし、荒らし目的の場合には、その攻撃標的を選抜するためにも子細なあら探しが不可欠であり、ディスクに下ろす所為に及んでいる場合も多いと思います。
そこでの議論は、単にアクセスするだけ(=足跡を残すだけ)という問題だったので、私も軽く見ていたのですが、実行者がターゲットのホームページを管理可能下に置くという点は重大だと思います。電気窃盗の判例に照らせば明らかなように、実行者が自己の管理可能下に置く所為は明らかに窃盗に該当します。そこでの議論は、いわば単に散歩をして周り、いろんな光景を見て回るだけという理解の仕方に立っているでしょう。《street》という《open
space》上にある場合、人の目に触れることは避けられないことであり、そこで他人に見られることを以て、自分を見た人を非難することは出来ないと思われます。しかし、自分の姿をカメラに収めるとか、その音声をテープに録音するとかの所為は、自己の姿態・音声を実行者側が管理可能下に置き、移動可能にすることであるので、窃盗罪に該当すると言わなければならないのです。この点に照らせば、上記のような自動巡回ソフトを用いること自体が窃盗罪の常習累犯に該当し、厳しく弾劾されるべきことになると言わざるを得ないでしょう。単に足跡を残して回るという程度にとどまらないのです。いわば、住宅街を散歩して回るのではなく、一軒一軒丸ごと窃盗して回るのに等しいのです。
以前は、自動巡回ソフトについて、楽天上の通常の理解に立っておりましたので、別に良いのではないか、などと安易なことを述べておりましたが、いろいろ調べた結果、これまでの見解を上記の通りに修正させて頂きたいと思います。
それにしても、楽天日記上ではアフィリエイトが盛んであり、楽天日記が用意しているのとは異なるアクセス記録ソフトをはめ込んでいる人も見受けられます。それは、たまたまであれ、自分のホームページにアクセスした人をターゲットにするための予備行為である場合も多いと推定されます。
荒らし目的の畜群も、何らかの検索用語を絞り込んで自動巡回ソフトを起動させていると思われます。ただ、こうした連中は、楽天外からアクセスして、自動巡回ソフトを用いていると推定出来ます。実際、書き込みする場合には、ログアウトしてから為しているでしょう。ただ、攻撃目標を同定する際には、ログインして為しているか、或いは、楽天会員と共謀関係に立って、共謀仲間の楽天会員に標的探索を行わせているか、のどちらかであると言えるでしょう。
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自動巡回ソフトに似たものに、トロイの木馬というものがあります。甲が乙のパソコン内部に仕掛ける形で用いられます。
甲が乙のパソコンに直接触れて、フロッピーなどからインストールする場合と、乙に知られないようにネットを通してインストールする場合があるでしょう。無料ソフトや壁紙などをダウンロードする際に付いてくる場合が多いでしょうが、そのホームページにアクセスしただけで、スパイウェアクッキーの形で自分のパソコン内部に入ってきてしまう場合は非常に多いものです。
トロイの木馬は、監視型と操作型に分けられると思います。
監視型は、乙が自分のパソコンで何をしているかを甲が監視するものです。
許容される用い方は、会社などの管理者が、各社員が自分に割り当てられたパソコンで真面目に仕事をしているかどうかを監視するものです。そして、勤務中にパソコンでポルノサイトを覗いていたなどの場合に、クビにしようというものです。これを巡る争いは、アメリカには多いようですが、やはり勤務中にそうしたことをしていると、分が悪いようですね。
許容されない用い方とは、乙がパソコン上でしている作業の全ての記録を取ってしまうものと、乙のパソコンを遠隔操作するものです。
後者の類型は、最近では、パソコンの使い方を教えるためと称して用いられているようですが、遠隔操作できる以上は、教えて貰う必要がなくなったあとも、自分がパソコンを使って何をしているかを知られてしまうようなものですから、避けるべきだと思います。
前者の類型は、銀行・証券会社のホームページで行う作業の全てのみならず、そもそもネットにアクセスする際に入力するプロバイダー宛のパスワードの入力なども記録を盗ってしまうものです。この類型を用いる犯罪者は、当然に成りすましを行います。従って、知らぬ間に銀行から金が引き出されるとか、勝手な株式取引を行われてしまうとかの事件が起きるのです。通常は、リアルの世界での盗聴・盗撮を併用し、相手が留守の時などに、そうした不正アクセスを行って、被害者に思わぬ損害を与えるのが通例のようです。又、リアルの世界での犯罪遂行のために、被害者の動向を探る目的でこの類型を用いている例は、数知れないと思います。大がかりな組織的背景を持つ畜群が専らとする悪行の典型例であると言えるでしょう。
こうしたトロイの木馬と比べると、自動巡回ソフトとは、乙のパソコンではなく、乙のホームページに仕掛けを設け、そのホームページが更新されるたびに、居ながらにして甲はその更新内容を知ることが出来るようにするものと言えるでしょう。乙は、自分のホームページ作成作業を常に監視されているのと同じことになります。しかも、足跡は残らないのですから、尚更始末が悪いと言えます。
自動巡回ソフトを用いている者は、居ながらにして知り得たあちこちのホームページの更新内容を見比べた上で、興味のあるところに書き込みに赴きます。尤も、その行為態様―自動巡回ソフトを用いているということが核を成しているでしょう。―がそもそも不特定多数のホームページ作成者に対する敵意に満ちたものでありますから、書き込み内容も荒らしに相当するものとなってしまいます。
荒らしを厳禁するサイトならば、こうした悪人は直ぐに排除されるのでしょうが、そもそもの登録自体がフリーパスであるところは、荒らしなども放任していますから、自動巡回ソフトを用いて荒らしを専らにする悪人がはびこる一方となってしまいます。「悪貨は良貨を駆逐する」のたとえ通り、まともな人はそのサイトから去って行き、残るのは悪人ばかりとなって行きます。