本所吾妻橋「わくい亭」
この店は、たまたまダンチュウの居酒屋特集に掲載されていたのを見て行く気になった。
というのは、特集ページ中で鰯の刺身が実に美味そうに写っていたのだ。ひかりものが大好きな小生
としては、他にいろいろ掲載されていた中でここだけはなんとしても行こう!と思い、親しい友人
を誘って行ってみたのだ。
三つ目通りと春日通りの交差点にあるので、比較的簡単に店は見つかった。暖簾をくぐって店内に
入るとテーブル席とカウンター席がすぐあり、奥に10人位はいけそうな座敷席が用意されていて思っ
たより大きい。入り口はそれほど大きくないが、奥行きは結構ある方だろう。
先ほど、「だるま」で飲んできた関係で、飲み物はチューハイから始めることにした。大ぶりのグラス
に氷がたくさん入っているので、焼酎の濃さは普通だが、繁華街の飲み屋にありがちな甘薄のチューハイ
ではないのでひと安心・・・・・
店に入って奥の座敷席まで歩いて行く際、他の客がメンチカツを美味そうに食べているのを見て、
我々も頼んでみることにした。あと、牛タンのしょうゆ漬け、ごぼう煮も注文した。牛タンの
しょうゆ漬けは、醤油にまっくろになるまで煮込んだ訳ではなく、鮮度の良い牛タンを醤油だしで
長時間丹念に煮込んだ牛タンを食べやすいサイズにスライスした状態で出されてきたものだ。
味わいは、実にあっさりとして軟らかい仕上がりになっていて実に美味い! ビール、チューハイ、
日本酒、ワインなんでも合うアテだ。
次に、ごぼう煮が出てきたが、牛タンでもそうだったが、この店の板前さんは煮ものが上手だ!
ごぼうの状態が、微妙な歯応えを残しながら軟らかく煮込んである。鯛の煮物を注文すると、
やや濃い目の出し汁で煮込んだごぼうが出てきて、鯛のダシがごぼうに染込んでなんとも言えない
味わいになってくるが、この場合も何かの魚だしを上手に使ってあるらしくごぼうに程よい味付けが
なされていて実に美味い!
次に出されてきたのが、活きだこポン酢だ。これは、名前の通り活きだこの足をスライスしたものに
ユズとポン酢をかけた単純なものだが、たことポン酢の相性は抜群でこれでチューハイがぐいぐいとい
けてしまう。
最後に出てきたのが、お待ちかねのメンチカツだ! まず大きさに驚いた!! 草履サイズで、
おまけに厚みがかなりある。これでは火が通るのに相当時間がかかる筈だが、それほど長時間待た
された訳でもない。ちょっと心配になって真中をナイフで切って中の状態を見てみたら、ちゃんと
火が通っている・・・・・この店の板前は、相当腕が良さそうだ。ソースを掛けて食べてみると、
これがまた美味い! 量が多いのでソロの場合は、食べきれないが、二人以上で来るなら必ず食べる
ことをお薦めしたい。。。。。
お店データ:「わくい亭」墨田区本所3-22-12 3829-3751
営業時間:17:30〜22:30 日祝休
予算:3000円前後
名物料理:牛タンしょうゆ漬け680円、メンチカツ600円、ごぼう煮380円、日替刺身680円〜
ドリンク:中生ビール580円、ビール大瓶550円、チューハイ350円、久保田千寿600円
コメント:下町の居酒屋だが、店内も綺麗で女性同伴も可。メンチカツは実に食べ応えがあって
美味い! あと、日替刺身が充実していたが、活だこの刺身ポン酢漬けがお薦めだ!!
極私的評価:★★★★
清澄白川「だるま」
大江戸線清澄白川駅から江戸資料館の通りを5〜6分程歩いたところにあり、比較的見つけ易い場所に
この店がある。入り口からして見るからに大衆居酒屋の風情があり、場所的にもサラリーマンより
地元の常連さんが圧倒的に多い。この日は平日の夕方だったが、ネクタイ姿の客は我々の二人だけと
状態だ。しかし、常連さん専用の店独特の一見客が入り難いということはないのが気に入った・・・
店内に入ると、左側に座敷席、右がわにテーブル席、奥側にカウンター席というかたちになっていて
常連さんは当然カウンター席に陣取っている。1〜2人客が圧倒的に多そうで、4人以上の客は我々以外
にはいない感じだ。我々は、左側の座敷席に座って、まずはビールを注文した。中生ビールは400円と
いう値段で安い方だ。ビールを飲みながら、壁に貼ってあるメニューを見ると、下町らしく値段はどれ
も安い! とりあえず、しめ鯖、たこ唐揚げ、あなご天、マカロニサラダ、煮込みを注文してみた。
当然マカロニサラダが一番早かったが、量もたっぷりでなかなか美味い!これで300円は安い!!
次にしめ鯖が出てきたが、さばを酢で〆たものに昆布で巻いた本格的なしめ鯖だ。これは美味い!!
量もかなりある。値段を見たら、380円となっていたが、ここの中心価格帯は300〜380円のようだ。
次に、たこの唐揚げ、あなご天と揚げ物が出てきたが、たこの唐揚げも量がたっぷりあり、揚げたて
なので、身が軟らかくて実に美味しい。あなご天は、てんぷらの衣がキツネ色になっていて、中身が
ジューシーというこれもなかなかのものだ。この店は、揚げ物がどれもいける!
ビールの後は、チューハイに変えてみたが、チューハイ専用グラスで出されてきた。まずまずの濃さで
合格点を与えても良いだろう。もう少し氷が少なくても良いかもしれないのとホッピーがないのを除けば
だが・・・・
いずれにせよ、お腹がぺこぺこの状態である程度ボリュームのあるつまみを食べて、チューハイを2〜3杯
飲んで酔いたい場合には、かなり安上がりで充分楽しめるお店であることは間違いない。鍋物もやって
いるので、夏場に大人数で鍋をつつくのも良いかもしれない。。。。。
お店データ:「だるま」江東区三好2-17-9 3643-2330
営業時間:17:00〜24:00 無休
予算:2000円前後
名物料理:マカロニサラダ300円、タコ唐揚380円、しめ鯖380円、穴子天350円、鳥唐揚380円など
ドリンク:中生ビール400円、チューハイ300円
コメント:典型的な下町の大衆居酒屋。つまみは値段が安くて量もある。特にしめ鯖、穴子天、たこの
唐揚などの揚げ物と刺身類は充実している。鍋物が夏場もやっていて、人気があるらしい。
極私的評価:★★★
高田馬場「もめん屋」
学生時代によく行ったジャズ喫茶に「intro」という店があった。この店のオーディオ装置はなかなか
凝っていて、JBL4560というスピーカーとマッキントッシュのアンプで鳴らすサウンドが素晴らしい音
で、これを大音響で聞きながらウイスキーの水割りを飲むのが最高なのだ。
この店のオーナーがジャズを聞きながら、和食と日本酒を楽しむことが出来る店としてオープンした
のが「もめん屋」である。
早稲田通りを明治通り方向に歩き、早稲田松竹(今年惜しくも閉館してしまったが)の少し手前にある
ビルの地下に入ったところにある。入り口が目立たないため、気をつけていないと通り過ぎてしまうの
で要注意だ。この店には何度も行っているが、うっかり早稲田松竹まで通り過ぎてしまい戻ることも多い。
狭い地下への階段を下りていくと、入り口が見えてくるが、地上の入り口の狭さに比べると、地下の玄関
の広さとガラス扉を通して見える店内の広さに驚いてしまう・・・・・
店内に入ると、早速ジャズが流れている。それも大音響ではなくてさりげなく流れている。女性客を意識
してのことだと思うが、店内のインテリアもこじゃれた感じで、青山か麻布あたりの和食店に近い雰囲気
がある。しかし、値段は青山、麻布価格ではなく学生街高田馬場の価格というのが嬉しい・・・・・
この店の名前からして、「もめん」が使われている通り、豆腐料理系のメニューが充実している。今回は
別の店で、ある程度お腹に入れてきたので、胃に負担のかからないあっさりいた料理を頼むことにした。
それで、まず自家製豆腐、ベトナム風春巻きと最後に日替わり刺身を頼んでみた・・・・
この店の名物料理でもある自家製豆腐は、大豆の風味と甘味が適度でお気に入りの品だ。これを食べながら
地酒をやるのが好きだと言っておきたい。当然飲み物は、いきなり日本酒にした。茨城の「武勇」本醸造
があったので、これから飲み始めた。この酒は本醸造ながら、ほのかな吟穣香と喉ごしが良い酒なので、
比較的気に入っているのだ・・・・・
料理は、次にベトナム風春巻きが出てきた。生春巻の皮にきゅうり、蟹肉、レタス、鶏肉が巻いてある
ものを特製のタレにつけて食べるのだ。甘辛い感じがなんとも言えない美味さがある! 「武勇」はあっと
いう間に飲んでしまったので、次は「十四代・本丸」にした。日替わり刺身と合うと思ったからだ。
「武勇」より「十四代」は香りが強いが、本醸造ならではのコクと切れの良さが素晴らしい!
結局、刺身を食べながら、4合も飲んでしまったが、お勘定をしたら、二人で9000円ちょっとだったので、
値段と料理の質と雰囲気の良さから言えばかなり安いと言える。特に、女性同伴がお薦めだ。。。。。
お店データ:「もめん屋」新宿区高田馬場1-6-16ユニオンビル地下 3232-1221
営業時間:17:00〜24:00 無休
予算:4000円前後
名物料理:自家製豆腐、湯葉のうに蒸し、日替わり刺身盛り合わせ、ベトナム風生春巻き
ドリンク:生ビールグラス480円、サワー400円、ワイン580円、地酒580円〜
コメント:ジャズが店内に流れているこじゃれた店で、カウンター席が心地よい。女性同伴にはうってつけ!
極私的評価:★★★★
下北沢「楽味」
下北沢駅南口で下車して徒歩1分程の非常に便の良い場所にある。三井住友銀行のあるビルはかなり目立って
いるため、誰にも見つけることは容易だ。
地下への階段を降りていき、玄関のドアを開けると、調理場に向かうようにカウンター席が10席程とテーブル
席が6つ程あるが、我々が予約したテーブル席のみ空いていたが、それ以外は全てお客が入っている・・・・
7時になったばかりなのに。たぶんここのお客は、下北沢の地元の人たちばかりなのであろう。そうでなければ
この時間で満席になる筈がない。女性客もかなり多く、この店の味がかなりのレベルであることが窺い知れる・・・・
まずは、生ビールで乾杯した後、この店の今日のお薦めの刺身を盛り合わせにして貰った。これが下の画像だが、
中トロ、うに、あわび、甘えび、はも、アジ、たこ、いか、平目etc・・・・・なんと11種類が2人前だ!
これらをわさび醤油、梅、塩などお好みの味で食べることが出来るのだ! ボリューム満点だし、新鮮でどれも
素晴らしく美味しい!!
日本酒も高清水450円、一の蔵600円と大変リーズナブルな値段となっている。もちろん、レモンサワー450円、
ウイスキー750円などもあり、飲兵衛には嬉しい品揃えとなっている。地元の人気店なので、予約していくか
ちょっと早めにいくか、ずらして遅くいくかすれば席を確保することは可能だろう。大人数では無理だが、少人数の
気心のしれた親しい人と新鮮な刺身も盛り合わせに舌鼓を打つには最高のお店だ。。。。。。
(絶品の味:本日の刺身盛り合わせ)
(photo by Harry)
お店データ:「楽味」世田谷区北沢2-12-11三井住友銀行地下 3410-6577
営業時間:17:00〜24:00 月・第3日休
予算:5000円前後
名物料理:中トロ1600円、生うに1300円、刺身盛り合わせ3000円〜、あら煮900円
ドリンク:中生ビール550円、レモンサワー450円、高清水450円、
コメント:落ち着いた大人の雰囲気を持った正統派居酒屋。日替わりの刺身の盛り合わせが凄い!
あわび、ウニ、中トロからイカ、タコまで新鮮な刺身がテンコ盛りで出されてくるのが圧巻。
極私的評価:★★★★
下北沢「とぶさかな」
「楽味」の後に、日本酒をもっと楽しみたくてやってきたのが、「とぶさかな」だ。駅からは少し歩くことになるが、
たぶん日本酒好き、芋焼酎好きで魚好きなに人間は、狂気するに違いない。それほど、良質のものを安く提供
してくれる居酒屋だ! 世田谷・杉並エリアにあるお店は、やや値段が高い傾向があるが、このお店は下町値段
で青山・赤坂クラスの割烹で味わえるものを提供してくれる・・・・・・
「味楽」で刺身を食べてきたので、刺身は遠慮して、旬の「岩がき」を頼んでみた。三陸産の岩がきは、磯の香りが
強いわりに、大ぶりの身を口に入れるとミルキーのような味覚が堪らない!これを「九平次」の純米で流し込んで
いくと、純米の香りと磯の香りが口の中でほど良く調和して実に心地よい。
突き出しで出てきたあら煮とイカワタのホイール焼を食べながら、田酒、刈穂などの東北地方の純米酒をがんがん
呑んでしまった。これらの地酒の値段も一合600〜700円と良心的な値段だ。芋焼酎も、富乃宝山が480円と安い!
あと刺身以外のメニュも充実していて、豚の角煮、厚焼き玉子、くみ豆腐などもあり客の舌を飽きさせない工夫が
出来ていて心憎いと言って良いかもしれない。下北沢で呑むなら必ず顔を出しておきたい店である。。。。。
(牡蠣の王者:三陸の岩がき)
(photo by Harry)
お店データ:「とぶさかな」世田谷区北沢2-15-5 3414-6611
営業時間:17:30〜24:00 火休み
予算:4000円前後
名物料理:岩がき750円、豚の角シーフードサラダ、
ドリンク:中生ビール480円、ハーフ&ハーフ500円、ウーロンハイ400円、九平次650円、田酒700円
コメント:テラス席も気持ちが良いが、奥の隠し部屋のような座敷がまったりとして落ち着ける。
この席で、地酒を飲みながら新鮮な魚介類を食べるのが最高だ”!
極私的評価:★★★★★
赤羽「まるよし」
赤羽駅東口を出て、バス乗り場の右側に歩けばすぐ目の前に見えてくるという好立地の店だ。
2間ほどの間口の入り口を入ると、コの字型のカウンター席とテーブル席があるが、大抵のお客は
カウンター席に座って、テレビを見ながら一人で飲んでいるソロ客ばかりである。大勢のお客が
いる割には、静かな感じがするのはソロ客が多いせいだろうか・・・・・
私もソロで入ったので、カウンター席の一番入り口に近い席に座り、まずホッピーを頼んだ。
この店のホッピーは、調理場で作られて出てくるため、ホッピーグラスだけ登場してきた。
最近飲みに行く店は、大概瓶とグラスが別々で焼酎がグラスになみなみと入った状態で登場する
状態に慣れてしまっていたので、店員が作ってくれたものを飲むはかなり久しぶりになる・・・・
一口飲んで思ったのは、グラスにたっぷりの氷とレモンが入っているので、正直言ってやや薄い
ような気がする・・・中味だけのお代わりも出来ないので、飲み代としてもやや高くつくし・・・
相当喉が渇いていたので、あっという間に一杯目は飲んでしまい、次には黒ホッピーを頼んだ。
薄いような気がすると言っても、黒ホッピーを飲み始める頃には、少し酔いが回ってきて気持ち
良くなってきた・・・・考えてみれば、かなり濃い目のホッピーを出してくれる店ばかり行っていた
訳で、この店のホッピーの濃さは普通だと言っておきたい。
さてこの店は、もつ焼きの店なんで、焼き物を頼まなきゃ〜と、タン、ハツ、カシラを塩で2本づつ
焼いて貰うことにした。肉の大きさが「加賀屋」よりやや小ぶりなこと、炭火ではなくガスで焼く
ところが気になるが、焼き上がってきたものを食べたら、まずまずだったし、1本70円!という格安
な値段を考えれば、充分許容出来る範囲と言って良いだろう。
あと、アテとして頼んだのが、この店の名物料理「キャベ玉」だ。これは、キャベツと玉子を炒めた
ものだが、量がたっぷりあってビールやホッピーのアテに最高だ! 大皿に山盛りで出てくるので、
これともつ焼きを何本か注文すれば、充分お腹一杯になる代物だ。これで300円は素晴らしい!
もう少し時間があれば、もう一つの名物料理「ニラ玉」もいってみたいところだが、次回来た時の
楽しみに取っておくことにした。勘定は1420円と、立ち飲み価格並みだった。駅前なので、ふらっと
軽く飲んでみたい時や、「いこい」や「まるますや」が込んでいる時には、立ち寄りたい店だ。。。。
お店データ:「まるよし」北区赤羽1-2-4 3901-8859
営業時間:14:30〜23:30 日曜休み
予算:2000円前後
名物料理:きゃべ玉、ニラ玉が美味い! もつ焼きはなんと1本70円!という安さだ
ドリンク:ホッピー350円(白・黒)、サッポロラガー500円、サワー350円
コメント:赤羽駅前の好立地の割に、値段が破格値! 特にお薦めなのが、皿一杯に出てくる
キャベ玉(キャベツと玉子炒め)300円だ!これをアテに飲むサッポロラガーは最高だ!!
極私的評価:★★★